色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

2014年10月03日 | 健康・病気

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(村上春樹 文芸春秋)を昨夜読了した。
ミステリー小説のようで面白かった。
高校生のときから仲良くしていた男3人、女2人の5人の中で、
この小説の主人公の多崎つくるだけが高校を卒業して東京の大学に進学し、
他の4人は地元名古屋の大学に入る。
つくる以外の人の名前は色の文字が入った名前だった。
(赤松 慶、青海 悦夫、白根 柚木、黒埜 恵里)
それがニックネームになり、アカ、アオ、クロ、シロと呼び合った。
つくるはつくるだった。
大学2年のときに、つくるは4人から絶縁される。
そのことが原因で、大学2年の7月から、翌年の1月にかけて、多崎つくるはほとんど死ぬことだけを考えていた。
ここまで読んで私は、この小説の中に取り込まれてしまった。
なぜ、名古屋に住む友人4人は、つくるを仲間外れにしたのか?

ぜひともこの小説を読んで欲しいのでこの先は書きません。
この本はかなり売れたんですよね。
それじゃ、みなさんの中にも読んでいる人が多いのかな?
私も、本が発売されたときに買って読みたいと考えていた。
「1Q84」は、買ってすぐ読んだ。
でも、なぜかこの本は買う気がしなかった。
先日図書館にあったので借りてきた。
でも、いろんな意味でこの小説は中途半端です。
結論が書いてない。
読者に判断を預けていて、それがいいのかな?
少し時間をおいて、もう一度読みなおしてみようと思う。

コメント
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