詠里庵ぶろぐ

詠里庵

昨日は他大学

2010-07-09 07:55:42 | サイエンス
のGCOEに呼ばれて講演して来ました。その前に挨拶に立った代表者の言葉の中に、悩みがあります、というのがありました。それはいみじくも同じ悩み、いや悩みというより将来に向けての危惧というべきかもしれません。大学院生特に博士課程の院生達が外部での滞在研究になかなか行きたがらないというのです。これでは将来の指導層が、海外に知己がいるとか海外事情を肌で感じられるといったことなく、社会を率いることになってしまうわけです。どこも同じ悩みだなと思いましたが、これは大したことなくはありません。過去に攘夷とか戦争に進んで行ってしまったのもこれです。

原因は何なんでしょうね? 現在のいごごちがいいということなんでしょうか?
あるいは奨励するとかえって意欲がなくなるのでしょうか? 私の年代は「行かせてくれ」と言わないと行けなかったので、英会話がまだまだだけど大丈夫だろうかとか、自分の発表では「あれはダメ」とレッテルを貼られるのではという恐怖心があったところを、それを振り切って行ったものです。

と書いている目の前で「ドイツのフラウンホーファー研究所が大阪に拠点」というニュース。向こうからこういうのがやってくるというのは結構なことですね。これはどうなるんでしょう。ちょっと注目。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする