昭和43年の流行歌

2022年12月17日 | ラジオ

12月15日(木)、私が布団に入った午前1時過ぎにラジオをつけると、「ラジオ深夜便」の、
「〔深夜便アーカイブス〕【わたし終いの極意アンコール】
ライフイズワンス!悔いなく生きよう タレント ルー大柴」をやっていた。
それを聴いているうちに眠ってしまった。
いつもは20分でラジオが切れるようにセットするのだが、最近その機能の調子悪い。

ラジオの音で目が覚めた。
フォークルの「青年は荒野をめざす」が流れていた。
 午前3時台の〔にっぽんの歌こころの歌〕は、昭和歌年鑑:昭和43年の流行歌でした。
この年は私が中学3年のときです。
一応、高校受験のための勉強をしていた。
夕食を食べてから寝て、11時頃に起きて翌日の午前3時過ぎまで〝受験勉強〟をしていた。
それが建前だが、目的は深夜ラジオを聴くことだった。
私はおもにニッポン放送の「オールナイトニッポン」をよく聴いていた。
高校生になってからは、TBSラジオの「パックインミュージック」に移っていった。
私が深夜放送を聴き始めたのが前年の昭和42年からです。
そのときにフォークルの「帰って来たヨッパライ」に出会った。
そのあと「受験生ブルース」(高石 友也)、「ケメ子の歌」(ザ・ダーツ)などが、
アングラソングなどと呼ばれて流行った。
「昭和43年の流行歌」を、私はむかしを思い出しながらしみじみと聴いた。

………………………………………………………………………………………………………………………………………

昭和歌年鑑:昭和43年の流行歌
開始時刻    曲名                 歌手+演奏者名 
3:08 グッド・ナイト・ベイビー     ザ・キングトーンズ
3:11 恋の季節                 ピンキーとキラーズ
3:15 恋のしずく                伊東 ゆかり
3:20 天使の誘惑                黛 ジュン
3:23 青年は荒野をめざす        ザ・フォーク・クルセダーズ
3:27 受験生ブルース              高石 友也
3:31 ケメ子の歌                ザ・ダーツ
3:35 花の首飾り                ザ・タイガース
3:40 小さなスナック              パープル・シャドウズ
3:43 思案橋ブルース              中井 昭 / 高橋 勝 と コロ・ラティーノ
3:47 霧にむせぶ夜               黒木 憲 
3:51 今は幸せかい               佐川 満男



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自分らしく生きたい

2022年12月05日 | ラジオ

今朝は3時過ぎに目が覚めてしまった。
ラジオ深夜便の〔にっぽんの歌こころの歌〕は、
昭和歌謡 スター・セレクション舟木一夫作品集だった。
私が中学生の頃に流行っていた歌が流れた。

午前4時台は、〔人権インタビュー〕「いつまでも自分らしく生きたい
トランスジェンダー女性 結城亜輝菜(ゆうきあきな)
きき手:山形局 山田真夕アナウンサー、を放送した。

この結城亜輝菜さんは71歳、私より1歳年上です。
中学生の頃から自分の男という性に違和感を持っていた。
高校を出て東京の鉄道会社に入った。
男性として働いていた。
ある日、キャバレーのホステス募集のポスターがあり、応募する。
そして採用された。
鉄道会社を退職し、キャバレーで働くようになった。
それから性転換手術を受け女性になる。
40代半ばだったか、生まれ故郷の山形に行く。
そこでキャバレーでホステスをしていて、縁があって温泉旅館のおかみをすることになる。
しかし、コロナがあり温泉旅館が営業をやめる。
その旅館を経営していた会社が、介護施設も経営していた。
その施設で働くことになる。
しかし、年齢のことも考えて今年の4月に山形でスナックを始めた。
今は楽しく生きていて、身体が動くまで働きたいという。

まじめに自分の人生を生きてきたこの人に、頭が下がります。
つらいことがあったのだろうな、と想像します。

1週間この放送が聴けますので聴いて下さい。
〔人権インタビュー〕「いつまでも自分らしく生きたい

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落語「将棋の殿様」

2022年12月04日 | ラジオ

今朝の「志の輔ラジオ・落語DEデート」(文化放送7時~8時)のデートの相手は、
将棋の女流棋士の島井咲緒里女流二段で、落語は、五代目柳家小さんの「将棋の殿様」だった。

