無冠の父

2012年07月20日 | 健康・病気

やっと「無冠の父」(阿久悠著 岩波書店)のことを書きます。
久しぶりに、いい小説を読んだ。
こういう小説を読むとしみじみ読書することは幸せだと思う。

「『無冠の父』は、阿久悠の手になる長編小説のなかで唯一の未発表作品である。
一九九三(平成五)年の九月から一一月にかけて執筆され、完成稿が編集者に渡されたが、
改稿を求めた編集者に対して阿久悠は原稿を戻させ、以後、
二〇〇七年八月に没するまでこの作品についていっさい語ることはなかった。…」

と本の最後に「本書刊行の経緯」が書いてある。
阿久悠は、どういう気持ちでこの小説を出版しないまま死んで行ったのだろう。

この小説は、阿久悠の実父のことを書いている。
九州で生まれ、淡路島の駐在所の警官として生きた阿久悠の父は、実に堅く真面目な人間だった。
8月15日の終戦の日には、誰もが腹を切るかと思っていたような人だった。

阿久悠という作詞家は、このような家庭環境で生まれたんですね。
私は、阿久悠の歌が大好きです。
これまでの作詞家の中で一番の人だと私は思っている。
(なかにし礼も素晴らしい)

「第三章 俳句」に、父と子が俳句を作るシーンがあった。
阿久悠の他の俳句もきっと素晴らしいのではないかと思う。

天皇の声に重なる蝉の声

松虫の 腹切れと鳴く声にくし

この子らの 案内頼むぞ 夏蛍

 

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橋下徹大阪市長

2012年07月19日 | 健康・病気

私は、橋下徹大阪市長という人の行動に注目していた。
何かを変えそうな人だと思っていた。
その人がこういうことを週刊誌に書かれてしまった。

橋下徹大阪市長の元愛人が告白「裸の総理候補」

なんか力が抜けます。
むかしのプロの女性ならこういうことは黙っているのでしょうね。
でも、そのころ週刊誌があって、金を積まれたら喋ってしまうのかな。
それにしても週刊誌の記者というものはすごい。
さみしい仕事とは思うけどね。

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阪神、ドローしようもない

2012年07月18日 | 健康・病気

今日、私は仕事が休み。
午後、水中ストレッチの会に出かけた。
会は、来週から学校が夏休みに入るので1ヶ月お休みになる。
駒場屋内プールが混むからです。
私がちゃんと泳げるようになるのはいつのことでしょう?

水中ストレッチから帰ると私はいつも布団に横になる。
身体が疲労して起きていられないのです。
すぐ熟睡となる。
TBSラジオをかけて「荒川強啓デイ・キャッチ!」を聴いていた。
5時前にやる「勝ち抜き時事川柳」が大好きなのです。
しかし、残念なことに今日目が覚めたのは午後6時前だった。
目が覚めるとラジオで阪神巨人戦の中継をやっていた。
3回に沢村が打たれた。
一死一塁から鳥谷、新井貴、金本に3連打を浴びて2失点。
これで安心した。
私は、米原の友人にメールを打った。
「阪神先制2点、これでシーズン前半戦の最終日は勝ったかな」
これがまずかった。

私はメシのよういをして8時からは「ためしてガッテン」を観た。
すると9時ぐらいに米原の友人から電話がかかってきた。
巨人が同点にしたと。
それから友人はさんざん阪神和田監督の悪口を語った。
来年は、落合に監督になってもらおう。
いっていることは理解できる。
そのあと2回ほど彼から電話がきた。
結局、今日も阪神は勝てなかった。

最終的に米原の友人から電話がきて、2人で阪神をののしり合った。
彼とは、2003年に一緒に甲子園に行って阪神広島戦を観た。
2003年の九想話「六甲おろし」。

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60歳から

2012年07月18日 | 健康・病気

桑田佳祐の歌ってガッテン」を観た。
私は彼の音楽が大好きです。

私は若いとき歌を作りたいと思っていた。
何曲か作った歌はある。
桑田佳祐の歌を聴いていて、無性に歌を作りたいと思った。

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アンチエイジング

2012年07月18日 | 健康・病気

探検バクモン「アンチエイジングはどこまで可能か?PART2」を観た。
先週は、46歳の元祖美魔女・君島十和子のアンチエイジング術を大公開していた。
その1つは、絶対日焼けしない、ということだった。
自ら実践する若返り術が次々ベストセラーになっている外科医・南雲吉則57歳の
若さを保つ方法も報告していた。
「アンチ・アンチエイジング」を唱える分子生物学者・福岡伸一はいう。
生物学的に若返ることはありえない。
アメリカのアンチエイジング医学会では、
「老化は治療可能な病気のひとつ」と位置づけているという。

私は思う。
ただ長生きしたり見た目を若返らせたりすることに夢中になることなんかくだらない。
年を取っても若い頃のように活き活きとした生活を送れる肉体と心でいたい。
そのためには、いくつになっても健康な身体で夢を持って生きていたいと思う。

 

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軽井沢アウトレット

2012年07月17日 | 健康・病気

女房が日曜日に軽井沢にやってきた。
それで昨日、軽井沢プリンスショッピングプラザに行った。
前日、東京から高速バスで来るとき碓井軽井沢インターからものすごい渋滞だったという。
それじゃ、ということで私たちは電車で行くことにした。

 

 

