ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

68日目 2013年四度目の関西(1)~大和郡山

2014-01-31 23:59:37 | 近畿(奈良・和歌山)
2013年12月28日(土)

今日は親知らずを抜いて貰いました。
その歯医者は中学高校と同級生だったヤツで、抜歯自体は全く痛くかったので、お手柔らかにやってくれたと思いきや、麻酔が切れ始めるとやっぱり痛い。
以前抜いた時は難儀も難儀な親知らずで、抜こうとすると麻酔をしたにもかかわらず激痛が走り、挙句には歯茎を切り開き骨を削るなどしてやっとこさ抜けたものの、その後ももんどりを打つような痛みが続きました。
それに比べれば今回のは屁の河童の如きですが、かと言って処方してくれた鎮痛剤は極力飲みたくないので(薬はなるたけ飲まない主義です)、気を紛らわす為にブログでも作る事にしますよ。


そんなこんなで、最後の休憩地・土山SA(滋賀県甲賀市)に到着、「現在7時20分(だったと思う)です。」というアナウンス。そんなに遅れていたのかというのが最初の感想。

やっと京都市内へ。

鴨川→

京都タワーも姿を見せる→

京都駅には8時37分頃到着→
実に定時から1時間20分もの遅れです。
これだからバスは時間面で全く信用できないのですが、休暇の前の渋滞はある程度予測できたところなので、寧ろこの程度でよく済んだというべきか・・・。

さてさて、京都からは夏と同じく奈良線に乗ります。
あの暑さの中辟易しながら歩いた町を懐かしく眺めながら、今回は優雅にそのまま終点の奈良駅へ。この旅を始めて初の奈良県上陸。
でも、奈良市には見向きもせず、そのまま関西線の電車に。

大和郡山市の郡山駅に10時頃到着し下車→

駅前から通じる細い道を歩きます。

外堀緑地→
後で行きますが、郡山城の外堀を埋め立てた遊歩道のよう。

箱本館「紺屋」」(はこもとかん・こんや)→
箱本とは自治組織の事で、紺屋とは藍染め屋さん、建物は江戸時代からのもの。
ここでは藍染めをじかに学ぶ事ができるようです。

箱本十三町観光案内所→
石像は金魚すくい大会のマスコットキャラクター「きんとっとくん」。
「金魚が泳ぐ城下町」とあるので金魚(目がでかいから出目金?)だと分かりますが、最初これを見た時、カエルかと思いましたね。
そう、ここ大和郡山市は金魚の一大養殖地なのであります。

(333)奈良県大和郡山市役所
福島県にも郡山市があるため、混同しないよう市名には「大和」を被せていますが、駅名には付かず。住民は「大和」を載せるのに、必死で抵抗したらしいです。

役所前の柳町商店街→
右の古い建物は、和菓子の「菊屋本店」。
お店のHPを見ると、何と天正年間(1573~1593年)から営業している老舗の中の超老舗。
名物は豊臣秀吉が「鶯餅」と命名したという「御城之口餅(おしろのくちもち)」。

本日は業務はもう終わり?、な訳ない→

無駄に体力を消耗している鯉たち→
ずっと休庁だけど、誰かしら休み返上で餌はあげているんだろうね、多分。
それと、金魚の町を標榜するなら、この池に金魚を放すべきなんじゃないかな?

↓郡山城跡へ



豊臣秀吉の弟・豊臣秀長が居たお城。突き出ている部分が本丸跡らしい。

お城の中にある柳澤神社の入口→
この神社から本丸跡に入れそう。だが・・・。

は、入れん→
付いていないのぉ。

お正月に向けて準備に余念なし→

こちら少し離れて大納言塚→
大納言とは豊臣秀長で、彼のお墓。
彼は「学問の智将」と言われ、この地ではとても尊敬されているお方のよう。
ここでお参りの謝意を述べ、「自分の名前」「願い事」を言いながら、「お願いの砂」という砂を塚の門入口にある石箱に3回通すと願い事を聞いてくれる(叶うとは書いていない事に注意)と案内板にはある。
秀長公は大和郡山では「学問の神様」の如き存在みたいです。なので、受験生はいざここへ行かん。

↓新木山(にきやま)古墳を通り過ぎると、金魚の養殖池が一面にギョギョッと広がります。


 

