今日、妻は会社が休みだった。
朝、妻は庭の草を取ったり、私はゴーヤのネットをきめ細やかに作り直したりしていた。
そのとき道路のほうにいた妻に、男の人が声をかけてきた。
妻が呼ぶので私はそっちに歩いて行った。
その人がマスクをしていたので、私も家の中に入りマスクをつけた。
その人は、道路をはさんだ隣の家に明日引っ越してくるという。
先月からリフォーム業者がいろいろやっていたけど、その人が住むらしい。
長崎から引っ越してくるという。
生まれは川越だけど、長崎に20何年住んでいたらしい。
その人は、「ちょっと待って下さい」といって家に戻り、
20センチほどの箱を持ってきた。
それは福砂屋のカステラだった。
何十年か前、食べたことがあるカステラです。
その人がどういう人が分かりません。
これから道路をはさんで隣同士になる人です。
いい人であってほしい。
以前その家に住んでいた人はひどい人だった。
いつも道路に車を停めていた。
じゃまでした。
私は、警察を呼んで注意してもらったが、しばらくしてまた道路に駐車していた。
その人は、昨年の5月に引っ越していった。
賃貸しの家を借りていたらしい。
その家は昨年から、売りに出されていた。
その家をカステラをくれた人が買ったようだ。
新しく引越してくる人と、いい関係で仲良くしたいと思います。
午後3時頃、コーヒーを淹れてカステラを食べた。
ああ・・・カステラは美味しいなと思った。
私が子どもの頃、カステラというものを食べたことがなかった。
2016年12月30日九想話「路駐のことで隣人と争う」
2016年12月31日九想話「路駐のことで隣人と争う-2」