パワーハラスメント

2008年12月03日 | 健康・病気
私たちのタワーマンションの警備員の体制は、
24時間勤務3名、9時から20時までの日勤が1名です。
EAST棟とWEST棟と防災センターの3ヶ所を、
この4名で1時間交替で警備します。
20時以降は、EAST棟2名、WEST棟1名で勤務ということになる。
現在、この職場に勤務している警備員は10名(隊長は7月から病欠)。
2名は、他の現場との兼務です。

このうちの1人の人間から私は職場で言葉のいじめを受けています。
でも、彼は私をいじめているという意識はないでしょうね。
自分の職務に対する真面目さから、
私に警備員とはこうあるべきだということをいっていると思う。

しかし、彼が私に注意していることを、
彼がおかしていないかというと彼もやっている。
私がタワーマンションに行った頃のことですが、
私たちは無線機を使って連絡しあっているのですが、
その無線機のスイッチを私が入れてなかったときがあった。
(充電器に無線機を入れているときは電源をOFFにしている)
これは警備員として大変なミスです。
なにしろ重要な事態が起きたときに連絡できません。
しかし、電源を入れていないということは仲間うちでたまにあることなんです。
ひどいときには、立哨に行くときに無線機を忘れる人もときどきいます。
そのとき彼はすごい剣幕で私をどなった。
なぜ電源を入れていなかったか、と。
でも、他の人には「スイッチ入ってなかったですね」ですます。
なぜか私には罵声をあびせる。

あるとき私がWEST棟で立哨の交代をしてEAST棟(休憩室がある)に戻ったとき、
無線でポスト1(防災センター担当)が、
ポスト2(EAST棟担当)を呼んでいた。
そのときEAST棟で立哨していた彼は応答しなかった。
私は、「Nさん、今ポスト2を無線で呼んでますよ」と教えてあげた。
彼は、不愉快そうな顔をして、腰のベルトにある無線機のスイッチを入れた。

防災センターで私がモニター監視をしているとき、
ほんの少し目を閉じてしまった。
私たちはいつも睡眠不足なのでモニター監視をしているとき、
つい居眠りをしてしまう。
ほとんど異常のない50ほどのモニターを1時間見ていると睡魔が襲う。
そのとき防災センターにたまたま入ってきたN は、口汚く私をどなった。
しかし、彼が深夜0時過ぎ、、EAST棟で防災センターにいるときに、
私がタワーマンションの駐車場や共有施設などを巡回して行くと、
彼は、坐ったまま熟睡していた。
呆れて私は彼を2、3分眺めていてから、
「巡回異常ありません」と大きな声でいい彼を起こした。
彼が深夜、防災センターにいるときはほとんど寝ている。
他の隊員がみなそういっている。

この他、書くときりがない。
なぜなんでしょうね。私は小学生の頃からよくいじめられていた。
私の性格がそういう傾向なんですかね。
なんか理不尽なことをいわれても、私はそれに対して抵抗できないのです。
他の同僚にN からいろいろいわれないですか、と訊くと、
「おれもいわれたときもあったが、
 あるときどなり返してやったら、それからなくなった」
という人がいた。ある人は、
「何いわれても、ハイハイって知らんぷりしていたらそのうちいわなくなったな」
という。
私は、彼にきちんと真面目にいつも接していた。
いや、彼のいうことにも警備員として聞かなくてはいけない正しいこともあるんです。

女房に9月だったか、彼のことを話した。
すると、「そんな人、真面目に相手にすることないわよ」といわれた。
女房も10年ほど前、ある会社に契約社員でいたとき、
正社員の女性からひどいことをされていたらしい。
今日で辞めてやるという覚悟で会社に行ったときがあったそうだ。
その日、彼女から何かいわれたら、バケツに雑巾突っ込んでそれを
彼女の顔にぶつけて会社辞めてやると思っていたという。
そのときは、その正社員の女性にいいたいこと全部いってやろうと思っていたそうだ。
「ひさしくんも、ガマンしてないでいいたいことそいつに全部いいなよ」
なんていってくれた。
それをいわれているとき、情けない亭主だな、と思った。

それから何日かして、私は勤務が終わったとき、
彼を地下鉄駅の前で呼び止めて話した。
「どうして、おれにだけNさんはいろいろいうんですか?」
彼は、オドオドしながら、ビクビクしながらいった。
「**さんは、警備員としてダメだからです」
私は、何もいう気が起こらなかった。
呆れてものがいえなくなったというのが実情です。
あんたはどうなんですか?といいたかったが、どうでもよくなった。

それからも彼からの理不尽な“お言葉”は続いた。
一昨日の日曜日あることでとうとう私もキレました。
といっても、もう彼に何もいう気もしない。
その夜、辞表を書いた。
それを昨夜、隊長を代行している60過ぎた人に渡した。
「今年いっぱいで辞めます」
すると彼は、「どうしたんだよ」といった。
私は、N のことを話した。するとその人は、
「あいつはバカなんだよな。困ったもんだよ。あいつのミスも沢山あるのにな」
という。
「会社に話して**さんを別な職場にしてもらうよ。
 年末に仕事なくなったら大変だろう」
「いや、もうおれはいいんです。ただ彼とは同じ職場にいたくないだけです」

彼も可哀相な男だ。
これまでずーっと、教育機器や健康器具などの販売セールスをしてきたという。
東北地方や北関東で飛び込みセールスをしていたようだ。
温泉旅館の風呂の出口で健康器具を売っていたこともあったそうです。
その仕事がうまくいかなくなって警備員になった。
(売れるわけないよな)
50過ぎて(彼は私より1歳下です)たどり着いた警備員という仕事。
かなり警備員という仕事に、彼はやりがいを感じているようだ。
その仲間にダメなやつがいては彼が困る。
(しかし、彼自身もダメなことをいっぱいしている……?)

彼は、独身です。
警備員には競馬やパチンコの好きな人が沢山いる。
それを魅力的に語る人はいる。
しかし、彼には好きなことは何もない。
恋なんかもしたんだろうな。
でも、私が見ても男としてなんの魅力も感じない。
しかし、私に警備員としてまずいことを大声でいうときは活きいきしている。

昨日、私は警備員を辞めることを隊長代理にいった。
しかし、彼はそんなことで辞めるなといってくれた。
これから私はどうなるのだろう?

コメント (4)
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