お、いるよいるよ!→

平城京の市場であった「西市跡」も見てみたかったのですが、ちと遠くにありすぎるので、行くのを断念、残念。

↓参考・カッコしてあるのはこれまで行ったところ
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67日目 年の瀬の雰囲気どっぷり東京駅

2014-01-27 23:39:07 | 目的地へ(から)移動
2013年12月27日(金)


季節は前回の秋からまたしてもいきなり飛び、今回はちょうど1ヶ月前のお話しです。

この日は御用納めで、いよいよ世間的にはいつもより長~い年末年始休暇の開始!
という訳で、私もご多分に漏れず早速夜から旅に出発進行でございます。
行き先は、北は寒くてイヤなので西になります。

西に行くのであれば当然「ムーンライトながら」なのですが、今回は指定席獲得競争に脆くも敗北し(というか、「みどりの窓口」に行くのが遅れてしまった)、キャンセル待ちにしていたのですが、結局キャンセルしてくれる心優しい方は現れず、仕方なく保険として確保していた夜行バスに乗る事になりました。
でも、一度も夜行バスは経験がないので、それもまたいいか・・・。

稲毛駅22時57分発の快速電車でいざ出発!

稲毛駅東口側界隈→

東京駅に到着→

八重洲口のバス乗り場へ→
上の屋根は「グランルーフ」。
昨年(2013年)9月に完成、長さ約230メートルで、歩行者通路は幅が最大9メートル。
建物建設現場でよく見られる斜めに傾斜している棚を「朝顔」といいますが、さしずめ巨大な「朝顔」の感じ。

↓さすがに多くの人で雑然としています。





これから田舎に帰る人や、遊びに行く人・・・。
昔は駅で見られたであろう年末の姿は、今やバス乗り場に取って代わられましたが、それはそれとして、いよいよ年の瀬を実感できる光景。

「ドリーム343号」大阪駅行きに乗る予定ですが、同じ乗り場の先発の「青春エコドリーム41号」の発車がいつもより人が多いせいなのか、手際が悪くモタモタしているので、「ドリーム343号」発車時間の23時50分を優に過ぎてしまっている。

0時頃、やっと来た→
結局発車したのは0時10分頃。
車内は狭く天井は低いのは仕方ないけど、座席は「ながら」よりよっぽどマシ。
案外悪くない、というのが第一印象。
ま、3列シートだからでしょうかね。これが4列なら最悪なんだろうけど。

バスは霞ヶ関から首都高に入り、東海自動車道にそのまま抜けたのを見届けて私は寝入りました。

東京駅→

霞ヶ関のどこか→

首都高に入ってすぐ→

渋谷駅東口→

東京料金所→

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夜中、それまで高速で走っていたのが、急にインターチェンジを降り一般道に入った感覚を覚える。外を見てみると、蜜柑で有名な浜名湖畔の三ヶ日のどこかに停車。

どういうことなんだろう?と思っていましたところ(後で時刻表を見たら運転手交代のようでありました)、そのうち走り出したものの、高速道路に戻らず、すっごい山道に入り始めたんだけど!
「362」と書かれた「おにぎり」の標識が見えるので、国道362号線なのだな。
所定のルートは知りませんけど、ひょっとすると高速道路が渋滞しているので、一般道で迂回しているのかな?
音羽蒲郡ICから高速道路に入りましたが、渋滞の影響でやたら止まる。
これはどう見たって下車予定の京都駅烏丸口に定時(7時17分)には着かないだろうな。どの位遅れているのか分かりませんが、ま、そうなったらそうなったで考えていても仕方ないので、再び寝入る。

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経県値

2014-01-26 00:32:00 | その他
今回は旅を離れて、少々小話を・・・。

「都道府県市町村」というサイトがあります。
ご存知の方も多いとは思いますが、地理好きにとってはたまらないサイトで、立ち上がった初期の頃からよく見ていました。

その中に「経県(経県値&経県マップ)」というページがあります。
これによると、どの地方によく行っているとか行っていないとか、自分はどの程度全国を飛びまわっているのかがよく分かるものです。