ある藩の殿様が、突然将棋に凝りだした。
家来たちが相手を務めるが、殿様はかってなことをいっては将棋に勝つ。
やがて殿様は、「勝者が、敗者の頭を鉄扇でたたく」というペナルティを追加し、
家来は皆、頭がたんこぶだらけになる。
その頃、長く病気だった家老が久しぶりに登城してくる。
家来から一部始終を聞いた家老は、やがて殿様に対局を申し込む。
そして家老は殿様のわがままを認めない。
わがままを封じられた殿様は、家老にあっという間に負ける。

久しぶりにこの噺を聴き、ときどき笑いながら、私はウォーキングをした。
道端に花が咲いていたり、実がなっていたりすると写真を撮った。
「志の輔ラジオ」が終わる8時頃には家に着く。
iPhoneの歩数計を見ると5,100歩ほどだった。


 



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オールナイトニッポン伝説

2022年11月06日 | ラジオ

11月4日、「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」(NHK 総合テレビ 22時~)
熱気が生んだ真夜中の解放区~オールナイトニッポン伝説~」を見た。

>オールナイトニッポン:始末書もいとわない作り手たちによる“伝説の数々”
>「アナザーストーリーズ」で特集 ビートたけしも当時を回顧

(略)
> 番組の副題は「熱気が生んだ真夜中の解放区~オールナイトニッポン伝説~」。
>ビートたけしさん、タモリさん、明石家さんまさん、中島みゆきさんら歴代パー
>ソナリティーは300人以上で、数々の伝説を生んだ深夜ラジオには、始末書もいと
>わない作り手たちがいた。

> 毒舌トークを10年続けたたけしさんが当時を振り返り、 大人気を博した初期パ
>ーソナリティーの亀渕昭信さん、放送作家として多くのことを学んだと語る秋元康
>さんも登場する。

この番組を見て、芸能界の大物を育てたラジオだったんだなとあらためて思った。
私はその頃、まったくオールナイトニッポンを聴いてない。
私が、オールナイトニッポンを聴いていたのは、私が中学3年(1967)の晩秋からです。
(糸居五郎・斉藤安弘・今仁哲夫・高崎一郎などのアナウンサーのときでした)
私は、中学3年の秋ぐらいから高校受験のための勉強を始めた。
私の家は農家で、8畳間が3つと囲炉裏のある板の間という間取りでした。
台所や風呂は土間にあった。
私は、自分の部屋も机もかなった。
そういう環境なので私は考えた。
みんなが寝てから私は起きているということにした。
家族(祖母・父・母・兄)が寝ているときは、家の中が私だけの空間になった。
夕食が終わったら私は寝た。
そして、11時ぐらいに私は起きて、それから翌日の午前3時ぐらいまで勉強をした。
勉強をするふりはしていたが、ほとんど深夜放送を聴いていた。

オールナイトニッポンは、1967年10月2日に開始したラジオ番組なんです。
私は10月に始まったばかりのラジオを、11月頃から聴いていたんですね。
そのときによく流れていたのは、ザ・フォーククルセイダーズの
「帰ってきた酔っ払い」、高石ともやの「受験生ブルール」だった。
私は、高校生になってからも自分の部屋がないので、深夜に自分の空間を作っていた。
深夜放送は「オールナイトニッポン」から、TBSの「パックイン・ミュージック」に変わった。
北山修の水曜日、野沢那智と白石冬美の金曜日、
それ以外はニッポン放送を聴いたり、文化放送(セイ!ヤング)を聴いたりしていた。
私は高校に行っても、私が考えていることを話したい人がいなかった。
クラスにも、吹奏楽部の中にも誰もいなかった。
北山修や野沢那智の話すこと、リスナーのハガキが読まれる深夜放送が、
その頃の私の心を救ってくれた。
高校を卒業してから深夜放送を聴くことは、なくなった。
社会人になり、仕事がたいへんで、深夜に起きていることはなくなった。
26歳で結婚をして、28歳で子どもが生まれると、毎日を生きるために必死だった。
ところが40代中頃から、深夜放送をまた聴くことになった。
それはNHKのラジオ深夜便です。
今でも、夜中に目が覚めれば聴いてます。

