気ままに♪遊歩と小生物の日々

北部九州海沿いの小さな城下町で小動物(海系、カメ系)と共に楽しく暮らしています。

今日もムラサキダコ、魚話

2016-07-27 12:47:02 | 生物、自然

浜には防波堤から戻ってくる釣り人。「釣れますか?」「いや全然。」と苦笑い。
石垣の防波堤近くには稚魚がいろいろ集まってくる。見てるだけで楽しい。今日もムラサキダコが来てる。まだ元気なのが一匹、波打ち際で今にも打ち上げられそうなので、足でつついて沖の方へ押しやろうとしたら墨を吐いた。一回、二回。体力消耗するだろ、しっかり泳げよ。

しばらく歩くと、木の葉みたいなのがひらり、コウイカの赤ちゃん。2cmぐらい。すくってボトルに入れた。飼うのは難しいけど、一日だけいてね。

海の家のカメたちの家が広くなった。前の風呂桶は横にどかして、ステンレスのしっかりしたのに3匹がゆうゆうと。戸をあけ放った店のテーブルで海を見ながらおばちゃんとインスタントコーヒー。
「南風やね。落とし(急な風)の来る。ヨットん時はロープば外せば良かと。しっかり持っとるとバタ~て倒れる。」「今週は乗れそう。」「ススキの来よらんかね。昨日は釣って来よったけど。」「そう言えば昨日プールで一緒だったおじいさんが、仮屋湾でエンジン付きの船借りて、いっぱい釣れたって。25cm以上のキスから、イトヨリ、カワハギとか。こっちでは釣れんて。魚屋でもこんまか(小さい)とまで売っとるから、制限せにゃ、て。」この人、昭和22年にこちらに来て、なんて素晴らしいきれいな所だと感動したらしい。お城もまだできてなくて、水は遠浅できれいで魚もいっぱい釣れた、なんでこんなになったでしょうかね、魅力がなくなってしまいましたね、と。火力発電所や大島や、埋め立てですっかり変わったんだろうな。
おばちゃん、「制限しとると。こまかとは打たせで網にかかるとよ。網を船で引いて取ると、打たせ。かかったとは放しても生きとらんからこまかとはすり身にして。打たせも何月から何月までて決まっとるとよ。私も一回、行ったことのある。漁港のほうに。あっちは言葉の、えすか。(怖い)男も女も無か。唐房んにきやら。」「漁師言葉で荒いんだ。」「うちはお父さんの厳しかったけん、そんな言い方するな、ていつもおごられよった。こっちは城内言葉てあってね。」「上品なんだ。」「もう、昔から住んどる人もおらんごとなったから。太閤酒造の○○さんの身内も住んどらしたけど、まだおらすかね?」そんな昔話も。

水槽に入れたコウイカ赤ちゃん。まん中の石みたいのがそう。上手に擬態してる。明日までもつといいな。
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