久々にオーディオ関連です
名ばかりのオーディオルームも仕上がり、さて 秋の夜長に ゆったりと音楽を楽しもうか という所なのですが、、、
私の所有する機器は古いせいか段々と不調が顕著になってきております。
以前にも紹介したように、長年付き合って(改造を重ねて)活躍してもらった DENONのDCD-1650AZ がほぼ絶望状態(読取りピックアップを交換してもNGのまま)となっており、CDを聴くことが出来ません。 そこで思い付いたのが、DENONのDVD2930をCDトランスポートとして利用するアイデアです。多分10年近く前にSACDを聴きたくて入手したのだろうと思われますが、、
少なくとも5年以上は一切動かしていない放ったらかしで 果たして動くのかどうかも不明の器材です。
しかし日本の工業製品というか家電製品は非常に優秀で、それだけ放置してあっても一応は動作しました!!
◎ ですが、残念ながらディスクトレーの開きが悪い!!
OPENのボタンを押すと一応 少しだけ反応を示し 動こうとするんですが、何か障害があり開きません。トレーの端っこを指先で無理矢理 引っ張ってやるとスルーっと開きます。なので長年の放置で、恐らくはスライド可動部のオイル切れで動きが重くてなって動かしきれない のだろうと勝手に推測し、グリースアップをすることに
で蓋を開けてみると、こんな感じです。
なんとオーディオ機器なのに、電源部分が見当たりません
恐らくはこの基板が電源回路なのでしょうが、ビデオ用みたいな電源だけでオーディオ用の電源(要は重量級トランス)は見当たりません。
これでは良いサウンドは期待できないのかも と感じながらも、マア トランスポート使用だからアナログ回路は関係ないか と先に進むことに
マニュアルに従って分解を進めるのですが、、、
フロントパネルを外したり、果たしてCDというかDVDドライブメカを取り外すだけなのに、ここまで基板を外さないといけないのか?と思うほど分解してゆきます。
苦労して ようやくドライブメカを取外しました。
◎ トレーの開閉は、この白いプラスチック部分が左右にスライドして、ロック?が解除される仕組みになっているようです。
そのスライド部分の周辺はカサカサで 如何にも摩擦が多そうなので、スプレーグリスをシュッとヒト吹きして 軽~く 滑らかに 動くよう になりました。
これだけ滑らかに動くようになれば、経年劣化でモーターの駆動力が低下していても大丈夫だろうと、仮組立して「OPEN」と「CLOSE」を繰り返し・繰り返し 動作確認
★ 確実に 間違いなく トレーの開閉が出来る事を確認して
再 組 立 て 。
そして、定位置にセットし 電源をON
イッパツ目は「OPEN」にて、スイーッとトレーが開き大満足!! ヤッター大成功と大喜び
が、「OPEN」と「CLOSE」を繰り返すと 次からは以前と同様にトレーが出なくなりました!!
なんじゃ~ コレ!!
そして、ココからが還暦オヤジの大逆転
多分、若い頃には考えも付かなかった、或いは考えても恥ずかしく実行できなかった であろう暴挙
もう、この年頃になると 恥も外聞も無し って感じなので、アッサリと次の手を実行しました。
◎ ジャーン トレーの下に引っ張りべろを貼り付けました!!
たまたまリフォーム作業のフローリング床貼りの際に高さ調整用に用意した1mm厚のプラ板が大量に残っており、そいつを流用しました。ちょうどトレーの下のクリアランスが1mm以上有ったので余裕で貼り付けられました ラッキー
でも、驚くなかれ、このカッチョ悪い「ベロ」を付けて以降は 何故か正常にトレーが開いております。まったく不思議としか言いようがありませんが、今の所は百発百中で開いております。
このDVD2930のデジタル信号を同軸ケーブル経由で、かつて改造しまくった中華製 ESS9018 DAC にて再生してみたのですが、、、 やはりCD専用のDCD1650AZとは格の違いが明確な感じがしております~ コチラはあくまでDVDプレーヤーでありまして映像再生がメインの機器だと思われます。