ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

72日目 肥薩おれんじ鉄道に揺られて(3)~出水

2014-03-30 23:45:51 | 九州南部
2014年1月1日(水)


阿久根駅から列車に揺られる事20数分、出水(いずみ)駅へ。

肥薩おれんじ鉄道の駅舎→

こちらはJR線の駅舎→

↓出水では見たい所が多く、それを歩いて見て廻るのは至難の業なので、そんな時はこれを借りるに限る。

宮城・丸森町に続いて2度目の登場、貸し自転車。こちらのは4時間以内で\300。

駅近くの焼酎工場を傍目に、国道447号線にある役所へ。

(350)鹿児島県出水市役所
町の中心街といった感じの所に役所はあります。
出水市は人口55000人くらい。
リーマンショック後、大手企業の工場が次々に閉鎖して大騒ぎになったようですが、現在はそれに代わる働き口は確保できているんでしょうかね?

西の方向へ行くと川を跨ぎます。

↓米ノ津(こめのつ)川の上知識(かみちしきばし)橋より(河口方向)

左の白くポツンとある建物は「ツル博物館クレインパークいずみ」。
出水市はツルの越冬地として知られています。

↓駅を降りれば、それは否応無く分かります。
  
私はさほど興味ないので行きませんけどね。

「箱崎八幡神社」へ。

初詣では阿久根で済ませている?のでそれが目的ではなく、ここにある日本一のものを見るだけにここに来ました。
それは何か・・・?
日本一はこれだ!
神門にある、高さ4メートル・直径3.4メートル・重さ5トンのいわゆる「成せば成(鳴)る大願成就」の巨大な鈴。
為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」とは、かの名君・米沢藩主上杉鷹山公のお言葉。ドでかい事をやり遂げたいというアナタ、是非ご参拝を。
建立されたのはかなり最近、平成12年であるといいます。
それにしても・・・、ですよ。
鈴の音色も楽しめるようにして欲しかったと思うのは私だけ?

↓神門の前にある「茅の輪」
 
こんな唱え言葉を覚えられるか(怒)!
普通は覚えられず、従いましてくぐっても願いが叶う人はほとんどいないと思われ。なので、省略形、キボンヌ!

神門をくぐり社殿へ。

ここにもでっかいのがあるよ→
どちらかというと神門のより大きく見えます。
中には入れることができ、色々な展示物を見られるそうですが、しっかりと日本一小さい鈴も用意してあるとな。その小ささ、わずか直径1.5ミリ!!

大賑わいの社殿前→

神楽も執り行われています→

↓人混みの神社を脱出し、東へ1.5キロほど東にある本町地区商店街へ。


この商店街の一角にあるまたもや日本一のものに会いに。

↓初詣でする人なく、寂しすぎる八坂神社内にあるお地蔵様
  
大正14(1925)年に建立され、その高さは台座を含め4.15メートル。
平成8年の火災によって、顔の左半分に剥離ができてしまったといいます。

近くにある出水麓(いずみふもと)武家屋敷群へ。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された、昔の面影を強く残している武家屋敷群で、今もなお人が住んでいる建物ばかりらしいです。

竪馬場(たてばば)通り→

出水保育園→

税所(さいしょ)邸→
この武家屋敷群の建物では最古のものといいます。

↓竹添邸
  

宮路邸→
ここも「篤姫」のロケ地で使用。
そのドラマは見ておらず、どういう場面で出てきたかは知りませんが。

見たい所が目白押しの出水市ですが、結局2時間程度しかいられず名残惜しいのですが、次の町を目指すことにします。

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72日目 肥薩おれんじ鉄道に揺られて(2)~阿久根

2014-03-28 23:51:34 | 九州南部
2014年1月1日(水)


前回からだいぶご無沙汰していました。
この間、消費税増税前からなのか、年度末のせいか、それとも景気が上向いているのか、突然の自分の能力を超えた量の仕事の処理で忙殺され、いやいや世間様に謀殺されてしまうのではという状態が続いておりました。
あともう一息頑張ればという所まで漕ぎ着けましたが、今度はXPのサポートが終了することにより、新たに購入したパソコンが「早くしておくれよ」と切り替え作業を待ち構えております。
嗚呼、落ち着くのはいつになることやら・・・。
それでもその間、足繁く我がブログにせっせと通って下さった方には感謝申し上げます。


前年と同様、九州の元日の様子をご紹介していきましょう。

川内(せんだい)駅から乗った9時22分発の列車には数人しか乗っていません。
が、ある初老の方に「毎年この時間の列車は満員なのに、今年はどうしたことだろう?」と声をかけられる。
満員だと単に旅人の私は寧ろ困るんですけど・・・。

↓甑(こしき)海峡の車窓です。



前日のような晴れでないのが恨めしい。

阿久根駅→
改装中なので隅っこの方に出入り口がこじんまりと設けられています。

駅前にある「あくねツーリングSTAYtion」→
かつてここを走っていた寝台特急「なは」に使われていた客車を使っているライダーハウス。
先日廃止された「あけぼの」もいずれはこんな感じで使われるのかな?

