唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

火山高

2006年12月16日 | 映画 か行
2003/11/29 01:33

火山高に転校生が来た

最初は、ああ、こんなの借りちゃったよ。止めちゃおうかな・・・などと思いながらみていたらいつの間にか夢中になってみてしまった。
なんか、炎の転校生みたいですよね。
アクションが意外と面白い。
役者もそれぞれの味を出していて結構いいのではないかと思いました。
そして何といっても剣道部の部長がかわいい。目がきりっとしていて同じ表情。ああいう子に学生服着せたらもう・・・それをみるだけでも、途中で止めるのもったいないですよね。私の大好きな服が水にぬれるシーンもあるし・・・いや、健康的な映画だからいいんですよ。
作り手の一生懸命さが伝わるメイキングもはいっていて、なんか、みんながんばったんだなあと思いました。
でも、せっかくがんばるんならもっといい話でがんばってほしいなあ・・・ともちょっと思った。せっかくかわいいのに・・・(またかい!)
ところで、剣道部とか柔道部とか出てくるけど、韓国では、そういうの盛んなのでしょうか?学生服も日本のに似ているけれど、向こうの人も学生服なんて着るんでしょうか。無国籍風にするために日本的なところも出したのか、日本を視野に入れて日本の学校を調べてつくったのか、韓国の学校がそもそもそういうところなのか。ちっともわかりません。

猫の恩返し

2006年12月16日 | アニメ
2003/11/30 00:41

猫を助けたハルちゃん。さあたいへん!

マンガを買って読んでいたのですが、マンガではユキちゃん(だったかな)は、昔飼っていた猫で、交通事故で死んでしまうという悲しい部分が映画では無かった。
そこのところがとてもよかったのに。
まんがで「もっと一緒にいたかったよ」とお別れをするシーンは心に来るものありましたからね。
そこがなくなった分、薄っぺらな感じがしたけれども、その狙いは何でしょうか?よくわかりません。
ハルちゃんはこんな高校生(?)いるのかな?と思うくらい素直で明るくて、でも、悩んでて、いいキャラクターですね。

インソムニア

2006年12月16日 | 映画 あ行
2003/12/07 21:02

正義を貫こうとする刑事が同僚を謝って殺してしまい、そのことを隠そうとして・・・

見ごたえのある映画だった。
真実を見抜き、犯人を捕まえてきた、そのことに誇りを持ってきた刑事が、自分を裏切った同僚を犯人追跡中に間違って殺してしまい、そこから話が思わぬ方向に・・・
よくありますよね。この失敗さえなければうまく行っている自分がいて、その負の部分を隠し、ごまかし、うやむやにして乗り切ろうとすることって。そういう時は深みにはまって、また失敗の上塗りをしてしまうことって。
こういう負の部分を何個か持っている私にとりましては、他人事ではないわけですけれども・・・そういう人間の心理をうまくついた作品だと思いました。
警察手帳(やっぱりそういうんですかね)を身からはずし、そして、うそをついていくわけですけれども、さいごに、ありのままを受け入れる決心をして、再び身につける。この演出はありきたりかもしれないけれど、とても効果的な役割を果たしていると思います。
この物語に登場する2人の女性もいい味出していますし、いい役割を果たしています。

私は警察は嫌いです。わざわざ一時停止のところや車線を変更してはいけないところで待ち伏せして、捕まえるやり方をするような警察に正義はありますか?本当の正義は、違反を未然に防ぐことではないでしょうか?一時停止無視や車線変更違反を取り締まりたいなら、隠れて待ち伏せしないでわざと目立つようにそこに立っていればいいんですよ
その前にこの交通事情を何とかしてほしいけれど・・・
話がそれましたが、そういう、いやらしい本来の正義とは違うところで働いているとしか思えない警察に問題を投げかけているような気もします。
国家の犬、市民を取り締まり縛り付ける警察から、真に、市民の安全を守る警察になってほしいものだなあと、思いました。

もうひとつのテーマは、真実に忠実であることの大切さでしょうか。
真実を見抜く目を持ち、真実に忠実であること無しに本当の正義を貫くことはできないと、なんとなく思いました。いろんな情報が氾濫している時代の中で生きて行く私たちにとってとても大事なことだと思います。

