平成28(2016)年9月16日(金)
このブログを見てくれている人(いるのか?)のほとんどが旅好きであろうから(多分)、既に周知の事と見做して詳しく述べる事はしませんが、来年3月末で引導を渡されるのが決まり、カウントダウンが始まったJR三江(さんこう)線。
↓その一番列車(5時44分発)に乗るべく、まだ夜が明けず真っ暗な三次(みよし)駅に来ました。
一番を逃すと次は4時間後までありません。
もとより三江線は列車本数が極めて少なく、二番列車でこの日の行動を起こすと非常に苦しくなるので、早起きは仕方なし。
切符は前日のうちに三次⇔江津(ごうつ)の往復(¥3,880)を買っておきました。
もし、廃止前までに乗ろうという方は、「ぶらり三江線WEB」を参考にして下さい。
三江線利用促進のため、三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会が立ち上げたHPだったのですが、残念ながら水泡に帰してしまいました。
でも廃止されてもそのHPは残してくれれば観光に大いに役立ちそう。
↓三江線を知らない人のために一応地図を載せときます(ぶらり三江線WEBより)。
5時半すぎ、単行気動車が入線→
↓発車して直ぐに中国一の大河・中国太郎「江の川(ごうのかわ)」沿いを走るようになります。
少しでもバランスを崩したら、それこそ川へ真っ逆さまになりそうなスリルある「際」を走るので、慎重に慎重に人の駆け足並みに?しか速度を出しません。
でもノロノロしているのは、線路上に落石があった場合、安全に止まれるようになんだとか。
この日は平日、しかも早朝の列車なので、他にこれに乗ろうという物好きはいないだろうと思いきや、やっぱり他に誰もいません。降りる予定の浜原駅までずっと一人なんだろうかねえ・・・?。
ところが何故か途中の船佐という周囲に何にもない駅から一人若者が乗ってきて、何でこんな所から?と思っていたのも束の間、驚くべき事に次のこれまた何にもない所木駅でさっさと降りてしまう。
どうやら冷やかし記念乗車であったようですが、その御仁はどこから湧いてきてどこへ消えていったのだろう?
乗ること45分、作木口(さくぎぐち)駅→
「ゆっくりのんびり旅」において初めての島根県入り。
邑智郡邑南町にある駅ですが、しばしば難読地名として登場する郡と町。
おおちぐん・おおなんちょう。
でも右側に流れる川の対岸は広島県三次市。
↓一人ぼっちのなのは変わらないまま、同じく邑南町の口羽(くちば)駅に6時38分着。
私の乗った列車は30分程止まります。
せっかく通ったのに・・・→
せっかく応援しているのに・・・→
悲しいのぉ、哀しいのぉ。
因みに、横断幕右下に書かれている「江の川鉄道」とは三江線の愛称。
ところが皮肉にも公募による愛称が決定したちょうど一年後に廃止の正式表明となる。
せっかく長い間止まるので、町をふらついてみます。
↓口羽は江の川の支流である出羽川が、陸上トラックのように半円弧を描いているような中にある集落。
赤褐色屋根瓦が印象的な古い町並み。
江戸中期から盛んだった「たたら製鉄」は明治時代に衰退、そこで林業が基幹産業となる。
↓口羽駅から2つ目、鉄オタには超有名な宇都井(うづい)駅から見下ろす集落。
駅ホームの高さは日本一(地上20m)の、いわゆる「天空の駅」。
そしてよく言われる事ですが、エレベーターがないので、自力で116段の階段を上らなければなりませぬ。
一度でいいから下から見上げてみたいし、階段も上り下りしてみたいけど、そもそも廃止されたらここ、どうなるんだろう?