駅前商店街(国道3号線)→

魚市場へ→

ガラ~~ン→

大量旗もどことなく寂しげ→
ある意味お正月らしい様子。

市場食堂「ぶえんかん」→
「ぶえん」とは、新鮮な魚を意味する鹿児島の方言らしいです。
という事は、おいしい魚料理が味わえるお店。ただお休み・・・。

公園の中にポツンとある神様→
港の近くにやっぱりこれは欠かせませんな。
これで初詣でします(笑)。

市内を流れる高松川(河口方向)→

川沿いに建っていたボロ家→

その家の横にあった仏様→
朽ち果てている上に、ニヤついて気味悪いので、崇拝するに値せず、かと言って壊すと祟りが怖いので、放置されるに任せた印象。

市役所近くの漁港→

(349)鹿児島県阿久根市役所
阿久根市、新幹線が開通して逆に町の衰退に一層の拍車がかかった犠牲者としてしばしばマスコミに登場。
でも、やっぱりそれ以上に強烈だったのは、専決処分を連発したり物議を醸し出す発言したりその他挙げればキリがないけど、色々と話題を提供してくれたあの前市長かなあ。
傍から見ていると面白かったけどね。

↓国道3号線の商店街はお店のシャッターにアートを施しています。





お正月なので魚料理は食べられませんでしたが、ここはそのほとんどがシャッターを下ろしているので、多くのアートを堪能(もしかしたら普段もシャッター通りかもしれないけど)。
それを眺めながら駅に戻ります。

↓商店街で見たお気の毒なの2つ
  
まだ焦げ臭いにおいがプンプンしていましたので、まだ間もない感じ。
もはやたいして売れないだろうに、寒く人通りのない中、しかもお正月からこんな役回りさせられてね。
自爆営業してでもさっさと帰りたい気分か?

↓くまモンワールド全開の列車で、ハイ、次へ行こう。


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72日目 肥薩おれんじ鉄道に揺られて(1)~川内

2014-03-10 23:30:17 | 九州南部
平成26(2014)年1月1日(水)


明日で東日本大震災から3年。
テレビでは震災関連の番組が増え、それを見ていると、あの頃の何とも言えない陰鬱した感じが否が応でも思い出されます。
早いですね、あれからもう3年なんですね・・・。


このブログも今年に入りました。やれやれ、やっとですよ・・・。
そして新年の目覚めは早朝散歩です。

↓川内(せんだい)駅西口から伸びる昭和通り(国道3号線との交差点にて)


隈之城(くまのじょう)川のほとり→

(348)鹿児島県薩摩川内市役所
平成16年に旧川内市他8町村が合併し成立、人口約10万人。
ただ、旧川内市民にとっては、はた迷惑な合併だったかもしれない。
住所を書く時、「薩摩」を付けないといけなくなったからね(しかもやたら字画が多いし)。

市役所前の向田(むこうだ)公園→
桜の木に囲まれたイベント会場などで使われる公園。
これからの花見シーズンには大いに賑わう場所。

国道3号線のアーケード街に出てきました→
北の方向。ひっそり。お目覚めはまだまだ先かな・・・。

薩摩蒸気屋→
鹿児島を代表する和菓子屋さんの店舗(お店のHP)。

川内川の方(北の方角)へ。

太平橋→
現在の橋は六代目らしいです。

橋の袂にある「からくり時計」→
ある時間になると、カッパが出てきて太鼓を叩いたり笛を吹いたりしながら踊るんだと。
一度見てみたかったなぁ。

河口の方向→

橋からアーケード街を見る→

↓太平橋から東側にある旧薩摩街道・渡唐口(ととんくち)
 
