古畑任三郎

2006年01月05日 | 健康・病気
古畑任三郎ファイナル「ラスト・ダンス」を観た。
このシリーズは私も好きでときどき観ていた。
女房は熱狂的なファンで、年末の再放送(私も観た)も
今度の新春ドラマスペシャル3話も全部観た。

私は、一昨日と昨日は仕事の疲れで、
気がつくとコタツで、
女房が掛けてくれた毛布の下で熟睡していた。
今夜はなんとか観ておこうと必死になって起きていた。
私は、一日のうちで午後9時ぐらいが一番眠くなる習慣がある。
女房はどうせ私が寝るだろうと、
掛ける毛布の準備をしていた。

番組が始まる頃、私のまぶたは1トンほどの重さだった。
それを押し上げられていたのは、松嶋菜々子だった。
私は彼女の演技している姿を初めて観た。
つまり、これまで彼女のドラマを観たことがなかった。
なかなかいい。女優、いや、女として私の好みです。

もみじとかえで(松嶋の2役)は、売れっ子脚本家。
もみじはあまり外出せず家で脚本を書いている地味な女性。
かえでは派手なメークと衣装に身を包み、
社交的で常に華やかなスポットライトを浴びている。
ドラマの導入部は、かえでがメインで進んでいく。
そして、“もみじ”が殺される。

古畑はかえでが手掛けたドラマの監修を務め、
彼女に魅了されていた。
彼の部下?たちは、かえでがもみじを殺害したと推理する。

10時半、私は姉妹が入れ替わったと分かった。
もみじがかえでを殺したのだ。
いろいろな状況がそういう結論に私を導いた。
そして、ドラマもそういう結果になった。
推理が当たって嬉しかった。

女房はいう。
「双子だって、入れ替われば分かるよ」
私もそう思う。
一卵性の双子を育てた親としての意見だ。
もみじのアシスタントを長年やっている女性が、
入れ替わったことを分からなければいけない。
いくら似ていたって、双子は別人だ。
こういうことは脚本家の三谷幸喜も分からないのだろう。

私だって、息子たちを間違えるときはあるが、
正面から5秒も見ていれば区別はつく。
ダンスが踊れないとか車の運転ができないとか
持ち出さなくても、
長年暮らした人が2人を見れば判別できる。
双子なんてそういうものです。

ましてこのドラマの設定では、
もみじは地味で、かえでは派手な性格となっている。
これが外見に出ないわけがない。
しかしこの性格の設定にも少し無理を感じる。
まったく同じ遺伝子を持った双子なのです。
(一卵性の場合。二卵性だったら顔があまり似てないはずだ)
2人としての違いはあると思うが、それほどの違いはない。

いろいろなトリックは面白かったが、
安易なシナリオだな、と思ってしまった。
コメント
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