↓石見都賀・石見松原の両駅から一人ずつ乗ってきて、私も入れて3人の乗客となり、7時45分浜原駅に到着。
邑智郡美郷町(みさとちょう)にある駅。
↓私以外には下車する人はいなかったのですが、駅前は生徒が数人いてそこそこの賑わい。
でも誰一人鉄道は使わないんだな・・・。
↓ここらでは通学にはスクールバスが幅を利かせているようなので、三江線は必要ないらしい。
駅周辺を散策します。
桂根八幡宮→
14世紀末に創建された神様。
私の背後にも鳥居があります。つまり列車は二つの鳥居の間を通ります。
江の川の土手へ。
浜原大橋→
橋から見る下流方向→
ひときわ目立つ高い山は三瓶山(さんべさん)。標高1,126mの活火山。
土手に沿う街道の集落→
浜原は川舟の中継地として栄えたようですが、何となくですが雰囲気は感じられますなあ。
これより山を越えて、美郷町の中心をなす粕渕(かすぶち)地区へ歩いて行きます。
参考→
このブログを見てくれている人(いるのか?)のほとんどが旅好きであろうから(多分)、既に周知の事と見做して詳しく述べる事はしませんが、来年3月末で引導を渡されるのが決まり、カウントダウンが始まったJR三江(さんこう)線。
↓その一番列車(5時44分発)に乗るべく、まだ夜が明けず真っ暗な三次(みよし)駅に来ました。
一番を逃すと次は4時間後までありません。
もとより三江線は列車本数が極めて少なく、二番列車でこの日の行動を起こすと非常に苦しくなるので、早起きは仕方なし。
切符は前日のうちに三次⇔江津(ごうつ)の往復(¥3,880)を買っておきました。
もし、廃止前までに乗ろうという方は、「ぶらり三江線WEB」を参考にして下さい。
三江線利用促進のため、三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会が立ち上げたHPだったのですが、残念ながら水泡に帰してしまいました。
でも廃止されてもそのHPは残してくれれば観光に大いに役立ちそう。
↓三江線を知らない人のために一応地図を載せときます(ぶらり三江線WEBより)。
5時半すぎ、単行気動車が入線→
↓発車して直ぐに中国一の大河・中国太郎「江の川(ごうのかわ)」沿いを走るようになります。
少しでもバランスを崩したら、それこそ川へ真っ逆さまになりそうなスリルある「際」を走るので、慎重に慎重に人の駆け足並みに?しか速度を出しません。
でもノロノロしているのは、線路上に落石があった場合、安全に止まれるようになんだとか。
この日は平日、しかも早朝の列車なので、他にこれに乗ろうという物好きはいないだろうと思いきや、やっぱり他に誰もいません。降りる予定の浜原駅までずっと一人なんだろうかねえ・・・?。
ところが何故か途中の船佐という周囲に何にもない駅から一人若者が乗ってきて、何でこんな所から?と思っていたのも束の間、驚くべき事に次のこれまた何にもない所木駅でさっさと降りてしまう。
どうやら
乗ること45分、作木口(さくぎぐち)駅→
「ゆっくりのんびり旅」において初めての島根県入り。
邑智郡邑南町にある駅ですが、しばしば難読地名として登場する郡と町。
おおちぐん・おおなんちょう。
でも右側に流れる川の対岸は広島県三次市。
↓一人ぼっちのなのは変わらないまま、同じく邑南町の口羽(くちば)駅に6時38分着。
私の乗った列車は30分程止まります。
せっかく通ったのに・・・→
せっかく応援しているのに・・・→
悲しいのぉ、哀しいのぉ。
因みに、横断幕右下に書かれている「江の川鉄道」とは三江線の愛称。
ところが皮肉にも公募による愛称が決定したちょうど一年後に廃止の正式表明となる。
せっかく長い間止まるので、町をふらついてみます。
↓口羽は江の川の支流である出羽川が、陸上トラックのように半円弧を描いているような中にある集落。
赤褐色屋根瓦が印象的な古い町並み。
江戸中期から盛んだった「たたら製鉄」は明治時代に衰退、そこで林業が基幹産業となる。
↓口羽駅から2つ目、鉄オタには超有名な宇都井(うづい)駅から見下ろす集落。
駅ホームの高さは日本一(地上20m)の、いわゆる「天空の駅」。
そしてよく言われる事ですが、エレベーターがないので、自力で116段の階段を上らなければなりませぬ。
一度でいいから下から見上げてみたいし、階段も上り下りしてみたいけど、そもそも廃止されたらここ、どうなるんだろう?
↓石見都賀・石見松原の両駅から一人ずつ乗ってきて、私も入れて3人の乗客となり、7時45分浜原駅に到着。
邑智郡美郷町(みさとちょう)にある駅。
↓私以外には下車する人はいなかったのですが、駅前は生徒が数人いてそこそこの賑わい。
でも誰一人鉄道は使わないんだな・・・。
↓ここらでは通学にはスクールバスが幅を利かせているようなので、三江線は必要ないらしい。
駅周辺を散策します。
桂根八幡宮→
14世紀末に創建された神様。
私の背後にも鳥居があります。つまり列車は二つの鳥居の間を通ります。
江の川の土手へ。
浜原大橋→
橋から見る下流方向→
ひときわ目立つ高い山は三瓶山(さんべさん)。標高1,126mの活火山。
土手に沿う街道の集落→
浜原は川舟の中継地として栄えたようですが、何となくですが雰囲気は感じられますなあ。
これより山を越えて、美郷町の中心をなす粕渕(かすぶち)地区へ歩いて行きます。
参考→