旧薩摩街道は川で途切れ、船で渡らねばなりません。
篤姫が徳川家に輿入れする際にも通ったという道。

対岸→

旧薩摩街道を南へ→
このあたりは飲み屋が多く、選り取り見取り。
一生店選びに困らないくらい(笑)。
うわばみが多いイメージの九州の面目躍如の町。

入ったら楽しそうなだな、この横丁→

駅近くに戻ってきました。

川内駅の東口側→

駅の中に飾ってある大綱(前日撮影)→
毎年9月22日に開催される「川内大綱引」というお祭りで以前使っていたもの。

切符売り場にて→
鹿児島出身のこのコがそれこそ「本物」として立っていたら一番喜ばれるんだけどね・・・。

↓さてさて、これから肥薩おれんじ鉄道にて北上を開始しますよ。


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71日目 春を先取り・薩摩半島(3)~枕崎

2014-03-06 23:44:33 | 九州南部
2013年12月31日(火)


昨日は私の××回目の誕生日でございました。
東京に勤務している中学の同級生のダチらがお祝いしてくれるというので、あのクソ寒い雨の中千葉からわざわざ銀座へ出掛けたわけですよ。
ところが保土ヶ谷駅で人身事故が発生し、そのあおりで総武快速線もダイヤが大混乱し、主役が大遅刻というカッコ悪さ(苦笑)。まっ、楽しかったんで良かったですけど。
それにしてもギネスものの女性世界最高齢の大阪のおばあちゃんと同じ誕生日だったとは。目指せ116歳!


開聞駅からは終点・枕崎までまっしぐら。
写真には収めていませんが、網棚にスーツケースがポツンと置いてある。
その下の座席には誰もいない、というか車両自体私一人の貸切状態。
忘れ物か、不用心だなあ。
大事な物が入っているんじゃないかな、中身が何か凄く気になりますが、それにしても何でこんなのを忘れるか理解に苦しむ・・・。
駅で降りるときに忘れ物の件を車掌さんに伝えておきましたけどね。

↓枕崎駅とその周辺
←ガイドブックにありげな写真になってくれた(笑)。

←奥のスーパーは以前駅があった所。

←かつお節行商の像

←入口はポツンとしたもの

←「日本最南端」部分は過去のものとなってしまいましたが。

スーパーの奥にあったの廃線跡→
鹿児島交通の線路らしいです。

駅近くの駐車場→
どうにも違和感のある看板ですな。

駅前から西に伸びる市役所通りを真っ直ぐ歩きましょう→

てな訳で、こちらへ。

(347)鹿児島県枕崎市役所
カツオで有名な町で、鰹節の生産は日本一。
たまにお世話になる「本格焼酎・さつま白波」の発祥地。
台風シーズンともなると、よく耳にするほどの台風銀座の町。
「枕崎台風」と名付けられた大東亜戦争終戦直後にやってきた台風もあるくらい。
それは最大風速毎秒40メートルという強烈なものであり、特に中国で山津波による甚大な被害が出たといいます。
でも、広島市はこの台風によって原爆による放射性物質が洗い流され、住む事ができるようになったいう説もあるようで。

港に来ました。

枕崎お魚センター→

↓その中
 
ここでも北海道気分を少し味わえます。

ゲッ!→
かなり遅い時間ですが、実はここで食事をするのを楽しみにこれまで昼抜きで頑張っていたのですが・・・、残念!
メニューに、「かつおビンタ煮」という頭の部分を煮たものがある。その「ビンタ」は、小さい頃に学校の先生によくやられたあの「ビンタ」と同じ意味なのかちょっと気になる。

大漁旗なびく漁船→
思わず「港町ブルース」を口ずさんでしまう。
「みーなと~、べっぷ、ながさき~、まくらーざ~きー(略)ここは鹿児島 旅路の果てか 港、港町ブルースよ~~」
確かに旅路の果てに来たんだな(ちょっぴり感傷に浸る)。
そう言えば前年の大晦日もこの歌に出てくる八幡浜にも行ったんだっけ・・・。
こうなったら毎年港町に行くのもまた良し。

まさに「港町」という地名から見た港→

↓近くの街並み
 

台場公園まで歩いてきました。

公園内にある蛭子(えびす)神社→
「戎(えびす)さま」なんだろうな、きっと海の安全と豊漁の神様ですな。

↓公園から海を眺める(左は東方向、右は西方向)
 