そして、「経県度と目安とするガイドライン」というのがありまして、下記のように分類されています。

経県度 評語 点数 目安とするガイドライン(最終的には自主判断)
 ◎   居住 5点 住んだ(3ヶ月程度の長期滞在も含める)
 ○   宿泊 4点 泊まった(夜行通過は除く)
 ●   訪問 3点 歩いた(泊まったことはない)
 △   接地 2点 降り立った(乗り換えやSA/PAでの休憩など)
 ▲   通過 1点 通過した(鉄道、自動車による通過や船による寄港など。航空機 による上空通過は除く)
 ×   未踏 0点 未経県(かすってもいない)

因みに私は、全都道府県に宿泊しているので、今となってはやってみても全く面白くなく、一度も住んでいない所に引っ越さなければ永遠に頭打ちです。
◎が5個あるので私は合計193点となるのですが、究極の最高点数は235点で、これは常識的になかなかいないでしょう(そんな人がもしいるのなら一度お目にかかってみたい)。

最早、都道府県レベルでやっても面白くないので、何かないか・・・。
そこで、考え付いたのが昔の国ではどうか?という事です。

早速、その結果はというと・・・。

◎4国
武蔵  下総  陸奥  伊予
○51国
山城  大和  和泉  摂津  伊賀  伊勢  尾張  三河  遠江  駿河
伊豆  甲斐  相模  上総  常陸  近江  美濃  飛騨  信濃  上野
下野  出羽  若狭  越前  加賀  能登  越中  越後  丹後  因幡
伯耆  出雲  播磨  美作  備前  備中  備後  安芸  周防  長門
紀伊  阿波  讃岐  土佐  筑前  豊前  豊後  肥前  肥後  日向
薩摩  
●8国
河内  志摩  安房  丹波  但馬  石見  淡路  大隅
△1国
筑後
×4国
佐渡  隠岐  壱岐  対馬
離島だけ・・・汗)

経県値ならぬ「経国値」は合計250点でした(ま、こんなもんかな)。
●△×を全部○にすると、276点なので約90%済み。

このついでにさらに細かく見てみる。

廃止された国
○4国
芳野  諏方  石背  石城
×1国
多禰 

東北地方明治維新後の国分割
◎1国
陸前
○6国
羽前  羽後  岩代  磐城  陸中  陸奥

北海道開拓使時代
○10国
渡島  後志  胆振  石狩  天塩  北見  日高  十勝  釧路  根室
×1国
千島(さすがに「千島国」には行きようがない

経県値が事実上終了しているので、当面は国を全部○にできるよう頑張ります。
それが終われば、
これぞまさに、全国制覇!(一応)

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66日目 旧東海道がついてまわる(4)~三重郡

2014-01-21 23:18:47 | 東海
2013年10月13日(日)


いよいよ鳥取へ行って帰っては今回で最終回を迎えます。

千葉へはいわゆる飛び道具(新幹線)を使わず、地道に普通電車を乗り継いで帰るつもりでいるので、三重郡の朝日町と川越町を訪問してこの旅は終了となります。

この2つの町、四日市市と桑名市というそれなりに名の知れた市の近接海岸部に2つの小さな豆粒を無理やりギュッギュッと押し込んだように存在しています。

政府が合併推進の笛を盛んに吹けども小さな町2つは全く踊らなかったのは、名古屋に近く人口も増えているのか、大企業の工場か何かがあるのか分かりませんが、きっと財政的に豊かなのでしょう、ならば独立していた方がいいわな。それに面積が小さいから町の維持費も少なくて済むでしょうし。

さてこの三重郡、宮城県や香川県のように県庁所在地の郡名を県名にしているのは結構あるのですが、三重県の県庁はご存知、津市。離れすぎやしない?
実は四日市市がかつて三重県の県庁だったことがありまして、四日市市は三重郡なので、そこから県名を採用した訳です。
同じような例は石川県があります。

