ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

177・178日目 GW大隅半島ドライブ~鹿屋

2017-08-02 23:52:28 | 九州南部
平成29(2017)年4月30日(日)・5月1日(月)


(注)特に断りがなければ、4月30日での出来事になります。

「鹿児島県は何故か坂を上った所によくいるから」
鹿児島空港のレンタカー屋さんに念入りに口酸っぱく注意されたのがこれ。

ナニがいるかって?
いらないってのに青い紙切れを押し渡し?してくれるあのお方たち。
ですので、これまで比較的おとなしめに(特に坂は)走っていましたが、全くお目にかかれず「言うほどの事ないじゃん」と思い始めた矢先・・・。

↓坂を上り切って、垂水(たるみず)市と鹿屋(かのや)市との境にある、この変わった名前の交差点に来たらこっそり口を開けて待っていたりする。

近くにはその名もまさに「まさかり海水浴場」があり、遠浅で波は静か、対岸には薩摩半島・開聞岳、右手には桜島が望めて、現地ではよく知られた海水浴場なんだそう。

ところで何で「まさかり」なのじゃ?
この海岸は昔から砂鉄が採れたので刀剣を作っていたらしいとの事ですが、「まさかり」もよく作られていたんでしょうか?よう分かりません。

さらに南へ走り、荒平天神(あらひらてんじん)へ→
海に突き出た岩山の上に神社が建立されていて、祀られている神様は「天神」とありますとおり、学問の神様・菅原道真公。
夕暮れ時の景色は特にいいらしい。

この映画を見た方は、是非思い出してみて下さい→

勿論登ってみます→
階段は急すぎ。おまけに祠のある頂上は狭い上に、人で大渋滞中。
一応見たは見たのですが、撮影は憚られる状態だったので断念。

↓翌日(5月1日)にも寄ったのでした(というより通りがかった)。

人もいなかったのだから、この時にまた登って祠を写せばよかったのだけど、面倒くさかったのでやめた。

次、海上自衛隊鹿屋航空基地→
着いたのは16時半頃でしたが、人・車がゾロゾロ門から出てくる。
そして来るまでは知らなかったけど、何らかの催しがあったことがすぐに分かりました。

私のお目当てはこの史料館だったワケですが・・・→
イベントがあるのは知らなかったとは言え、何とも間の悪い事。

史料館は閉館が17時であるのは知っていたので、「どうかなあー、入れっかな?」と思いつつ入口へ。
タッチの差でした・・・→
それでも明日(5月1日)も鹿屋を通る予定だったので、明日来ればいいかと、その時はお気楽にしか考えていなかったのですが・・・。

入口で佇んでいると屋外にいた事務員の人がツカツカとやってきて「お客さん、もう終わったよ!」。
そんな事百も承知ですが、でも、ちょうどいいのでしばし話し相手になってもらう。
「今日は何の催しなんですか?(分かってはいたけど一応聞いてみる)」
「んー、飛行機が飛んだりのショーみたいなもの」
「明日もやるんですか?(これは知らなかったのでマジメに聞いた)」
「昨日今日だけ・・・」
ホント、間が悪すぎ(苦笑)。
しばらくいろいろと話ししてから「明日必ず史料館に来ますよ」と言って、その場を立ち去る。

敷地内には特攻隊の慰霊碑があります→
鹿屋には旧海軍航空部隊の特攻隊の最大の出撃基地がありました。
特攻隊に関しての知名度は同じ鹿児島の知覧(ちらん)の方が圧倒的に高いですが(知覧は陸軍)、でも、陸海軍を区別する必要はありません。どちらも日本のために戦ってくれた英霊たちなので。
特攻で亡くなった全ての方に向けて手を合わせる。

↓史料館の1階に海上自衛隊関連、2階には特攻隊を始めとする旧海軍航空基地時代関連の展示があって、屋外には海上自衛隊で使用された航空機などが置かれています。
 

町中心部へ。
(650)鹿児島県鹿屋市役所
大隅半島の中心部に位置し、この辺りの行政・経済・産業の核となる都市。
でも昔はカヤが密生していた原野の状態だったらしく、それが地名の由来になっているらしいです。
実際、市中心に近い所の道路沿いこそそれなりにロードサイト店が広がっていますが、一歩離れると畑や牧場が広がる長閑な風景に出会えます。
特産は黒豚、黒毛和牛、ブロイラー、芋など。

この町には鉄道が走っていませんが、人口は10万人余りいたりします。
これだけの規模の人がいながら鉄道がないなんて、こんな都市なかなかお目にかかれません。

↓ところが昔は列車が走っていまして、今の市役所がある所は、元々は垂水市の時にも紹介した国鉄大隅線の鹿屋駅の跡地で、庁舎の横(上の写真の左側)には「鹿屋市鉄道記念館」があります。
 
ここも16時半で閉館は知っていたけど、建物の周囲をウロウロしていると、またしてここの事務員さんがお出まし。
「いや~~、すみませんねぇ、終わりです」
「明日また来ますから」
明日は休み
間の悪さは最早神レベルの域に達しつつあるような(大苦笑)。

私は大隅線には乗った事ないのですが、走っていた当時の事を聞くとやっぱりガラガラだったそうな。
そして「鹿屋は廃れる一方だ、ダメだ」と呟いた言葉がとても哀しく切ない。

この後は市街地をブラブラしたのですが、それは次回にて。
↓5月1日についてですが、荒平天神を見た後は、あちこち見て廻ってから再び鹿屋市入りし、吾平山上陵(あいらのやまのうえのみささぎ)に行ったので、それについてここで触れておきます。


↓中はきちんと手入れされていて、参道には木がそそり立ち、川のせせらぎと鳥の鳴き声しか聞こえなさそうな厳かな雰囲気。
 

↓それもそのハズ、ここは神武天皇の両親のお墓とされています。

鹿児島県内にある神武天皇の曽祖父・祖父・父三代の陵墓である神代三山陵(かみよさんりょう)の一つ。
しかも、全国でも珍しい岩屋のお墓なんだそう。

雰囲気はあたかも伊勢神宮内宮。故に「小伊勢」とも呼ばれているそうです。
ところが私が行った時はちょうど掃除の真っ最中、一人掃除機が「ウィーーーーン」と静寂を切り裂く大きな音を響かせていて神聖な雰囲気も台無し。

さて、海上自衛隊鹿屋航空基地史料館ですが、あちこち行き過ぎたので見学する時間がなくなってしまいました。
事務員さん、約束を反故にしてしまい、すみませぬ。

 



カッコしてあるのはこれまで行った所→


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