女房と浅草に行ったのはこれで2度目です。
前は10年ほど前に三社祭の日に行きました。
あのときは神田祭を見てから地下鉄で行った。
今日は、池袋から都バスに乗った。
始発の「池袋東口」から「浅草雷門」最終バス停まで200円です。
「池袋東口」の次のバス停は「豊島区役所前」だった。
豊島区役所、ここは私たちが結婚式も挙げないで入籍したところです。
懐かしかった、と書きたいがまったくそのときの記憶がない。
巣鴨を通り、王子の飛鳥山公園を通る。
ここにも思い出はある。
21歳の頃つきあっていた女性と夜桜を見にきて…、なんて女房に話した。
田端とか尾久などを通り過ぎて、「吉原大門」なんていうバス停があった。
落語でお馴染みの地名だ。
浅草に着くとすごい人の数でした。
バス停の近くに人力車を引く若者が沢山いて客引きをしていた。
女性もいましたね。みんないなせなかっこをしていた。
私たちはまず雷門に行った。そして現地からUPした写真を撮った。
浅草寺までの商店街はものすごい人、ひと、ヒトだった。
かなり中国人が目立った。
浅草寺で私たちはお賽銭を投げお祈りをした。
私は、家族の健康と来年の私の仕事がうまくいくようにと祈りました(たった10円で)。
帰りに、あげまん(120円)を食べた。なかなかうまかったです。
伝法院通りにあったラーメン屋で320円のラーメンを食べた。
これがほどよくうまかった。
店の中がこんでいたので外のテーブルで食べた。ちょっと寒かった。
私たちのあとに来た客が、
「外じゃ食べられない。ホコリが入っちゃう」なんていう。
土方の作業服スタイルの男だった。
いっていることとスタイルが似合わなかった。
風なんか吹いてなく、ホコリなんて気にしないで私たちは食べていた。
いちいちこまかく書いていくと時間がかかってしまう。
私は明日、タワーマンションでの最後の24時間勤務です。
早く寝なくては。
かっぱ橋道具街は見ていて楽しかった。
そのはずれに池波正太郎記念文庫があった(台東区立中央図書館内)。
私としては、今日の浅草散歩でここが一番よかった。
池波正太郎の書斎があった。こんなところで書いていたのかと思った。
うらやましかった。
最近、私は小説に挫折している(書いてもいないくせに…)。
しかし、こんなのを見ると、がんばってみようかななんて思っちゃう。
単純な男です。
浅草松屋デパートの前を通る。
ここでは27歳のとき、地下で塩鮭を1週間売っていた。
(以前、九想話に書いたはずだと思う)
「ご利用、ごりよう、紅鮭三切れ500円」なんて叫んでいた。
帰りのバスで、私たちはほとんど寝ていました。
池袋に着くと何台も消防車がいた。
あるビルに、はしご車がはしごを伸ばしていた。
家には6時過ぎに着いた。
金のない私たち夫婦は海外旅行など行けないが、
近場で充分楽しい旅をしている。