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蘇る 休眠盤CD DCD-1500AE+ESS9018 Todd Rundgren,SOUL BALLADS,Helen Merrill,etc

2023年06月14日 | 音楽

球アンプに 目覚めて そろそろ1年になりますかねぇ・・

それまではトランジスターアンプでハイレゾサウンドを追及をしてきたわけで、とにかく解像度を上げる事が課題でした それゆえ16bit/44.1kHzの通常盤CDをそのまま再生する事はなかった。ところが”球アンプ”を使うようになって、解像度アップよりも『音楽そのものを美音でゆ~ったりと聴く』ことを楽しむように代わってきたわけで、再び通常盤CDを再生するためにDENON DCD-1500AEを入手したわけでした。そのDCD-1500AEは単体でもそこそこのレベルで楽しむ事は出来たのですが、そこは悲しいかな マニアの性癖( さ が )が沸き起こり D/Aコンバーターを繋いでみたらどうなるだろう?という冒険心が!

コチラも数年間放置されたままになってきた かつてのD/Aコンバーターの最高峰と云われたESS9018 が登場  

 DCD-1500AEのDIGITAL OUTから同軸ケーブルを通して上側のESS9018に接続

いや~ コリャなかなか良い組合せでしたわ!!

ネット検索ではDCD-1500AEをトランスポート使用しているレビューもあったりするので 同じような考えも方もいらっしゃるようで安心しました 以前このD/Aコンバーターを常用している時には各種フィルターの切替によるサウンド変化が全く判らなかったのですが、完全なるA級アンプであるシングル球アンプだと わずかな違いまでも聴き取れるのは驚きです

  現状のシステムがコチラ

アンプが小振りで 見た目には物足りない感 はあるもののサウンド的には マズマズの上質サウンドになっておりますヨ~

  で、ココからが本題なのですが、、

こうして通常盤CDを楽しむシステムが整ったところで、死蔵盤?というか 休眠盤?と云おうか  数十年以上も放置され 二度と聴くことは無いと思われCD棚の隅っこに追いやられたCDを発掘してみたわけです

購入時には それぞれに思い入れがあって、期待を込めてプレーヤーに乗せたものの 自分の期待していたサウンドとは異なるモノが現れ ガックリきてそのまま放置 という感じ

  コレはスゴイぞ Todd Rundgren トッド ラングレン

ご本人やファンの方には全く申し訳ないのですが、トッド ラングレン については知識が無いのです。その当時(多分80年代後半)、ヨーロッパ系の若手ミュージシャンバンドがラテン系ビートを込めたファッショナブルサウンドが流行っていて WORK SHY というバンドの『 I SAW THE LIGHT 』という曲が何かのCMに使われヒットしてました。 その作曲家がトッドラングレンと判って、きっとこの人なら相当スゴイ曲があるに違いないと考え 六本木WAVEで物色して入手した記憶です

今と違って、昔はネット検索も配信も無いので未知のアーティストの作品情報なんてのは音楽評論家の雑誌記事とかラジオ番組の特集でもなければ得られなかったわけでCDを選ぶのも『 賭 け 』みたいな感じでした。恐らくは自身の期待とは異なるサウンドだったので放置されてきたと思いますが、コレは録音状態も良好でスッキリと伸び伸びした快適サウンドですわ~ ロックながら深みも感じました~

  ソウルトレインなんてTV番組もあった SOUL BALLADS

曖昧な記憶ながら、恐らくは70年代後半から80年代にかけてディスコブームがありましたねぇ・・ 薄暗いダンスフロアにけたたましい大音量の音楽とミラーボールの目まぐるしい照明のなか踊りまくる  黒人の男女が次々に激しいダンスを披露するSOUL TRAIN ソウルトレイン というTV番組もありました~

ダンスミュージックはアップテンポでしたが、黒人ボーカルが ゆっ~たり と歌い上げるのが SOUL BALLAD ソウルバラード でして コレもなかなか 渋 い 趣 き のある音楽です。結構 奥が深くて極めるのが大変だったので手っ取り早くダイジェスト的に聴いてみたのがコチラ  黒人独特の 切なさ?というか、訴えかける ように歌いかけてくる力強さもキュンときますわ~

  たしか、 ニューヨークのため息 Helen Merrill  ヘレンメリル   

コチラはJAZZファンなら御存知の有名盤ですネ 本来ならばブルー系の顔写真のアルバムなんですが、恐らくはコノ盤の方が安かったのだと記憶。 安かったせいか音質が良くなく MONO盤だったこともあって そのまま放置してあったのだと思われます  球アンプで聴くと、ボーカルがより一層 魅力的に聴けるので、同じ盤でも 美声が耳元に迫ってくる感じ  まさにニューヨークのため息 ですわ!!

  ブラジルの民族音楽 BRAZIL ROOTS SAMBA

多くの方々はブラジル音楽と云えば サンバ、ボサノバ と連想されることでしょう そして恐らくはボサノバの方がより知れ渡っているので 多くはボサノバを思い浮かべているだろうと思います。ボサノバは新しい音楽なので、サンバよりも 洗練され おしゃれな雰囲気のサウンドになってるわけです。

記憶が定かではないのですが、、 何かの雑誌で音楽の新譜CDの紹介で評論家?が賞賛していたのでわざわざ探して入手したCDだったと思うのですが、思いっ切り期待を裏切られたのだった と思います。当時 私自身もサンバとボサノバを混同しており 洗練されたお洒落な 音楽を期待したわけですが、コチラは本物のサンバだったわけです。本物のサンバとは表題に書いたようにブラジルの民族音楽なわけで 我が国で云えば民謡みたいな感じでしょうか、なので土着の感じが強くドッシリした印象です 洗練された軽やかなサウンドではないのです!! コチラも球アンプで聴くと 暑く濃密な空気感を感じます

  ラウンジ サウンドも流行りましたネ~ JAMES LAST

コチラは80年代後半ですかネェ~ 世間一般にはなっていませんでしたが、一部の音楽ファンにはLOUNGEラウンジ というジャンル?(カテゴリー?)が結構 流行っておりました

そんな当時 タワーレコードとかには LOUNGE ラウンジ を集めたコーナーとかもあったような記憶がありまして 恐らくはそこで入手したと思います。しかし全体的に何となく単調な雰囲気でヴァリエーションが少ない印象で そのまま放置   改めて ゆったりとそれぞれの楽曲を聴き込んでみるのも球アンプならではの お楽しみ という感じですかねぇ

  コレは古い フュージョン DAN SIEGEL ダン シーゲル

コチラはひょっとすると1982年に初めてCDが一般発売されるようになってから、それほど時間が経たずに入手したものじゃないかと思います(あくまで曖昧な記憶ですから真偽のほどは??)

CD発売早々は それほどタイトルも多くなく、コレ欲しい! と感じる盤が少なかった。そんな折に、ようやく発売されたフュージョン モノです。レコードでは聴いていた盤なので マア期待通りだったような・・

その後は新譜発売が本調子になり毎月ドッサリ発表されるようになり、早々に新譜CDに圧されて隅っこに追いやられたものと思われます。 当時は海外旅行なんて夢の夢みたい感じで、こんな白砂のビーチの小屋なんてのは遠い夢の世界でした~ 

 

いやはや、まだまだ休眠盤やら死蔵盤が CD棚の隅っこに放置されておりますので まだしばらくは お楽しみが続きそうですわ~