朝日駅→
何てことのない無人駅。

↓駅を背に南東へ歩くと、さっそく旧東海道のお出ましです。

それをとりあえず名古屋方向に歩きます。
でもまぁ、よくぞこんな道幅で、大名がゾロゾロ歩いていたものだな。

橘守部出生地跡→
江戸時代の国文学者らしいのですが、初めて聞くお方。

さらに進み、右に折れれば役場があります。

(331)三重県三重郡朝日町(ちょう)役場
三重県で一番面積の小さい自治体。

役場前の家→
レンガ塀とは、滅多にお目にかかれず、とても風流な感じ。

上の写真の奥に見える「朝日町資料館」→
休館です・・・。

↓住宅街を抜けて田園風景広がる所に来ました。

目の前には近鉄線、高架線は「近畿自動車道(伊勢湾岸自動車道)」

電車が颯爽と通り抜けていく→

伊勢湾岸自動車道をくぐり抜けると、川越町との境になります。
でも、その境界を示すものは何一つありません。
なら、どのようにしてそれを探そうか・・・。

きっとここだな(と勝手に推測)→

↓最近こういうのをあちこちでよく目にするようになりました。


現代の東海道(国道1号線)→

(332)三重県三重郡川越町(ちょう)役場

朝明(あさけ)川に沿って歩きます→
川の写真はありませんが、「川越」の由来はこの川の両岸の村々が合併したことによるらしいです。

また近鉄線→

↓ホタルが見られる場所みたい



未来永劫、そのような環境であって欲しいと思います。

再び朝日町に入り、旧東海道に出て、駅に戻ります。
もういい加減お腹いっぱいでしょうが、これで最後にします。

↓その道すがら



仮に看板がなくても、舗装の色ですんなりそのまま左に進む人がほとんどと思われ。

名古屋駅へ。

↓お店のラジオからは、セリーグ・クライマックスシリーズ第1ステージ第2戦の中継が流れてくる。「きしめん」を注文をしていると、たちまちカープが逆転する。

お店のオヤジさんは「タイガース、弱すぎるわ」と大笑いしてました。

こっから長いぞ→
2番線の「新快速」は若干遅れています。

名古屋からは長~い道中を辛抱強く過ごし、稲毛に着いたのは23時過ぎであったとさ。

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66日目 旧東海道がついてまわる(3)~亀山

2014-01-17 23:54:33 | 東海
2013年10月13日(日)


草津線は柘植(つげ)駅でまさに別れを告げ、関西本線で鈴鹿山脈を下りてきて、亀山駅に滑り込みます。
同じ三重県ですが、鈴鹿山脈を境に関西圏と中京圏に分かれている感じ。
なので私のブログでは三重県の地方分類に限っては、旧伊賀・紀伊国は近畿、旧伊勢・志摩国は中部として分けています。

亀山駅→
古臭い感じの駅ですが、貫禄は充分。

一時間半しか時間は設けていませんが、ちょっと町の散策をしてみます。
ま、町を一通り見るには全く足りないですけど・・・。

↓駅前に能褒野(のぼの)神社一の鳥居がいきなりデーンと迎える。

能褒野神社は日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀る神社。
超人的な武勇伝を全国残した彼は、この亀山でお亡くなりになったらしいです。

駅前通りをちょっと行ったところにあった建物→
くたびれた建物好きにはたまらない一品。人がまだ住んでいるらしい(だから廃墟とは言えないかもしれませんが)のが、なおいい。

お城に向かう坂を登ります→


(330)三重県亀山市役所
役所のある所は、昔は二の丸だったみたい。
亀山は東海道の宿場町で、それは後ほど廻ります。
それよりも亀山の名を有名にしたのは、ある有名歌手がCMに出ていた某企業のテレビ工場ですな。
ただ、盛者必衰の理はここでも例外ではなく、今はどうやら雲行きが怪しいみたいです。

亀山城多門櫓、タダで中に入れるので入ってみよう→

↓こんな感じ



天正18(1590)年に築城。明治時代に大部分の建物が取り壊された中で、これだけが残されたといいます。

上の写真の左に置いてあった展示物→
これはいくら何でも酷すぎる!ボヤ程度で済んだかもしれないけど、下手すると灰になっていたかも知れない。
んで、犯人は捕まったのか?
こんなことをするのは、一体・・・?。
日本の大事な宝にこのような酷い事をすると聞いて真っ先に頭に思い浮んでしまうのは、あの国の・・・、いやいや我が身の安全の為、これ以上の深入りはやめとこ。

外を眺める→
「櫓」とあるだけあって、見晴らしはよろし。
私がせっせと登ってきた道路が見えます。その左は「池の側(いけのかわ)」。
昔の外堀の一部らしいです。

亀山神社→

さて、旧東海道の宿場へ。

旧舘家住宅→
昔は呉服屋さん。

↓道標



反対側にも道標はあるのですが、こちらは相当朽ちています。

自然食品、酒などを扱っているお店→

右の東屋っぽいのがある所は、お城見庭園→
左の坂を「たまり坂」という。人が集い溜まる場であって欲しい願望から付いたらしいです。
前の道はさっき私が役所・お城へ行くときに登った坂。