ジョンQ  

2006年12月16日 | 映画 さ行
2003/12/08 02:15

面白かった。ちょっと出来過ぎた話な感じはするけど、ちゃんと社会的なメッセージも入っているし、思わず涙をこぼしてしまうシーンも何回もあった。

最初は悪い人でもみんな最後は理解者になったり協力者になってしまう。悪人的なときの演出は、時代劇の悪代官のように悪人だし、そういう人がなぜか急に協力的になったりやさしくなったりするのがちょっと無理がある。

もしかしたら、わざとそういう風につくったのかもしれない。社会の中で生きていくために、みんなそれを割り切って生きていて、時には悪い役割を果たしているかもしれないけれど、すべての人間は本当はよき理解者になりうるものなのだというメッセージが込められているのかもしれない。

何よりも私たち日本人がこの映画で注目しなければいけないのが、アメリカの医療制度のことだろうと思います。
今の小泉内閣がやろうとしていることは、結局構造改革の名の下に国がやるべきことをすべて民間にやらせようということで、いろんなことをさもこれが今の流行であるかのようにやっていますが、民間の保険会社の保険しかないアメリカの医療制度の危険性は、今政府がやろうとしていることが国民にとってどういうものであるのかを知ることが出来るのではないかと思います。
お金がなければまともな治療も受けられない。実際に医療保険は高くなって、今でさえ病院にいくのを我慢している人がたくさんいると聞きます。こんな社会はおかしいと思います。

この映画では、マスコミはある意味いい役割を果たしたのかもしれません。(動機がどうであれ)
テレビや新聞の情報は、その気になれば、一夜にして国民を動かす力があるのかもしれません。(良くも悪くも・・・)
だからこそ国民的にも大きな影響力を持っているものなんだという自覚が必要だと思います。

ということで、社会的メッセージもきちんとあって、人間的なふれあいもちゃんとあるいい映画だと思いました。

バットボーイズ 2バット

2006年12月16日 | 映画 は行
2003/12/10 00:18

アメリカの警察はすごい!!!!

なんか長く感じました。最初から最後まで夢中になれませんでした。
カーチェイスや銃撃戦は大迫力でした。
アメリカの警察はあんな銃まで持っているんでしょうか。映画だからでしょうか。本当なのでしょうか。しかし、容赦なく撃ちまくる姿は正義のかけらも感じられません。
人を殺したその場で、冗談を言ったりする姿は、映画とはいえ、ちょっと笑えないところもありました。
物語の流れもよくわかりませんでした。悪いやつが誰かぐらいはわかりますけど・・・行動の目的がいまいちつかめないままクライマックスに。

キューバに対してどういう思いや知識、認識の下にこのキューバのシーンが撮影されたのでしょうか。本当にあんな簡単なところに麻薬を作っている小屋があるんですかね。キルビルの描いた日本のように勝手な解釈もあるんでしょうか。キューバの知識がないのでよくわかりませんが・・・
反カストロの組織がちょっと英雄的に描かれ、キューバが麻薬組織の総本山みたいな描き方はいいんでしょうか。(そこまで書くと大げさかもしれませんが・・・急に言葉の説明だけで物語があっという間に進んでいってしまったのでよくわからなかったんです)
ストーリーの流れを急展開してわざわざ描いたのはそこに何か作り手の思想があるんでしょうかね。
それと、キューバの国にアメリカ軍がいることにも驚いた。

2人のやり取りはこの映画の見せ所のひとつだと思うんですが、長すぎていらいらしてくるシーンもありました。

映画を見ながら、星いくつにしようかなと考えてしまいました。評価のために映画を見るのはいやだなあと思いつつ・・ここに書き込むの結構楽しんでいます。

9デイズ

2006年12月16日 | 映画 な行
2003/12/12 01:22

テロリストが!!!

あまりお金がかかっていなさそうな映画。銃撃戦もいまいちだし、駅で核爆弾を探すシーンは、周りはみんなエキストラで、最高の撮影環境にあるいうよりは、本当の駅のまわりを数人の俳優が一生懸命演技をしているようなそんな印象もあります。・・・そんなことはないと思うけど・・・おじいさんをそんなに走らせちゃだめですよ。

テロリストとの追いかけっこはどこか可笑しい。シリアスな感じにもコメディにもなりきれない中途半端な感じもある。

CIAはテロリストから核爆弾を騙し取る活動をしているのか?

