■ 「民主的」に「集団的自衛権」は否定出来るが国民がそれをしないだけ ■
本来ならば憲法改正が必要とも思える「集団的自衛権」ですが、閣議だけで決定してしまう力技で、完全に国会を無視した安倍政権。
日本は民主主義国家ですから、国会で自民党が過半数を占めていようと、安倍政権を退陣させる事は不可能ではありあません。大規模なデモでも、ストライキでも暴力以外の政治的活動は規制されていません。地元選出の自民党議員に圧力を掛ける事も出来ます。国民が本気になれば内閣だって集団的自衛権を強硬する事は不可能です。
ただ、国民が行使し得る実力を行使しない限り、「国会を無視している」とか「民主主義の冒涜」といった言葉も何ら意味を持ちません。
この問題に関しては、労組も大規模なストライキやデモの動員をしていませんので、労組や野党も同じ穴のムジナ以外の何物でもありません。普段、いくら勇ましい事を言った所で、国の将来を左右する大問題で、国民を煽動出来ないメディアも労組も野党も存在意義が有りません。
あまりに国民が静かなので、私は「集団的自衛権を国民が仕方無く受け入れている」と解釈しています。ですから、安倍政権の政治手法をここで糾弾する事はしません。
■ 「建前派」と「心配派」の不毛な議論 ■
今回の集団的自衛権に関する議論の中で気になるのは、「建前」と「心配」が対立軸になっているので、議論が全くかみ合わない事です。
「建前派」の主張は、「集団的自衛権は国連も認める国家の権利であり、戦争を抑止する為にもをれを放棄すべきでは無い」というものでしょう。これはもっともな意見です。
「心配派」は「集団的自衛権を認めたら、米軍の不毛な戦争に付き合わされる。地球の裏側の紛争に自衛隊がわざわざ出動して犠牲者を出す事は無いではないか」と主張します。実はこれももっともな意見です。
「建前派」と「心配派」の議論がかみ合わないのは、彼らの「前提」がそもそも食い違っているからです。
「建前派」は、「集団的自衛権の行使は法的手続きに則って行われ、国民の意思を無視した所で戦争に巻き込まれる事の無い様な法整備が行われる事」を前提にしています。
「心配派」は「国民の意思が無視された形で、アメリカやその他の国の戦争に巻き込まれるる可能性がある」という事を前提としています。これは法律がきちんと運用されないかもしれなと心配しているのです。
「建前派」の前提は「法律がきちんと運用される」事で、「心配派」の前提は「法律がきちんと運用されない」ことです。
彼らの前提は180度正反対なので、議論は対立したまま、お互いを説得する余地はありません。両者の議論は不毛なのです。この噛合わなさは、戦後の護憲派と自衛隊容認派の論争に似ています。ただ、今回はどちらかと言えば集団的自衛権の行使に積極的な「建前派」が護憲派と同様に杓子定規な傾向が有り、どちらかと言えば「心配派」の方が現実的スタンスかと思います。
■ 「中立」を維持する事は難しい ■
集団的自衛権を否定する方法としては、「永世中立」を宣言するという方法もあります。
以前は自衛隊不要論者の中にも、「日本も永世中立国になればいい」と主張する人も見受けられました。さすがに、最近はあまり耳にしな意見です。
永世中立国で有名なのはスイスですが、その他に国際的に承認されている国はオーストリア、ラオス、トルクメニスタンがあります。国際的に認められているとは言え、永世中立国を侵攻した場合、国連軍が制裁する様な制度がある訳では無いので、「永世中立」とは「自称」に等しい制度と言えます。
実際にスイスは強力な軍隊を持っていますが、実はスイスの最大の武器は「金融」です。海外の資産を大量に預かるスイスを攻撃した場合、資産を凍結される恐れがあるので、どの国もスイスを攻撃する事をしません。いえ、「金融の裏」にしっかりと根を貼るスイスは、どの国にとっても不可欠な存在なので、そこを攻撃する事はあり得ないのです。
一方、オーストリアやラオス、トルクメニスタンは微妙です。彼らは自国を守る「武器」
がありませんから、「国際世論」だけが頼みの綱です。これは頼りにならない「武器」である事は歴史が証明しています。
日本が中立を獲得する為にはスイス並みの「武器」が必要ですが、残念ながら日本にはそんな武器は有りません。「サプライチェーンの寸断」や「円暴落」は、一時的には世界を混乱させますが、その後は日本抜きでどうにかなるので「武器」とは言えません。
■ アメリカに頼らざるを得ない日本 ■
日本は戦後、アメリカの主導の元に自由主義国家(民主主義)として歩んで来ました。国民は現在の民主主義に価値を見出していますから、中国型の社会主義も、ロシア型のプチ独裁主義も好みません。
中国、ロシア、アメリカの中からパートナーを選ぶとすれば、大多数の日本人が「仕方無いけどアメリカ」と答えるでしょう。
