ラジオ文芸館「棚の隅」

2012年07月14日 | 健康・病気

今朝、8時5分からのラジオ文芸館を聴いた。
ここのところ毎週聴いているが、あまり感銘を受けた作品がない。
土曜日の朝は、私が睡眠不足でいい体調で聴いていない、ということもある。
なので九想話にも書かない。
今日の「棚の隅」(作 連城三紀彦)もあらすじを聴いて期待したんだが、それほどでもなかった。

小さな玩具店を経営する康雄は、10年前に離婚した。
今は、前妻の子どもの毅を実の息子のように優しく育ててくれる再婚した妻と、
ささやかながらも幸せに暮らしている。
そんなある日、中年の女性客が棚の隅にある売れ残ったおもちゃを買って帰る。
その女性客は、前妻の擁子だった。
かつて、自分と幼い子を捨てて従業員の男と逃げた擁子の来訪に、康雄は戸惑う。

ここまではどんどん物語に引き込まれていった。
ところがそのあとがなんとも私の興味を引かさせてくれなかった。
その女性の客は、何度か店にやってきて、棚の隅にある売れ残った玩具を買っていく。
何も康雄とは話さない。
康雄は、前妻が男と逃げてどんな暮らしをして今日まできたか、
などと知りたかったがその女性と話さないのでわからな。
そのうちに女性は店に来なくなった。
それで話は終わりだ。

これまでも連城三紀彦の小説は読んでいて、私の好きなものが多かった。
しかし、この小説は私にとってイマイチだった。

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村上信夫

2012年07月14日 | 健康・病気

NHKのラジオ文芸が終わって、私はダイアルをTBSラジオに替えた。
9時になり、「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」(TBSラジオ)の「話の特集」に、
元NHKエグゼクティブアナウンサーの村上信夫が出た。
3月までNHKラジオの「ラジオビタミン」をやっていたアナウンサーです。
何も知らなかった私は吃驚して、そして喜んだ。
村上信夫が永六輔に憧れていることは昔から知っていた。
彼が高校生のときに、「土曜ワイド」の永六輔にハガキを書き、読まれたことを何度も自慢している。

久しぶりの村上信夫の声だ。
文化放送の鎌田實とやっている「日曜はがんばらない」はネットで聴いているが、
なんとなくこれまでの村上信夫の雰囲気とちがう。
TBSは初めての彼は最初ちょっと硬かった。
しかし、10分もたつとあの村上信夫になった。
ダジャレも飛び出す。
ある噺家の独演会にゲストに出て、
「いつか土曜ワイドのあとがまを狙っている」
と話したことをそこに行っていた人がメールでバラしていた。
永六輔の土曜ワイドのあとをやれるのは、久米宏か村上信夫ぐらいだと思う。
それはそれとして、村上信夫にはまた「ラジオビタミン」のような番組をやってもらいたい。
私の予想としては、そのうち「ラジオ深夜便」のアンカーをやるのではないかと思っている。

ちなみに、「ラジオビタミン」のあとの「すっぴん!」を、現在の私はほとんど聴いていない。
魅力的なゲストが出たときは聴くが、それ以外は聴きたいと思わない。
村上信夫と比べてはまずいと思うが、今の人はラジオには向いてない。

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