テロリストも裏切って盗む気なら、商談が成立するよりもっと早く奪ってしまえばいいのに。

何で起爆させるのに目で照会しなくちゃいけないんでしたっけ?あの交渉中に、まだ交渉が成立していない状態でそういうパスワードというか、そういうシステムを核爆弾の装置に加えることが出来るのだろうか?まだ自分のものじゃないときに・・・
物語についていけていない。コンピューターがかかわってきたりするとどうも・・・

出来れば、せっかくチェスが得意なところを見せたんだから、ハリーポッターのようにチェスで爆発を阻止とか相手の裏をかいたとか、そういう終わり方がよかったのに。
番号を記憶するためにだけに使うよりはよっぽどよかったのではないでしょうか。

得意の秒読みで最後は終わったけれど、ハッピーエンドで終わってめでたしめでたし。

何だかんだいって、結構楽しめた部分もありましたけどね。

ハンテッド

2006年12月16日 | 映画 は行
2003/12/13 01:09

恐怖の師弟対決

淡々と静かに過ぎていく。けっこう短く感じた。実際90分ぐらいだから短いのだろうけど・・・

イメージとしてはランボーとダブるところがあって、それだけでもどきどきさせられる。

サバイバルと暗殺の達人?の師弟対決だけに、ナイフを使ったたたかいは無駄を省いて非常にシンプルで、大げささがないところがいい。景色も地味だし。

殺人マシーンの人がいい顔をしている。トラフィックに出てた人だと思いますが、ほとんど寝ていた映画でしたが、キャサリンゼタジョーンズのおばさんっぷりとあの顔だけは強烈に覚えていましたが、やっぱりいい味を出しています。

欲を言えば、追跡のところをもうちょっとなるほどと思わせるような演出とか、逆にその追跡を逃れるための工作とかそういうところの駆け引きがあるともっと良かったと思う。

最初のコソボのシーンはもしかしてなかった方が、もっと淡々としていて、なぞめいていてよかったような気もする。でも、いやなシーンというわけでもないけれど・・・

そしてハンターとの戦いも何で殺しあうことになっていくのかがいまいちよくわからない。あまり殺し合いになるような挑発でもなかったような気もするし・・・





チェンジングレーン

2006年12月16日 | 映画 た行
2003/12/14 22:40

車線変更から始まった悲劇!?

なんでもない交通事故から始まった2人の悲劇。でも、この出来事が、2人にとって本当の自分を見つける大事な時だったのかもしれない。
お互い、所々でやさしさや正義感を持とうとするが、相手の裏切りによってさらにどん底に突き落とされ、さらに相手を恨む結果になる。

最後の正義感に駆られた行動は、2人の人生を変える、まさに車線をかえる結果になったのかもしれない。
ああ、そういうテーマだったのか!

このねらいはすごい!

やはりこれもチョイスがテーマだ!

壬生義士伝

2006年12月16日 | 映画 ま・や・ら・わ行
2003/12/16 02:20

吉村さんと斉藤さんとの間の心の距離が近づいていく感じはとてもよかった。役者さんもいい味を出していたし、見所もたくさんあって面白かった。

子役はひどい。日本の子役はただいればいいという感じの多いですよね。せりふが悪いせいもあるかもしれないけれど。

明治に入ってからの2人のやり取りも、回想として物語を綴っていく役割という意味では映画の流れのなかで重要な位置づけだったのかもしれないけれど、ちょっと邪魔くさいところもあった。

最初は金のために働いているように見える吉村さんが義を重んじる、本当の武士だった事がだんだんに見えてくるところはとても面白いけれど、そこがクローズアップされていく後半はだんだん面白くなくなってきた。

そして最後は切腹して終わるわけだけれども、そこにいたるまでのせりふやら何やらが長々しく引っ張りすぎな気がした。

社会背景がよく見えてこない分、個々の人がただ動いてるだけにもみえる。

彼が死んでから、まるで義のために死ぬことが美しいといわんばかりに息子と三宅ゆうじの人が戦に行って死んでしまうシーンも蛇足なきがする。

奥さんが「自分から切腹を?」と聞いたところは、「そんなはずはないだろう?」という意味合いで言ってくれたんならいいシーンだったけれども、結局、どう受け止めればいいのかわかりませんし。