ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

152日目 本州一低い太平洋と日本海の境

2016-06-17 23:27:13 | 近畿(大阪・兵庫)
2016年5月5日(木)


但馬地域とはお別れして、和田山ICから北近畿豊岡自動車道で一気に兵庫の丹波地域に乗り込みます。
丹波とは兵庫県中東部と京都府中部が範囲の旧国名で、黒豆とか栗なんかが有名な所。

(590)兵庫県丹波市役所
平成16年に氷上(ひかみ)郡の6つの町が合併して誕生した市で、市役所は旧氷上町にあります。
旧国名を拝借している自治体は全国あちこちにあるので、それ自体決して珍しい事でもないのだけど、とりわけここ丹波の場合は他の旧丹波国内の多くの自治体から「待った」がかかったみたいです。
要は「丹波」というブランドを安易に使ってくれるな、と顰蹙を買ってしまったらしい。
でも外野の声にブレることなくまんまと「丹波」を名乗るあたり、なかなか神経が図太い。

遥々やって来た氷上の街ですが、特に見たい所はないのだけど、せっかくなのでサラッと軽く見て歩いてみます。

↓街中にあったバスケのゴール付き観光案内図(観光案内図付きバスケのゴール?)に従ってご案内しましょう。

街中にデンと構える甲賀山(こかやま)を中心に時計回りに歩きます。

↓「氷上町役場」とある箇所が今の市役所で、その横に流れる川の橋南側。


↓加古川に沿って南へ歩くと、なかなかオサレな建物があります。

丹波市立植野記念美術館。
私は美術には全く造詣のカケラも持ち合わせていないのですが、結構出入りする人が多かったので、もうすぐお辞めになる某知事さんが見ればきっと気に入ってくれる美術館のハズ?

氷上のシンボル・甲賀山の南側より→

↓どういうワケだか、立派でデッカイお屋敷がとっても多い。


ひっそりした山の西側の商店街→

↓古い建物もかなり目につく商店街でもあります。

右のいかにも豪商っぽい建物は、あまり似つかわしくないけど、お医者さんのようで。
因みに右下にチラリと写っているナメクジっぽいものは「丹波竜のちーたん」といい、市内で発見された中生代白亜紀前期(1億1千万年前)の恐竜化石に「丹波竜」というニックネームが付けられたのですが、これはそれのマスコットキャラクター。

そんなワケで市役所周辺はこれで終わりにして、次に丹波市が一番誇れる名所かも知れない場所へ。

いかにものんびりした雰囲気の山里→
この変哲もない道路。でもこれがある意味、日本のてっぺんとも言える所。
? 何のこっちゃ??でしょうが、種明かしは道路を山の方へ向かって歩くとあります。

神社入口に来ます→

↓上の写真のチラリと見える赤い橋から歩いてきた方向を見る。


橋の背中にはコレ→
ここはというと、左が瀬戸内海(太平洋)、右が日本海へ流れる川の分かれ目。

日本列島に降った雨水は太平洋と日本海のどちらかに分かれますが、その境界線を「中央分水界」といい、まさに日本列島の背骨とも言える線ですが、本州においては端っこを除いてはここら辺がその一番低い所(標高約100m)。
ですので、太平洋側と日本海側を行き来する場合、大抵の場合は高い山がその行く手を阻むのですが、ここを通っていくのが本州では一番ラクなコース。
因みに日本で一番低いのは北海道・新千歳空港近辺のよう。

それにしても日本海側への川は分かれるや否や早速暗渠になってしまっていて、水の分かれ目という雰囲気があまりないのは甚だ残念。

ここ「水分れ公園」は憩いの場所→

↓これは柏原(かいばら)地区にある、ケヤキの根が太く成長して川を跨いでいることに因んで名付けられた「木の根橋」。

どんなものかちょっと興味があったので寄ってみただけです。
合併前は柏原町と呼ばれたこの地区は元城下町で、国の史跡・柏原藩陣屋跡があったりなど、散策にはなかなか良さげな感じ。

↓次に向かったのは、丹波と言えばここ!といってもいいくらいの有名地。



続きは次回。

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参考・カッコしてあるのはこれまで行った所→


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