オーディオマニアにとってカートリッジの選択ほど悩ましいものはないです!!
何しろピンからキリまで、すなわち数千円から50万以上のモノも溢れており新旧あわせると数百種類も存在するんじゃないでしょうか・・ 一般的に考えるなら価格の高いモノほど良い音と思われがちですが 必ずしもそうでもなく、自分の好みのサウンドかどうかが一番重要なファクターになっております。
昨年夏に球EQアンプ(雅琴MS-12B)の改造が完成した際もカートリッジの選択には迷いに迷って、複数のマニアからもご意見を賜り、ようやくデンマークの老舗メーカー ortofon オルトフォン 2mシリーズ の入門機種 red に落ち着いたわけです。
◎ コチラは世界中でベストセラーにもなった機種であり、価格の割に非常に優秀なカートリッジです。細かい接続調整なしで適当に取付けるだけで十分に満足できる高品位なサウンドが得られ、これまで使用してきたカートリッジよりも随分と使い易い印象です。
しかし人間の欲望というのは際限が無いわけで、しばらくするとコレでは物足りなくなってきました・・・
もう少し上級クラスへグレードアップしたい!!という願望がムクムク
再び、さんざん迷った挙句 同じくortofon 2mシリーズ の一段上級クラスの blue を入手
◎ さすがに価格差が2倍もありますので明確な音質のアップがありました~
以前の red では聴き取れなかったボーカル脇のコーラスが2声なのか3声なのか 更には エコーのかかり方までもクッキリと聴こえるようになりました ス ゴ イ わ ~
コレは針先の違いによる性能差だろうと思われまして、red は接合針(針の先だけダイヤモンドが付けられている)なのに対して、blue はダイヤモンド無垢針(針の全体がダイヤモンド)という違いがあるわけです。
もっとも肉眼では区別できませんけれど、、、
こうして明らかな音質向上が感じられ、やっぱり 価格の高い方が 良い音じゃ~
と 満 足 し た の も 束の間!!
ア レ ー??
明確にサウンドが向上したのは間違いないけれど、、 レコード特有の”音圧が飛び出してくる”感じ =すなわちパンチ力 が薄らいでしまったんじゃないの~
コレは、レコードを楽しむ には大問題ですわ~
何しろデジタルとかハイレゾでは得られなかった『パンチ力』こそがレコードの魅力の一つなのですから
はてさて、またしても カートリッジ選択のお悩みが始まってしまいました~
あーでもない、こーでもない、と機種選定に悩む日々が一番の楽しみなのかも知れませんが、、
ま だ ま だ 続 き そ う で す ~