マンション・一戸建ての内覧会同行 既存住宅状況調査 株)みらい環境設計へ 品質向上と安心を。

内覧会には丸一日同行して、徹底的に検査し、売主と直接交渉致します。既存住宅状況調査もお引き受け致します。

上も下も、同時に当たらないと・・・

2020年08月07日 21時42分56秒 | 建 具

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところは、リビングの掃出し窓の下部です。ご覧頂きたいのは、赤い字で戸当たりと書いた矢印の先です。戸当たりとは、プラスチック製で、窓を開けた場合に、サッシのカギ(クレセントと呼ぶ)が枠に当たらないように止めるものです。戸を当てるものなので戸当たりと呼びます。この戸当たりは、通常、サッシの上下の2か所に設置されています。
上下の2か所に設置されていますので、窓をいっぱいに開けた場合には、サッシの上下の部分が、戸当たりに接してくれないと意味がありません。戸当たり、文字通り、戸に当たらないと用を為さないことになります。写真の白色の↓で示した「隙間が無いように」と書いてあるところに隙間がある場合には、指摘して補修してもらえば良いでしょう。
一戸建てでもマンションでも、最近は、ほとんどが複層ガラス(ペアガラス)を使用しています。2枚のガラスですから、その分重くなっています。幅1mで高さ2mとなりますと重さは60kg程になります。従い、その衝撃も大きなものとなります。写真のように戸当たりが上下にあっても、片方しか当たらない場合には、戸当たりが割れることがあります。内覧会では、引違いの窓を両方開いてみて、ちゃんと上下の戸当たりに触れているかも確認して下さい。この調整は結構難しいものですが、一緒に当てることが困難な場合には、下の戸当たりの方が大きく作られていますので、下が優先します。(411.2)


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