後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

明治の柩

2008年03月28日 | Weblog
札幌駅からJRで約20分で白石駅に着く
そこから徒歩で約10分
大きな道の歩道を歩いて行くと
写真の看板が出てくる
看板下の奥に見える茶色のビルが
酪農学園大学の本部ビルだ

集会にはまだ随分時間があり
渡された資料の中に入っていた
「酪農学園の歴史と使命」を読む
創立者の黒澤酉蔵氏の伝記である

彼が生きていて雪印乳業のその後を知ったら
その失意、落胆ぶりは想像を絶するものだろう

ところで黒澤酉蔵氏は若いころに
足尾鉱毒事件を弾劾し続けた田中正造に私淑し
生き方について多くのものを学んだようである

不思議おじさんは、北海道にまで来て
田中正造に出会うとは思わなかった
不思議おじさんも、ちょうど20歳くらいに
田中正造に出会ったからだ

googleで、「明治の柩」を検索したら
トップに不思議おじさんに関係する記事がある
宮本研の戯曲を梅田の関電ホールで上演した記事
そのときは、マチネーで2回公演
後に不思議おじさんの大学などの学長になる森●先生など
大勢が観に来てくれたことを覚えている
全共闘以前の、まだ平和なときであった

時は移っても
田中正造が批判した国家像は
グローバリゼーションにまで増幅して
荒々しくも世界を闊歩し続けている