お城見庭園から見た東海道の続き→

もうちょい東海道を歩きましたが、ここで時間切れ→

「でころぼ坂」を一気に駆け下りて、駅へ一目散→
面白い坂道名(笑)

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66日目 旧東海道がついてまわる(2)~草津線沿線

2014-01-13 23:47:41 | 近畿(滋賀・京都)
2013年10月13日(日)


7時42分大津駅発の電車に乗り、草津駅で草津線に乗り換えて1つ目の手原駅で降ります。

手原駅→
東経136度が通っている有名な都市はないかな?と思って調べてみましたが特になし。

駅前通り→
奥に見えるのは駅。

駅前通りを少し歩くと、早速旧東海道が横切ります。
どれどれ、少しそれを歩いてみましょう。

稲荷神社→
寛元3(1245)年に創建されたと伝えられてるこの神社、江戸時代には傘松の老木が有名となり、別名「笠(傘)松の宮」とも称するよう。今もその松はあるのか知りませんが、特に境内に入って確認はしていません。

このボーヤはどういう意味じゃ?→

手ハラベンチ→
お手をどうぞ、ではなく、お尻をどうぞ。
明治天皇はここにお掛けになったのかな?そんなに古いベンチではなさそうだったけど。

↓旧東海道をブラブラ




↓各家々にこんな感じの表札があります。
手原傘という傘はどういうのか知りませんが、きっと傘屋さんだったんでしょうな。


中央自動車道(名神高速)の栗東(りっとう)IC→
昭和38(1963)年、ここから尼崎まで日本で最初の高速国道が開通しました。

(328)滋賀県栗東市役所
栗東市は競馬好きなら誰しも知っているトレーニングセンターのある所。
ですが、市内のほんの僅か歩いただけですが、「馬の町」を感じさせるようなものは駅に横断幕があっただけで、見事なまでに他は全く目に付きませんでした。
私が気が付かなかっただけ?

2つ次の駅の甲西(こうせい)駅へ。

↓甲西駅北口と駅前




(329)滋賀県湖南市役所
一見、形が東京ドームっぽい役所。

琵琶湖南部を湖南地域といい、その地域名は以前から使われていたようですけどね。
湖南、こなん、コナン・・・。
どうもあのアニメが頭に浮かんでしまい、地元の人はどう思っているかは知らないですけど、県外の住民の私としては何とも言えないものを感じる(あくまで個人的な感想です)。
でも鳥取空港を「鳥取砂丘コナン空港」という愛称を使う考えが俄かに発生した事を考えると、そのアニメは見たことはないですけど、ひょっとして凄い番組なのだろうか・・・。

時間があったので、駅の反対側(南口)にも行ってみます。

南口駅前通り→
北口も少なくとも都会には感じませんでしたが、こちらは田園風景広がるもっと田舎。

でも旧東海道が通っており、特に他に行くところが無いのでそこへ。

↓その様子




←左は老舗っぽい酒蔵

古道というのは趣きがあっていいよな~。




↑それで、どこにそんな松があると言うのだ?

貴生川(きぶかわ)駅にて→
ポツンと放置されている信楽高原鐵道の車両。
昨年9月の台風18号の影響によってずっと運休しており、今年中に復旧させるつもりのようですが果たして如何に?

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66日目 旧東海道がついてまわる(1)~大津

2014-01-12 00:42:33 | 近畿(滋賀・京都)
2013年10月13日(日)


この日は滋賀県の県庁所在地・大津市からのスタート!

