ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

177日目 GW南九州ドライブ~ぐるっと桜島

2017-07-26 23:50:07 | 九州南部
平成29(2017)年4月30日(日)


年末年始とGW(と忘れた頃にやってくるシルバーウィーク)は、しょっちゅうほっつき歩いていても生きるために一応仕事をしなければならぬ私にとっては、数少ない長期間遠出のできる機会。

そしてここ数年のGWは、乗り物やら宿やらの予約が面倒だったので、それを気にしないで出掛けられる長距離ドライブを楽しんでおりましたが、さすがに現地までの行って帰っては心身共に消耗がハンパないので、今年は現地までの部分を省略した旅にすることに決めました。

そうと一旦決めてしまえば準備はサッサとする私、2月初旬には目的地を定め、飛行機・貸し自動車・宿泊先も予約してしまいました。
その目的地は、メインとしては私個人的にはほぼ空白地帯である大隅半島。
さらに日南海岸を北上して宮崎県中南部と熊本県の球磨(くま)地方も廻る、かなり欲張ったコースに仕立てました。

↓予約した便は、成田空港からお馴染みのLCC(ジェットスター)、鹿児島行き。


成田からたった2時間で着いちゃいましたよ→
飛行機って速すぎ。

ゲキ混みの鹿児島市街地方面行きのバス停付近→
さすが、GWの威力は凄まじいです。
鹿児島空港は鹿児島市の中心部からだいぶ離れているので、来た便に乗れるのか、乗れても座れるのか分からん上に、長時間のバス移動が待ち受けるなど、見ていてかなりお気の毒になる。

来年は明治150年→
あー、だから来年の大河ドラマが「西郷どん(せごどん)」なのですね。

鹿児島空港ビル→
私はというと、レンタカー屋さんの送迎車に一人寂しく乗車、ちょっぴりドナドナ気分で運ばれている最中。

車を借りる手続きを済ませた後は、いの一番に桜島を目指します。
真っ先にそこに向かった理由、それはずっと前から桜島を車で一周したいという夢がありまして、それをすぐに叶えたかったから。

↓というワケで、島の南側にある「有村溶岩展望所」へ(途中、道の駅たるみずで休憩したけど、それは次回)。

桜島の概要は、この展望所にあった案内を参照して下さい。
ここは大正溶岩原に作られた展望所で、南岳を望む約1kmの遊歩道を備えています。

↓日常ではお目にかかれない、殺風景で荒涼とした感が実にいい。


噴煙を上げて、ドンと大迫力!な桜島→
のハズなのですが、私のデジカメがショボすぎるので、その迫力を伝え切れませんが、本当に迫力があります。
大袈裟ですが、ここに来られて本当に感激以外の何ものでもありません。

別の場所から→

錦江(きんこう)湾も一望できます→

さらに西へ走らせ、赤水展望広場へ→
鹿児島市街が一望できます。

西郷さんの横顔に見えるといわれる溶岩→
撮り方がいい加減だったので、全くそう見えませぬ・・・。

ここは何と言ってもこれでしょう、「叫びの肖像」→
鹿児島出身のある歌手が、ここで野外コンサートをした事をきっかけに建てられたモニュメントです。
東京のバカヤローがーーー、との叫びが聞こえてきそうな。

鹿児島行きフェリー乗り場近くへ→

↓明るい時間ならいいのですが、暗かったら吸い込まれそうなフェリー料金所。


↓このコンビニにはカープ仕様(赤)以外のものもあるなんて知らなかったわー。

因みに左の車が私が借りた車。

コンビニのすぐそばには「桜島マグマ温泉」→
周辺には海釣り公園があったり、火山の博物館が入っている「桜島ビジターセンター」があったりと、レジャー施設は充実。

島の北側を走って「黒神埋没鳥居」へ→
大正時代の大噴火によって頭だけ残して溶岩流に飲みこまれてしまった、元は3mの高さがあった鳥居です。
噴火後、住民達は鳥居を掘り起こそうとしたのですが、当時の村長さんは爆発の猛威を後世に伝えるため発掘の中止を指示したといいます。
この大正の大噴火は、それまでまさに「島」だった桜島を大隅半島と地続きにしてしまったほどの凄まじさだったようです。

この奥に行くと、雰囲気のいい佇まいの社殿があります→

さて、この2日後の5月2日早朝、桜島が噴火しましたが、その時私は霧島市から日南海岸に向かっていて噴火を目の当たりにすることができませんでした。
尤も私が噴火を知ったのは、さらに翌日3日だったワケでありまして・・・。
その間、車内ではラジオを付けっぱなしにしていたにも関わらず、地元ニュースでは噴火の「ふ」の字も出てきませんでした。
どうやら現地では噴火とは言えない程度の噴火だったようです。
が、こうして折角遠くから遥々やって来たのだから是非見たかったなあ、残念無念。

それはさておき、長年の悲願はとりあえずここに叶いました。
ただただ感無量でごわす。

 



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