写真は、マンションの内覧会の時のもので、玄関ドアの外側に凹みが見られます。この凹みは、何かをぶつけてしまって出来たものです。このように玄関ドアにキズが入ってしまっていることは稀にあります。内覧会では、玄関ドアの正面、裏面、側面を良く見て、キズ、凹み、ゆがみ、そり、などがないか?チェックしてみましょう。特に、玄関ドアの裏側は暗いので、いっぱいに開けて太陽の光で見るか、懐中電灯で見て下さい。
次に、ドアを支えている蝶番がしっかりと固定されているか?何回か開け閉めをして開閉の速さ、滑らかさは?問題なくスムーズに動くかどうかを確認下さい。そして、最後に、ドアの表面をやさしく手の平でたたいて面材がきちんと取り付けられているか?なども確認します。
どの程度のキズや凹みであれば、補修するかは判断が難しいところです。なぜなら、補修は塗装だからです。元々のドアの表面は、工場で高温による焼付け塗装してきています。補修の塗装は現場ですから、工場の塗装に比べれば品質は落ちます。ですから、ほとんど目立たないキズや凹みは無理に補修しない方が良いとも言えます。ドアに気になるキズや凹みがあって、補修してもきれいに直っていない場合には、ドアの交換も要求することは出来ます。また、特殊な模様が入っている場合も、塗装は困難ですから交換となります。
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