写真は、内覧会で直床用のフローリングを横から撮ったものです。直床とは、コンクリートのスラブの上に直接床材を敷き並べる方法です。フローリングの全体の厚さは12㎜、底面には4㎜ほどのクッション材があり、その上にも4㎜ほどのクッション系の下地材があり、その上に3㎜ほどの薄板の合板、その上に1㎜ほどの木材が仕上げ材として貼られています。
直床用のフローリングは、床スラブの上に直接張られます。従い、上からの衝撃は受けやすくなってしまうので、その衝撃を吸収するために、このようにフローリングの下の層にはクッションが貼られているわけです。フローリングと言うと、木材の固い感じ、というイメージがあります。でも、直床用のフローリングの場合、底に付いているクッションで音を吸収するので、上を歩くと、見た目とは別に、どうしてもフワフワ感は出てしまいます。また、直床の場合、床鳴り、と言うのは出ませんが、重いものを長く置くと、この底面のクッション材が圧縮され、フローリングが凹んだ感じになることもあります。
通常、このタイプのフローリングが張られますと、床の遮音等級は、LL(軽量衝撃音:スリッパなどの音)は45、また、LH(重量衝撃音:子供が跳ねる音)は55程度になります。マンションの遮音性能の表示は、90%はこのLL45となっています。この等級は、上階の音が小さく聞こえるが、気にならない程度、というレベルです。但し、この等級も実際に測定したものではありません。このような床の仕様であれば、LL45と表示して宜しい、ということになっています。直床の場合には、コンクリートスラブの上はフローリング1枚ですから、重量衝撃音に対する遮音性能は二重床に比べて低くなる可能性が高いかもしれません。(611)
直床用のフローリングは、床スラブの上に直接張られます。従い、上からの衝撃は受けやすくなってしまうので、その衝撃を吸収するために、このようにフローリングの下の層にはクッションが貼られているわけです。フローリングと言うと、木材の固い感じ、というイメージがあります。でも、直床用のフローリングの場合、底に付いているクッションで音を吸収するので、上を歩くと、見た目とは別に、どうしてもフワフワ感は出てしまいます。また、直床の場合、床鳴り、と言うのは出ませんが、重いものを長く置くと、この底面のクッション材が圧縮され、フローリングが凹んだ感じになることもあります。
通常、このタイプのフローリングが張られますと、床の遮音等級は、LL(軽量衝撃音:スリッパなどの音)は45、また、LH(重量衝撃音:子供が跳ねる音)は55程度になります。マンションの遮音性能の表示は、90%はこのLL45となっています。この等級は、上階の音が小さく聞こえるが、気にならない程度、というレベルです。但し、この等級も実際に測定したものではありません。このような床の仕様であれば、LL45と表示して宜しい、ということになっています。直床の場合には、コンクリートスラブの上はフローリング1枚ですから、重量衝撃音に対する遮音性能は二重床に比べて低くなる可能性が高いかもしれません。(611)