右の写真、逆光で真っ黒になってしまった・・・(汗)。
にょきと突っ立ている岩は高さ42メートルある枕崎のシンボル「立神岩」。
火之神公園の沖にあるそうです。

公園をまっすぐ北へ歩くと駅になります。

枕崎市駅前通り商店街(県道255号線)→

16時3分発の鹿児島中央行きで枕崎を去ります。さよーなら~。

↓JRの駅としては最南端にある西大山駅
  
はるか南の沖縄に駅ができたのでその価値は落ちたのも知れませんが、相変わらずの人気ぶり。

鹿児島中央駅で鹿児島本線の電車に乗り換え、川内(せんだい)駅で下車しここで宿泊します。

駅前→
九州にもある「センダイ」。
「センダイ」と言えば、全国的には宮城県・仙台で知名度も抜群。
そして九州にも「センダイ」がある事を話すと、大抵の人がその存在に驚きますね(仕方ないか)。
因みに鹿児島の人は仙台を「オウシュウセンダイ(奥州仙台)」を呼んでいます(鹿児島出身の知り合いの談)。

ホテルでグダグダと酒を飲んで、毎年進歩がないなと自省しつつ、2013年の終わりを迎えました(本当にしょうもない私です)。

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71日目 春を先取り・薩摩半島(2)~長崎鼻・池田湖

2014-03-02 01:15:52 | 九州南部
2013年12月31日(火)


山川駅前から乗る予定のバスは10分遅れてやって来ました。
田舎にして何でこんなに遅れるんだか・・・。
バスは山川集落を経由して長閑な中を進みます。

開聞(かいもん)岳が見えてきた→

↓11時ちょっと前に長崎鼻(ながさきばな)バス停到着


バス停から長崎鼻へは坂を下らなければいけません→
長崎鼻周辺はてっきり平坦な所だと思っていました。
観光客も多く賑やか。あまり人は多くない観光地だと思っていましたが。

竜宮神社→
浦島太郎伝説があるという神社。参拝していたのはアベックばかり(笑)。

では、長崎鼻の突先に向かって歩いてみましょう→

薩摩半島最南端、溶岩でできた海に突出する岬です。
行きたいと思っている所はたくさんありすぎるのですが、ここもその一つ、ようやく念願成就。
長崎鼻はきっと鹿児島県のが有名でしょうけど、よそでも使われていて、千葉県やその名のとおり長崎県にもあります。

助けた亀はアカウミガメだったのかぁ→

↓何も知らない外国人がこの写真を見たら、OH!Mt.Fuji!と言うでしょうか?

そう思われても不思議ではない開聞岳、別名「薩摩富士」。標高924メートルの火山。

反対側の景色→

勿論下へ降ります→

↓行ける所まで。




ここまで。時間がなくなったので引き返します→

もうひっそりしているよ、さっきの賑わいは何だったのだろう(笑)→

またしても次のバスは定刻より7分ほど遅刻。
そして12時頃、終点・池田湖へ。そうです、イッシーを見つけに(笑)。

↓池田湖



周囲15キロ、水深233メートルの九州で一番デカい湖。
イッシーの他?、天然記念物「オオウナギ」が棲息(これは間違いなし)としても知られています。

↓これはちょっと立ち寄ってみた「旅の駅池田湖パラダイス」内の「オオウナギ」。

これを見ていた人は一様に「気持ち悪い」を連発していました。

↓しばらく湖を見ていましたが、残念ながらイッシー君は姿を見せてくれなかったので、イッシー像を見て満足することにします。
 

池田湖から少し離れて「鰻池」という池があります。
この池には鰻が棲息しているのは勿論、湖畔に「鰻」という集落があり、そこの温泉は「鰻温泉」、さらには「鰻さん」というお名前の方も住んでいるという、まさに鰻ずくめの場所です。是非行ってみたいです。

池田湖を離れますが、バスは始発でありながら5分遅れてやってきた。
もしかして運転手はのんびりゆっくり昼飯でも食っていたというのであろうか・・・。
どうもこの地域のバスは時間というものには全く無頓着らしい。

唐船峡そうめん流し→
渓流で流しそうめんと川魚が堪能できるそうな。とっても良さげ。

「玉乃井」バス停で降ります。

↓近くに「玉乃井」という日本最古の井戸があります。





予想を裏切る事なく、思っていたとおりの枯れ井戸でした。

開聞駅まで歩いて行きます。

枚聞(ひらきき)神社→
宝物館には「松梅蒔絵櫛箱(いわゆる玉手箱)」があるといいます。
煙でも噴き出して年を食ったらイヤなので見に行かないけど(笑)。

開聞駅→

↓やってきた列車からリュックを背負った客がドヤドヤと降りてくる(手前のおばちゃんは違うけど)。

開聞岳に登って初日の出でも拝もうというのでござろうな。

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