働く妻

2022年06月26日 | 家族

明日の月曜日の朝、妻はおそらくいう。
「会社に行くの、めんどくさいな」
「じゃ、辞めちゃいなよ」
と私はいうだろう。
「でも辞めない。これが~」
といって、親指と人差し指を丸めた右手を前に出す。
“お金が欲しい”ということです。
私の年金は少ない、妻のささやかな収入がなかったらわが家は苦しい。
2年ほど前まで妻は正社員だった。
最初、現在の会社に入ったときは契約社員だったが、
何年か前、会社の方針が変わって正社員になれた。
しかし、通勤時間が2時間のことや年齢のことを考えて今はバイトになった。
9時から17時半で月16日勤務にしている。
65歳のあの人に、それだけ働いてもらうことに私は申し訳なさを感じている。
妻は、70歳まで働くという。
私としてはそんなに働かなくてもいいと思っている。
来年12月で、今住んでいる中古で買った家のローンが終わる。
そのへんで妻は会社を辞めてもいいんではないか、と私は思っている。
でもそのときが近づいてきたときでも妻は、
「これが~」
といって、親指と人差し指を丸めた右手を前に出すのではないか、と思う。

 

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