モーニング試着

2008年12月18日 | 健康・病気
今日は、来年 U が結婚式を行う目黒の結婚式場に行って、
モーニングの試着をしてきた。
女房が数日前、今日の午後5時に予約を入れていた。
女房も急遽、本日会社を休んだ。

目黒駅に、4時5分に着いた。
ベローチェという喫茶店に入り170円のコーヒーを飲んだ。
女房も心なしかうれしそうだった。
私たちは結婚式というものを挙げていない。
そのかわりというわけではないが、
息子が結婚式を挙げるということで、
私たちの分も味わおうという“魂胆”がないわけでもない。
もうひとりの息子の K は、結婚式をしていない。
だからよけいそんな想いになってしまうのか。

5時20分前に、結婚式場に着いた。
すごいビルがそびえていた。
歩いていくと警備員が立っていた。
ここもうちの会社で警備していると聞いていた。
なるほど、私がいつも着ている制服と
まったく同じものを着ている警備員が立哨していた。
私は、「衣装サロンはどちらですか?」と訊いた。
すると「こちらです」と先導してくれた。
「実は、私も***に勤めているんです」というと、
「そうですか」といっただけで衣装サロンの入口まで案内し、
もとの場所に無表情に戻っていった。
もっと何か話したいと思っていた私は落ち込んだ。
彼にとって私に話しかけられたことは迷惑だったのだろうか?
もし、私の勤めるタワーマンションに来た人が、
私も同じ会社にいるといわれたらどう思うか、
そうだな、楽しい気分になれないような気もする。

予約した時間にまだ早かったので館内を女房と歩いた。
すごいところだな、と思った。
私がいるのが場違いな感じだった。

5時に衣装サロンに行く。
黒い制服を着た女性が丁寧に対応してくれた。
まず私がモーニングを試着した。
最初に持ってきてくれたものでちょうどよかった。
モーニングを着た私を見て、女房は綾小路きみまろそっくりと茶化す。
私だってモーニングなんて着たくない。
しかし、新郎の父親は着るものだというからしかたなく着るのだ。
モーニングのレンタル料は、2万7千円ほどだった。
女房は10万はするのではないかと心配していた。

女房は、留め袖を友人から借りる予定でいた。
きっとレンタル料が高いと思ったからだ。
しかし、訊いてみると1万円からあるという。
「4万円以上は今、半額です」という。
今年はここができて80周年ということを記念してということらしい。
「だったら私借りようかな」と女房がいう。
友人に借りればお礼もしなくてはならない。
いろいろ気も遣う。だったらいっそここで借りたほうが気が楽だという。
それは私も納得できる。
結局借りることにした。
留め袖が4万円の半額で2万円。襦袢とか紐など一式が1万円。草履が千円。
ハンドバックは5千円だというので、叔母から借りることにした。
ハンドバックは持たない人もいる、と係の女性はいった。

私たちの向かいのところで女性がウエディングドレスを着ていた。
新郎になると思われる男が眩しそうに彼女を見ていた。
わが息子 U もあんなふうだったのだろうか。
K にもさせてやりたかったな、とちょっぴり感傷的になった。

それにしてもこんな豪華な結婚式場で私の息子が結婚式を挙げる。
まんざらでもない。
私も世の中に存在するそのへんの父親とまったく同じですね。

コメント
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