大津市は我がブログの市区町村訪問に今回カウントされません(市役所はやや遠方にあるため行けない)が、ただ「大津祭」開催期間中という非常におめでたい時期なので、お祭りそのものは見ませんが、特別にちょびっとだけ朝の大津駅周辺の様子をお届けします。

滋賀県庁
滋賀県の旧国名は近江(おうみ)。「江」とは、湖のこと。
つまり、京都から見て近い湖、すなわち日本最大の湖・琵琶湖を指します。
滋賀県のシンボル・琵琶湖は、国名そのものであった訳です。
では、近い「江」があるなら、遠い「江」もあるんじゃないか?
勿論ありまして、遠江(とおとうみ)は鰻の養殖で有名な浜名湖(静岡県)を指し、同じくその周辺一帯は国名にもなっています。
因みに「近江」は、さらに遠い昔は「淡海(おうみ)」と表記されました。
淡水湖(塩分を含まない湖)という意味ですが、遠江も同じように「遠淡海(とおつおうみ)」と呼ばれていました。
浜名湖は津波によって海と繋がってしまいましたが、昔はそうではなかったことの証しであります。

↓大津駅前通り。駅を背に真っ直ぐ行くと琵琶湖に突き当たります。
←大津駅の方向
←琵琶湖の方向

↓大津駅前通りをまっすぐ行った所の湖畔近くの「島の関西交差点」

横切っている線路は京阪石山坂本線、浜大津駅の方向。
その浜大津駅から出る京都方面行きの電車は、70メートル近くある長いものですが、何と一般道路(もちろん車も通る)のド真ん中を走っていき、京都市に入ってからは物凄い峠を越えて、やがて京都市街地では地下鉄になってしまうという大変面白い路線。

ある路地でやっていた、曳山の展示→

どれどれ、曳山を拡大してみよう→

大津駅前通りと旧東海道の交差点→

←京都の方向

←草津の方向(だったと思う)
大津には東海道の宿場が置かれましたが、ここらへんがその宿場かな?雰囲気的に。
2つ上の写真の道を進むと、明治時代に起こった、当時のほとんどの日本人が色を失ったロシア皇太子の襲撃事件の現場付近に行け、その碑が建っているようです。
この皇太子は後に皇帝に即位したものの、日本と戦争をやって負けてしまう。
よくよく日本とは相性の悪い御仁であったようです・・・。

大津駅→

↓ホームに行くとこういうものを見つけました。
 
北緯35度は、「千葉県千倉町(今は南房総市)で太平洋云々」とありますが、千倉ってどこや?って感じだよな~。
せめて「館山市を通って~」にした方がまだ良かったかも。
えっ?関西の人からしたら千倉でも館山でもどっちも知らんて?

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65日目 中国山地縦断・折り返し(4)~佐用

2014-01-09 23:51:32 | 近畿(大阪・兵庫)
2013年10月12日(土)


やっとの思いで3時間近く列車を待ったというのに、たった30分乗っただけで佐用(さよ)駅で降りなければいけません。

↓佐用駅が近づくと、川(佐用川)に災害の傷痕がちらほら見えるようになります。

全く忘れていた方もいらっしゃるでしょうし、そう言えばそんな事もあったよなと思っている方もいるでしょう、平成21年8月9日、台風9号によって川が大氾濫して甚大な被害をもたらした、あの大水害によるものです。

佐用駅舎→
あの水害でこの駅は、大人のお腹辺りまで水位が達し、駅舎とホームを繋いでいるのはさらに低い地下道なので、それは完全に水没してしまったようです。
この日乗った智頭急行や前日乗った姫新(きしん)線もしばらく一部不通になってしまいました。

↓駅前から続く商店街を歩いてみましょう。



商店街は特に水害の痕は見受けられません。

↓でも、風化させないように苦心はしているようです




「がんばろう!○○」は最早被災地の共通の合言葉→

↓架け替え工事中の「佐用大橋」に来てみました。





川にはコンクリート片が転がっていますが、何となく災害があったみたいな、といった程度でしか見た目には感じません。

商店街にあるお肉屋さん→
ここで、このお店の名物という「しかコロッケ(\150)」を購入します。
コロッケが揚がるまでの間、お店のおかみさんに台風の日の事を聞きました。
お店付近はやや高い所にあるので、大した水位ではなかったけど、それでも当日おかみさんは車を運転していて、見る見るうちにドアの半分の高さまで水が来て、車を捨てて脱出して間一髪助かったと・・・。

それまで私は水害があったのを2年前(その当時から見て、つまり平成23年)だと思っていましたが、話ししているうちに4年前だったを知る。
もうそんな前の出来事だったんですね・・・。
でも何はともあれ、市民生活は普段通りに戻っているようなので、良かった良かった。

