生きる

一度しかない大切な人生!
自然の中に身をゆだねて、めぐり合ったもの達と、毎日を静かに、楽しく過ごしたい!

チャ・ダルレ夫人の恋人 84

2019-02-26 17:35:57 | あの空に太陽を 68

ミレはソンジュの家にいます。一人ワインを飲みながら、昨夜ソンジュが自分に行かないでと言ってそのまま眠りこけたのを思い出していました。この人孤独なのねと。

ボクナム、早口言葉を言って認知症の進行の予防を心がけています。声を出して読むのは良い。カレーの成分は頭に良いとテヨンが言っていたな。あなたはソヨンに交際はしてもよいが、家にはヒョヌを入れるなっていったのよとジノク。早くソヨンに帰れと電話しろ!

ボクナムの店にいるソヨンとヒョヌ。二人で缶ビールを飲んでいます。父さんが一生あなたを許さなかったらどうする?とソヨン。一生デートしてればいいさとヒョヌ。その時ボクナムからソヨンに電話があり、早く帰れと。ヒョヌと二人手をつないで帰るソヨン。その時向こうからやって来たボクナム、二人を見るとソヨンの手を引っ張って、酒まで飲ませたのか?お前は帰れ!とヒョヌに。

家、ソヨン!お前は親を苦しめるのか?彼はいい人よ!駄目だ、別れろ!様子を見るって言ったじゃない。俺は騙された。お前も俺の歳になればわかる。あんな男に娘をやるなんて!あいつとは別れろ!そっと泣くソヨン。翌朝、ジノク、ボクナムに、ソヨン泣いていたわよ。どこにいる?もう出勤した。今晩家に来るから。誰がだ?ヒョヌよ。そう言ってジノクも出社していきます。一人ソヨンの部屋に入ったボクナム、そっと引き出しを開けると、アルバムがあります。そのアルバムはソヨンが結婚した時の写真が貼ってあるアルバムでした。そのアルバムを開いて見るボクナム。そこには自分がソヨンのウエディングドレスを着た横で腕を組んで歩いて行く場面が写っていました。あれ!待てよ!ソヨンはあの男と結婚していたのか?

ボクナム、チェイル病院へ行きます。主治医に自分が娘の結婚式を全く覚えてないと言います。内心ちょっと驚く医者ですが、そんな様子を見せず、あなたは計算も正確だし、よくなっていますよ。今年の10月にあったことを言ってみてくださいと医者。少し考えるボクナム。全く思い出せませんとボクナム。そうでしょう。人は特に大切なことがない限り忘れてしまうものです。歳をとると色々忘れます。認知症もそうです。近くに起こったことを忘れ、昔のことは覚えているのです。いつか家族も忘れてしまうのではないかと心配ですとボクナム。努力すれば大丈夫です。不安が症状を悪化させます。

ボクナムは病院を出て帰路につきますが、急にめまいがして、自分が何処にいるのか分からなくなります。その時息子テヨンが教えてくれた、携帯の位置情報を出すことを思い出します。そして自分でその位置情報を頼りに家に帰れたのでした。それから自分の手帳に家族の写真を張って、名前を書き込み、その関係も書きます(妻、ジノク、娘ソヨン、息子テヨン等)そしてこれだけは決して忘れないと心に誓ったのでした。

ボクナムの店、ホセがやって来ます。色々大変だっただろう?とボクナム。ちょっと驚くホセ。慰めてあげることも出来なかった。結局私が胸の内を言えず一人で辛かった。男だから耐えられたと言って涙ぐむホセ。最近不動産屋も手放したんだろう?君は今どうしている?とボクナム。昔の不動産屋の仲間の所で働かせてもらっています。この店をやってくれ!驚くホセ。義兄さんはどうするのですか?もう俺は歳だし、これから病気がどうなって行くかわからない。君は企画会社もやっているんだろう?ここを使えばいい!当分は奥さんにも内緒にすればいい!泣いて喜ぶホセです。

ホセの家では娘たちも協力して母ダルスクをネットで宣伝して、人気を広めようとし合います。

ソンジュの家、ドンヒョンが下校します。久しぶりの親子。ミレは嬉しくてドンヒョンを抱きしめます。ドンヒョンも嬉しそうです。母さん!塾の帰りに友達とトッポッキ食べてきていい?勿論いいわよと言って小遣いを渡すミレ。嬉しそうなドンヒョンです。その時ソンジュも出てきて、今月のお小遣いよと渡します。帰りに変なもの食べてきちゃだめよと言いながら。

久し振りの一家の夕食です。上機嫌のボクナム。食後、話があると言って、ヒョヌを椅子に座らせます。お前も座れとソヨンに。そして娘に、お前はペク君をどれくらい好きなんだ?一生一緒に暮らしたい。ペク君、君には今まで申し訳ないことをした。ソヨンが選んだ人なら良い人だ。遂に認めてもらえたのです。ヒョヌは、ペク君と呼ばれたこと感動していました。これからはお義父さんにギターを教えたり、碁を打ったり、走ったりしなければ!

しかしボクナムは、ソヨンが白いドレスを着て、二人でバージンロードを歩いたことをどうしても思い出せないでいたのです。ジノクはそれを知り、あなたその時何と言ったか思い出せない?親から離れるのがそんなに嬉しいかって言ったのよ!