写真は、戸建の洗面室の天井に付けたパイプを撮りました(赤い矢印部分)。左側が洗面台、右側がバスルームとなっています。戸建の場合、洗面室にはバスタオル掛けが付いていない、ということが結構あります。お風呂の後に使ったバスタオルを掛けるものがないのです。売主は、使うのなら、自分で付けて、という考えなのでしょう。
自分で付けてと言われても、どこでも好きなところに付けるわけにはいきません。なぜなら、パイプを取り付ける位置には、壁に下地が入っていないとしっかりと支持金物を取り付けることが出来ないからです。後から下地を入れることは大変なので、既にある柱や間柱に取り付けることになります。柱や間柱の位置を知るのは、簡単ではありません。ですので、こういう位置にパイプを取り付ける際には、施工業者にお願いするのが良いでしょう。施工業者はどこに柱や間柱が入っているのか知っているからです。
ただ、施工業者にお願いしても、「それでは3万円頂きます」などと言ってくる場合もあります。そんなお金はもったいないので、ホームセンターに行って、パイプを買ってきて、自分で取り付けることも出来ます。その場合、付けたい位置に下地があるかを業者に確認して下さい。そして、その位置の内法を測って、その長さのマイナス1㎝でパイプを切ってもらえば良いでしょう。例えば内法が160㎝ならば、マイナス1㎝で159㎝で切ってもらうわけです。金額は、パイプの受けと合わして2,000円ほどです。
マンションの場合には、まず、バスタオル掛けは付いていますが、通常、1本分だけです。家族が多い時はこれでは足りません。その場合、洗面所にこのようなパイプを後から付けると便利です。洗面所であればお風呂にも洗濯機にも近いので、干すもの楽です。パイプを付ける際には、長めのビスで、下地のあるところに付けて下さい。(03)
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