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pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

スラムドッグ$ミリオネア

2009-04-26 19:16:06 | イギリス映画



2008年 イギリス作品 120分 GAGA=Communications配給
原題:SLUMDOG MILLIONAIRE
STAFF
監督:ダニー・ボイル
脚本:サイモン・ボーフォイ
原作:ヴィカス・スワラップ『ぼくと1ルピーの神様』
CAST
デヴ・パテル マドゥル・ミッタル フリーダ・ピント アニル・カプール イルファン・カーン


みのさんが司会のクイズミリオネアは、ほとんど毎週欠かさず観てました。そんなお馴染みの番組とセットや流れる曲などが何もかも同じだったため、なんかあの番組をパロディにして作られた作品のような気がどうしてもしてしまいまして。(笑)むしろみのさんが海外の番組を真似した番組だったんだけどね~
そんなこともあって、異色と言わざるを得ない作品に感じました。なかなか面白い構成ではあったんだけど、自分はもしかして「映画好き」とは言えないのかも?と、こういう作品を観ると思う…。やっぱり、知ってる俳優か好きな俳優、それかカッコいい人が出てないと退屈なんですよ…。この作品の主人公も眉毛がやけに太くてカッコ良くない…。わざとそういう容姿の彼を起用したようですが、画面映えしないんですよね。分かってます、そういうのを楽しむ作品じゃないって。スラム街の過酷な実情を描き、主人公の純粋な信念に感嘆する作品だって。でも目の保養的な部分もどうしても求めてしまうのです。なので、すっごくキレイなラティカには終始目を奪われてました~

海外では、まだ日本には侍が歩いてて、野球を出来るスペースもないほど狭い国だなんて認識がある人がいると聞いた時は「うっそー!」なんて思ったものだけど、自分もインドに対して負けず劣らずの認識だったな インドといったらカレーと民族衣装と象。TVや携帯があるだなんて驚いたし、ボリウッド映画なんて名称で確立されてる映画界があったなんて知りませんでした 劇中流れる疾走感溢れる音楽にいたっては、ハリウッド映画に流れるそれよりも好きだったかも!思わずサントラが欲しくなってしまいました。

しっかし番組の司会者ってゲストが賞金をゲットしていくのが面白くないものなのかなぁ?ましてやそれが予想外の人物だったら尚更盛り上がりそうなものだけど?
ちなみに、昔中学時代の担任がみのさんのクイズミリオネアに出たことあります。社会の先生だったのですが、なんと歴史の問題で早々と間違えまして賞金0円・・・( ̄  ̄;)  みのさんに「社会の先生だよね…?」なんて言われてました。(笑)

【字幕翻訳:松浦美奈】


改訂新版 死ぬまでに観たい映画1001本 対象作品
(スティーヴン・ジェイ・シュナイダー著/ネコ パブリッシング)


Mr.ビーン カンヌで大迷惑 ?!

2008-01-20 00:55:51 | イギリス映画



2007年 イギリス作品 89分 東宝東和配給
原題:MR. BEAN'S HOLIDAY
STAFF
監督:スティーヴ・ベンデラック
脚本:ロビン・ドリスコル ハーミッシュ・マッコール
CAST
ローワン・アトキンソン エマ・ドゥ・コーヌ ウィレム・デフォー


本日公開の作品なら、フツー、ジョニデの最新作のが気になりますか?
えぇえぇ、それは明日観に行きますよ!なんか相当グロイらしいので、かなり不安ですがジョニー・デップのためなら頑張ります!でもね、あたし的にはこの作品も同じくらい、、むしろそれ以上気になってたのです。(笑)Mr.ビーンはあたしの青春の一部ですから完全制覇してますからっっ!!

でもやっぱビーンは、前作の映画でも思ったことだけど、TVシリーズのような単発もんのが面白い。(苦笑)TVだと短い時間だから、色々設定やシーンが変わるじゃん。でも映画のように長編だと、ちょっと無理が出てくるっていうか、現実性と掛け離れ過ぎるっていうか。確かに誰もビーンほどアホなことはしないんだけど(笑)、でも日常生活の中で「こういう時あるある!」ってなシーンを過剰・過激にしてるとこがビーンの面白さだと思うんだよね。映画だと「ありえなすぎー」になってしまうのです。でも、パンフレットのローワンのインタビューに「最初は(Mr.&Mrs.スミスのパクリで)、Mr.&Mrs.ビーンっていうタイトルにしようと思った。」って書いてあったんだけど、それは観たい。(笑)

しっかし、ビーンの顔って大スクリーンにドアップで写ると迫力あるなぁそして、、やっぱ10年前のビーンよりは老けたわ。(笑)個人的にはウィレム・デフォーが出ててビックリ彼の作品は「処刑人」しか知らないんだけどね。でもかなりイカつい顔じゃん。迫力あるし。その彼が、自分に酔いしれた、自分の自分による自分のための映画を作るナルシスト野郎なので、かなり笑えました サビーヌ役の女優さんめちゃめちゃキレイだったなぁ。そんな彼女のキスも嫌そうにぬぐってしまうビーンはやっぱり変

【字幕翻訳:石田泰子】


リトル・ダンサー

2007-10-07 01:09:40 | イギリス映画


2000年 イギリス作品 111分 日本ヘラルド映画配給
原題:BILLY ELLIOT
STAFF
監督:スティーヴン・ダルドリー
脚本:リー・ホール
CAST
ジェイミー・ベル ジュリー・ウォルターズ ゲイリー・ルイス ジェイミー・ドレイヴン アダム・クーパー


あたしも古い考えの持ち主で、男のバレエというのが理解出来なかった。頑固一徹なお父さん&お兄ちゃんが「男がバレエだと!?バレエなんて女がやるもんだろ!」と驚愕するシーンも、「そだよねぇ。」なんて思ってしまいましたでも喜怒哀楽感情のすべてを自然とバレエで表現してしまうビリーを見ているうちに、そんな自分の偏見が恥ずかしくなった。そんな偏見が、型どおりの人生を作り出して才能と可能性を潰してしまうんだよなぁって。ラストで成長したビリーが白鳥の湖を舞い踊るシーンでは、その恥ずかしさの絶頂思わず身震いしてしまうラストでした。

理解の無い暴力的なお父さんとビリーの関係の変化も感動的でした。
顔を合わせれば怒鳴りつけるか暴力を振るってたお父さんが、草の上に寝転がってビリーを抱きしめて笑いあうシーンが大好き。なんか観終わってからどんどん良いシーンを思い出す映画だなぁ。

【字幕翻訳:戸田奈津子】