コロッケ→
味は塩はかなり薄く、超あっさり。
ソースをかければちょうどいいのかもしれないけど、私はソースが嫌いなので、代わりにかけるとしたら醤油か・・・。

(327)兵庫県佐用(さよう)郡佐用町(さようちょう)役場
駅名は「さよ」です。古くはこの地域は「さよ」と呼んでいたらしいです。
宿場町として栄え、秋から冬にかけてしばしば朝もやに覆われるので、鎌倉時代の5代執権・北条時頼は「いづことも 知らぬ道にぞ やみぬべき 晴れ間もみせぬ 佐用の朝霧」と歌っています。

日も暮れてきましたので、この日の市町村訪問は終了です。
でも、まだまだ移動は続きます。

姫新線で姫路に出て、山陽本線の新快速電車に乗り換えます。

姫路では恒例の駅そば(天ぷらそば\450)→

関西では違和感の無い女性の立ち食い→

姫路で見る、珍しい大垣行き電車→
一日3本しかないうちの一本。

電車で東へ、東へ。
降りたのは大津駅、大津市に宿泊します→

この日と翌日は、湖国三大祭の一つ「大津祭」→
夜遅くまで市内は多くの人で賑わい、な感じの大津の夜でした。

↓参考・カッコしてあるのはこれまで行ったところ
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65日目 中国山地縦断・折り返し(3)~あわくら温泉

2014-01-08 23:06:13 | 山陽
2013年10月12日(土)


若桜(わかさ)鉄道で郡家(こおげ)駅に戻り、JR因美(いんび)線で智頭(ちず)駅に行き、そこから智頭急行線に乗り換えます。

智頭急行の車内→
私の他はたった2人だけという、寂しいを通り越して惨めな乗車率。

↓智頭駅の次は恋山形駅



「人よ来い」という意味で、元々予定していた因幡山形という駅名を地元の要望でこの駅名に。ただ、近年の1日の乗降客数平均たったの2人!だったというから、脆くもその期待は裏切られたと思われる。
この智頭急行線が開業したのは平成6年、その頃から地元としては過疎化が切実な問題だったわけですな。
ところが・・・

車内に貼ってあったポスター→
昨年6月に写真のように駅がリニューアルされ、その色からも分かるように、「恋のパワースポット」として売り出し始めました。今度は少なくとも今までよりは人は来てくれるかな?

という訳で、岡山県に入ります。鳥取県よ、あばよ~!

13時9分、あわくら温泉駅に下車→
田舎の駅にしては立派すぎる駅舎で、駅名となっている温泉のまさに最寄り駅。

ここではタヌキがお出迎え→

なぜタヌキか?というと、こういう事です→

さぁ、困ったのは私。
というのも、次の列車が来るまでたっぷり3時間近くある・・・。
さしたる観光施設もなく、こんな山間部の町なので、当然お楽しみ施設など望むべくもない。

ならば、ここは温泉ではないか、という訳で駅から西側、歩いて約15分の所にある「湯~とぴあ黄金泉 (おうごんせん) 」という入浴施設に行きます。

↓目の前にあるのは志戸坂(しとさか)峠道路、右は塩谷川。

只今急坂を登っています、エッチラオッチラ(汗)。

↓湯~とぴあ黄金泉



ここでもタヌキがお出迎え。
入浴料\800、ただし、事前にHPの割引チケットを印刷して持っていくと\500になります。

塩谷川を眺められる露天風呂もあり、お湯もよろし。
ところが、私はさほど入浴が好きではないので、長風呂ができない。
なので、さっさと上がってしまう。でも、さっぱりした~。

ここでお昼を戴きます。
そば定食(\550)→

少し時間稼ぎしましたが、まだ有り余る時間・・・。

家でじっとしているのが好きな私ですが、外ではじっとできない性格なので、とりあえず役場に向けて歩くことに。入浴施設から南に向けて歩きます。

国道373号線に出て来ました→

道の駅「あわくらんど」→
特にこれといった特徴的な道の駅でなし。

↓この標識の矢印、言いたい事はわかるんですけどね・・・。

本来なら真っ直ぐな矢印にすべきなのですが、手前のT字路を左に曲がらないようにとの配慮でしょう、でも、そこまで考える必要ありか?とツッコミを入れてみる。

(326)岡山県英田(あいだ)郡西粟倉村(そん)役場
人口約1500人位の山村なので、役場もこじんまり。

さらに南へテクテク。

左に曲がると駅→
とうとう西粟倉駅に来てしまった。
まだ30分も時間があるでござるよ・・・。

西粟倉駅→

駅待合室内のポスター→
色褪せて間抜けなものに成り下がっていて、甘い雰囲気ぶち壊し。

↓目の前を特急列車が大轟音を立てて猛スピードで駆け抜けていく。

大迫力!