この番組が、11月9日(水)午前0:30 再放送予定です。

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志ん生「子別れ」

2022年10月25日 | ラジオ

10/23(日)の「志の輔ラジオ 落語DEデート」(文化放送 7時~)で放送した落語は、
古今亭志ん生の「子別れ」だった。
私は、この噺は初めて聴いたんですが、心があったかくなりました。

デートの相手(ゲスト)は、のんだった。
映画「さかなのこ」の話などをしていた。
私は、この人の活躍が楽しみです。

#子別れ 下#五代目古今亭志ん生#落語#寄席###

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「マイあさ」でのいい話

2022年05月22日 | ラジオ

今朝、「マイあさ!」(NHK-R1 午前5時00分~ 午前8時28分)の
5時のニュースのあとだったろうか、畠山アナがあるリスナーのメールを読んだ。
車を運転していたときのことで、前の信号が赤になった。
目の前の横断歩道を高齢の男性が歩いている。
片側2車線ある道路で横断歩道が長い。
その男性は足が不自由なようで、普通の人より歩くのが遅かった。
心配していた通り、男性は信号が青の間に横断歩道を渡り切れなかった。
そのメールを書いた人は、目の前の信号が赤から青に変わっても車を発進しないでいた。
すると隣の車線の車も停まっていた。
2台の車は、男性が横断歩道を渡るまで待っていた。
後続の車のドライバーでクラクションを鳴らす人もいなかった。
みんなでその足の不自由な男性が、横断歩道を渡るまで静かに見守っていた。
そのとき番組にメール書いた男性は、あったかい気持ちになったそうだ。

私も、畠山アナの読むメールを聴きながら、胸が熱くなった。
こんな小さな社会のささやかな出来事に、私は布団の中で胸を打たれた。
ロシアのプーチンは、こんなエピソードを聴いても何も感じないんだろうな?

昨日はダイニングの前、今日は道路側の花壇にヘブンリーブルーの苗を植えた。
ダイニング前のには、100円ショップで買ってきたネットを張った。
グリーンカーテンを作りたいのです。
ちょっと苗が小さいのだが、植えてしまった。
今年もヘブンリーブルーの美しい花が咲くかどうか、心配だな?

 

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秋元康の超プレミアムトーク「三谷幸喜」

2022年05月10日 | ラジオ

私は、ウォーキングをするときはスマフォでラジオを聴いている。
今日、NHKの「らじる☆らじる」の聴き逃しで、「秋元康の超プレミアムトーク」を聴いた。
5月4日午後9時5分放送の第1部は、三谷幸喜だった。
「鎌倉殿の13人」の脚本を書くときの裏話などを話していた。
私はこの大河ドラマを、毎週楽しく観ています。
「御家人たちのせめぎ合いは、映画『仁義なき戦い』のあれみたいですよね」
と番組のスタッフがいうので、それから三谷は「仁義なき戦い」を観て、
かなり影響は受けていると話していた。
あと、4月から安住紳一郎の「情報7daysニュースキャスター」に、
出演することになったいきさつや番組のことも話した。
私は、秋元康と三谷幸喜の会話が楽しかった。
第一線で仕事をしている2人の話は魅力的です。
このラジオ番組を聴いてみて下さい。
ただ「秋元康の超プレミアムトーク 第1部」の聴き逃しは、
明日、5月11日(水) 午後9:55で配信終了です。

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高橋源一郎の飛ぶ教室 “ヒミツの読書会”

2022年05月03日 | ラジオ

091 高橋源一郎の飛ぶ教室「2時間スペシャル」2022年04月29日


「高橋源一郎の飛ぶ教室」(NHKラジオ第1 毎週金曜 午後9時05分)というラジオ番組を、
聴いてなかったらぜひ聴いて下さい。
4月29日放送の「2時間スペシャル 午後9時台」は、よかったです。
いつもは高橋氏が「ヒミツの本棚」として1冊の本のことを話している。
この日は、これまで「ヒミツの本棚」で紹介した
「同志少女よ!敵を撃て」の著者で小説家の逢坂冬馬さんと、
ロシア文学翻訳家の奈倉有里さんを迎えての“ヒミツの読書会”となった。
この2人の本は、これまでこの番組で紹介してきた。
【飛ぶ教室】狙撃兵となった少女の真の敵とは」3月4日放送
【飛ぶ教室】ロシア文学翻訳家 留学で体感した“リアル”」4月22日放送
ところがこの2人は、“きょうだい”ということを最近知ったと高橋氏がいった。
2人は、あらためてそのことは公表していなかったようです。