中軽井沢駅の新しい駅の営業は20日からだと張り紙がしてあった。
ですからこのプレハブの駅舎ももうすぐ取り壊されるのだろう。
新しい駅は跨線橋の上に出来るらしい。
こんどは2つの駅の出口が出来るからだろう。
電車の上に写っている古い跨線橋もいつか消滅してしまうのでしょう。

 

軽井沢駅のホームに降りるとすごい人だった。
アウトレットで7月13日から22日まで「軽井沢・夏バーゲン」をやっているからだろう。
女房が通勤に使っている西武池袋線の電車の中のポスターを見て、
あの人が行きたいと思ったから、私は来たようなものです。

 

この写真は駅の上から写したのですが、道路に車が並んでいる。
私たちも車で来たらこの中の1台になっていた。
待たされるのだろうな。
中軽井沢駅から軽井沢駅までは、しなの鉄道で4分です。
たまに電車に乗るのもいいもんですね。
まだ開店前だったので、店の前で人が沢山待ってます。



「アサイチ40%引き」なんてやっていた店もあったが、結局、私のものは何も買わなかった。
女房のTシャツを1枚と、孫のワンピースを2枚買っただけでした。
こんどの日曜日に孫に会いに行きます。
そのときプレゼントします。

この日夜勤があったので、私は、開放感ゼロでした。

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私も行きたい

2012年07月17日 | 健康・病気

「同じ思いの人がこんなに」=脱原発集会に「17万人」―酷暑の中、最大規模・東京(時事通信) - goo ニュース

原発は、不完全なものだと思う。
そんなもので発電していることが怖い。
経済的な理由で原発をやめられないらしいが、
経済的なことを本当に考えたら、原発はやめたほうがいい。

コメント (2)
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宵待草と月見草

2012年07月16日 | 健康・病気

13日の「夏の湯川ふるさと公園」という九想話に載せた写真の中で黄色い花の名前を、
アンジェラさんは「アレチマツヨイグサ」、翔空さんは「オオマツヨイグサ」と教えてくださった。
ネットでそれぞれの花の写真を見て、湯川ふるさと公園にあった花は「オオマツヨイグサ」に近いかな?
と思ったりするが、正直なところよく分からない。
それはそれとしておふたりには感謝します。

翔空さんのコメントを読んで、「太宰治と月見草」「竹下夢二と宵待草」をネットで調べてみた。
エェ…!そうだったのか…、私がこれまで知らなかったことを初めて知った。
(ホントにおれって無知だな~)っと思った。
穴があったら………。

太宰治が「富嶽百景」で、
> 黄金色の月見草の花ひとつ、花弁もあぎやかに消えず残った。
> 三七七八米の富士の山と、立派に相対峙し、みぢんもゆるがず、
> なんと言ふのか、金剛力草とでも言ひたいくらゐ、
> けなげにすつくと立つてゐたあの月見草は、よかつた。
> 富士には、月見草がよく似合ふ。
と書いているが、あの月見草は、「オオマツヨイグサ」か「マツヨイグサ」のようだ。

竹下夢二の「宵待草」は、竹下自身も最初は「待宵草」としていたらしい。
この宵待草は、「マツヨイグサ」のようだ。

太宰治は、「オオマツヨイグサ」か「マツヨイグサ」を月見草と思っていた。
「宵待草」という花は存在せず、竹下夢二が、
「音感の美しさにこだわってこう替えたとされ」たようだ。
しかし、花ってむずかしいな、とあらためてしみじみ思った。

コメント (2)
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コウモリくん

2012年07月15日 | 健康・病気



私の職場の天井に、こんなものがいました。
網でつかまえて、外に逃がしました。
先日、警備会社から
「深夜に異常発報があったため伺いましたが異常なかった」という報告がきていた。
おそらくこいつが天井のセンサーの前を通ったのだろう。
開いた口がどうもうな感じですが、身体が小さいため可愛い。
これは、なんというコウモリだろう。

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ラジオ文芸館「棚の隅」

2012年07月14日 | 健康・病気

今朝、8時5分からのラジオ文芸館を聴いた。
ここのところ毎週聴いているが、あまり感銘を受けた作品がない。
土曜日の朝は、私が睡眠不足でいい体調で聴いていない、ということもある。
なので九想話にも書かない。
今日の「棚の隅」(作 連城三紀彦)もあらすじを聴いて期待したんだが、それほどでもなかった。

小さな玩具店を経営する康雄は、10年前に離婚した。
今は、前妻の子どもの毅を実の息子のように優しく育ててくれる再婚した妻と、
ささやかながらも幸せに暮らしている。
そんなある日、中年の女性客が棚の隅にある売れ残ったおもちゃを買って帰る。
その女性客は、前妻の擁子だった。
かつて、自分と幼い子を捨てて従業員の男と逃げた擁子の来訪に、康雄は戸惑う。

ここまではどんどん物語に引き込まれていった。
ところがそのあとがなんとも私の興味を引かさせてくれなかった。
その女性の客は、何度か店にやってきて、棚の隅にある売れ残った玩具を買っていく。
何も康雄とは話さない。
康雄は、前妻が男と逃げてどんな暮らしをして今日まできたか、
などと知りたかったがその女性と話さないのでわからな。
そのうちに女性は店に来なくなった。
それで話は終わりだ。

これまでも連城三紀彦の小説は読んでいて、私の好きなものが多かった。
しかし、この小説は私にとってイマイチだった。

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