15時59分発の列車に乗ります。やれやれ・・・。

以前、岡山県・美作(みまさか)市は、宮本武蔵の出身地であるとブログで触れましたが、その美作市の大原地区に本人そのままを名乗った駅があります。


水田アートの跡っぽい?→
何だかそれらしきがたくさん見えます。もしそうなら稲作時期はきっと水田アートが楽しめるでしょう、この智頭急行。

↓参考・カッコしてあるのはこれまで行ったところ
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65日目 中国山地縦断・折り返し(2)~八頭郡

2014-01-06 23:56:34 | 山陰
2013年10月12日(土)


皆様、明けましておめでとうございます。
本年も、当ブログを宜しくお願いします。

さて、しばらく放置していましたが、ブログを再開します。
そんな訳で、早速前回の続きです。

鳥取駅を特急列車で発ったのですが、僅か8分の乗車と言うプチ贅沢?(ただ適当な時間の普通列車がなかっただけ・・・)で、八頭(やず)町の郡家(こおげ)駅で下車します。

郡家駅→

駅前の白兎像→
鳥取県の旧因幡(いなば)国地域はどこへ行ってもウサギだらけ。
それはさておき、古事記に載っている白兎の話しとは、ウサギがワニ(今で言うサメ)を騙したので、怒ったワニに毛を剥ぎ取られ、挙句の果てには神様の意地悪(そういう事をする神様もいるんだな。闇雲に神社という神社を参拝するのは考えものかも)により体中が傷だらけで真っ赤になってしまうといった、見かけの可愛さとは裏腹の案外悪者役でお気の毒役。
ま、最後は良かった良かったで終わるんですけど。

次の列車までの1時間で、ちょっとばかり町を散策してみましょう。

駅近くの様子→

ブラブラしていたらこういう看板を見つける→
どれどれ、行ってみよう。

↓白兎神社



何と言っても鳥取市にある白兎神社が有名で、そこでの詣では縁結びに効果があるらしいので興味のある方は是非行かれてみてはいかが?
一方、こちらの簡素な神社は八頭町にあるという3つの白兎神社のうちの一つ。天照大神が山に降臨された時、一匹のウサギが道しるべをしたという伝説があるそうです。

瓦の葺き替え作業中→
初めて見たな、こういうの。

葉っぱに銀杏がつくという「ハツキイチョウ」→

(324)鳥取県八頭(やず)郡八頭町(ちょう)役場

郡家駅10時7分発の若桜(わかさ)鉄道の列車(実際には遅れている他の列車到着待ちで、12分遅れで発車)で、長閑な中をトコトコ30分乗車。

↓人形を飾っている駅が多い



何だかちょっと不気味な感じ・・・。

↓若桜駅
 

駅構内の転車台と蒸気機関車→
転車台は手動式で国の登録有形文化財、蒸気機関車は観光列車として走らせているようです。

↓駅前右にあるお店は、何かのイベントか大売り出しか分かりませんが、けっこうな人で賑わっている。

だ~れもいない駅前は見飽きるほど見ましたが、こうしたのは田舎では珍しい光景。

元々の予定ではこの町の滞在時間は50分程度しかなかったところが、列車の遅延で40分位になってしまったので、急いで町を見て廻ります。

↓蔵通り



明治18(1885)年に若桜の街が大火事に見舞われてからは、この通りにあるお寺さんを火から守るために蔵しか建てられなくなり、この結果として蔵が密集しています。

↓仮屋通り





大火事の後、この通りの家には庇を、家の前には水路を設ける義務付けがなされ、昔は800メートル連なっていたので、雨が降っても傘なしでへっちゃらだったようです。

こちら仮屋通りにある「昭和おもちゃ館」→
昔懐かしいもの、いっぱい。

この家には福が来たのかな?→

(325)鳥取県八頭郡若桜町(ちょう)役場

↓参考・カッコしてあるのはこれまで行ったところ
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