この日、“ヒミツの読書会”でとりあげた本は、
「スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著『戦争は女の顔をしていない』」です。
この本は、第二次世界大戦での独ソ戦で、ソ連軍に従軍して戦った女性たちの告白、
女狙撃兵、従軍看護婦などの語りだそうです。
3人はそれぞれ「戦争は女の顔をしていない」の中で、
一番心に残っている文章を朗読して紹介し、それへの想いを話してくれた。
私はこの本を読みたくなりました。

(らじる☆らじるの聴き逃しにリンクしようとしましたが、
 YouTubeに録音がありましたのでそれにしました)

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3月11日の「高橋源一郎の飛ぶ教室」

2022年03月15日 | ラジオ

3月11日放送の「高橋源一郎の飛ぶ教室」(NHKラジオ第1)を
らじる☆らじるの聴き逃しで聴いた。
最初の「ヒミツの本棚」では、川上弘美著「神様2011」を取り上げていた。
1994年発表の「神様」と「神様2011」を高橋源一郎さんが朗読した。
その2つの作品のことを丁寧に説明してくれた。
「きょうのセンセイ」のゲストは、その小説を書いた川上弘美さんだった。
“先週の土曜日”リモートで川上弘美さんと高橋源一郎さんが、
東日本大震災・原発・ロシアのウクライナ侵攻その他のことを話した。
川上弘美さんは、東日本大震災を経験して、
「こんなときに小説なんか書いてていいのか」と思ったらしい。
ある読者からのハガキで、これからも小説を書いていこう、と思ったという。
「作家は小説を考えて書くんじゃなくて、小説を書いてから考えるようになる」
と高橋源一郎さんがいう。
小説家2人の会話が、私の心にじんわりしみこんできます。

高橋源一郎の飛ぶ教室」← ここをクリックして下さい。
  ( 2022年3月18日(金) 午後9:55配信終了 )

 

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浅田次郎作「告白」

2022年01月02日 | ラジオ

先週、ウォーキングをしたときにNHKのスマホアプリ「らじる☆らじる」の
「聴き逃し」で、12月27日(月)午前1時5分から放送の「ラジオ文芸館」を聴いた。
この「ラジオ文芸館」はむかし、土曜日の午前8時頃からやっていた。
いろいろ時間が移動して、最近は、ラジオ深夜便の中で放送されている。
その日の朗読は、浅田次郎の「告白」という小説だった。

高校で同じクラスのあずさとなみは親友だった。
雪が降って早く学校が終わった午後、
マックによったときに、あずさがなみに告白する。
「あいつは、ほんとの父親ではない」と。
あずさは父親のことを「あいつ」と呼んでいる。
ほんとの父親は、あずさが子どものときに家を出た。
ほんとの父親とあいつは親友らしい。
父と母が離婚してから、あいつが家に来るようになり、
ある日、あいつと動物園に行ったときに、
あいつがあずさに「俺をあっちゃんのパパにしてくれ」と言った。
そのときあずさは、何と答えたか覚えていない。
ただ父親の好きだったあずさは、ペンキ臭いあいつがいやだった。
あいつが仕事で乗っているペンキ臭いワゴン車も好きではなかった。
雪の降る量が多くなり、坂の上にある家まであずさの靴では帰れそうもなかった。
なみが、あずさに内緒で“あいつ”に迎えに来てくれるように電話してしまう。
迎えにきたあいつとあずさが帰る。
車にチェーンを巻くのに時間がかかるからと、あいつは歩いてきた。
歩いて帰るときにあずさは、これまで言えなかったことをあいつに、告白をする。
深くなった雪で歩けなくなったあずさを、あいつは背負って歩く。

素敵な小説でした。
私は、何回か胸を熱くした。
泣きたい気持ちにもなりました。
浅田次郎はうまい。

ラジオ文芸館「告白」←ここをクリックすると朗読が聴けます。
(1/3 AM2:00 配信終了)

YouTubeで別なラジオ番組の「告白」を見つけました。

浅田次郎作「告白」朗読・坂本美雨













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