中国とロシアに近接した極東に地で、日本が民主主義国家として独立を保つ為には、日本には「武器」が必要です。日本はアメリカをこの武器として選択しました。「ボクをいじめたらジャイアンが黙ってゾ!」といった所でしょうか。ドラえもんのスネ夫君作戦です。この作戦は戦後しっかりと機能し、日本の独立は中国にもロシア(ソ連)にも脅かされる事なく現代に至っています。
一方、ジャイアンとの付き合いはお金も掛かるし手間も掛かります。「お小遣いをクレ」と言われれば渡さざるを得ませんし、「オレばっか攻撃されるのは損じゃん。お前も加勢しろよな」と言われれば、無理しても集団的自衛権を認めざるを得ません。
安倍政権は相当無理をして集団的自衛権を認めさせようとしていますが、その背後にはアメリカからの強い要望がある事は間違いありません。
■ 集団的自衛権の「利用方法」 ■
もし仮にアメリカが日本に集団的自衛権を強要しているのだとしたら、こそには目的が存在し、集団的自衛権の「利用方法」が有るはずです。
まあ、だいたいこんな筋書きかと思います。
1) 台湾海峡や東シナ海、南シナ海で中国と周辺国の軽い戦闘が発生する
2) アメリカ軍が支援に駆けつけ、紛争は膠着状態となる
3) 集団的自衛を理由に自衛隊も対中国の多国籍軍に加わる様に要請される
4) 自衛隊が多国籍軍に加わる(多分、後方支援など)
5) 米軍が前線から退く
6) 米軍以外の多国籍軍が中国に対抗せざるを得ない状況になる
7) アジア有数の戦力を持つ自衛隊はだんだんと後方より前線にシフトせざるを得なくなる。
8) アジアに鉄のカーテンが降り、NATOに相当する軍事連合が設立される
■ アメリカの行動を止める事は出来ない ■
日本がいくら戦争に巻き込まれたく無くても、アメリカとそれに加担する国が戦争を起せば、集団的自衛権が発動して日本も戦争に巻き込まれます。これは不可避です。
これを防ぐ為には、集団的自衛権を否定するしか無いのですが、既に国民の多くにとっても集団的自衛権は既成事実化しています。
一方、国民が行動を起さない限り「集団的自衛権の容認」が不可避なので、日本は今後、上記の様な巻き込まれ方戦争に陥いる可能性は低くは有りません。
メディアは集団的自衛権の是非を、「建前」と「心配」でしか語りませんが、実は国民が最も知る必要があるのはその「利用方法」なのでは無いでしょうか。」
もっとも「利用」するのは日本では無く、世界の経営者である事をメディアが伝える事は有りません。
本日は集団的自衛権に関する雑感を書いてみました。
ほとんどデメリットが無いので当然日本側は乗ってしま
うだろうと思います。
単独で対峙せずアジアの国々と①公式、かつ②共同で中
国と対峙できるのだから、何の文句もなく、むしろ自ら
進んで集団的自衛権の憲法解釈をすすめるでしょう。
結局のところ、新しい枠組みの中で良いポジションを得
るための集団的自衛権なのでしょう。
戦後のポジションは日本にとって非常に居心地が良かっ
たですし、続けられるのなら続けたいのが本音なのだと
思います。が、おそらく継続不可能(ジャイアン弱体化
の為)なのでしょうね。
すと・・・・一市民レベルでは戦争になること自体がデメ
リットです。あくまで国家レベルという大きな視点で見た
場合、その筋書きは日本国家としてデメリットは無いと言
う意味です。当然、大きな視点を持つべきである日本の指
導者たちはその筋書きに乗ってしまうだろうな、と。
私の記事の至らない所を補足いただいたようでありがと
うございます。結局、国家の利益と個人の利益は相反す
る場合が多く、戦争はその最たるものだと思います。
民主主義の国家と言えども国民の選択権は少なく、但し
国民は最後は「暴動」という暴力で国家を転覆させる事
が出来ます。成功すれば「革命」と呼ばれ。失敗すれば
「暴動」や「騒乱」、「~の乱」などと歴史的に「呼ば
れる事になります。
そして「暴動」は生活に困窮した者が興すので、衣食に
困る事の無い現代の先進国では政治家は「暴動」を気に
せずに政治を行う事が出来るのでしょう。
そして、仮に「暴動」が起きても、国家は警察や軍隊と
いう暴力機構を有していますから、たいがいはこれを胃
簡単に収めてしまいます。
結局、「集団的自衛権」を指示する人達が懸命に守ろう
としている国家は、実は自分達に害を成す事があるとい
うのが、近代国民国家の抱える最大のジレンマなのでし
ょう。
お久し振りです。
このテーマ、敢えて失礼な物言いをさせていただきます
と、
人力様にては珍しく粗雑な論の展開の様に思えるのは、
小生の読解力や想像力の不足なのでしょうか?...す
みません。
先ず、
> 本来ならば憲法改正が必要とも思える「集団的自衛権
」ですが、閣議だけで決定してしまう力技で、完全に国
会を無視した安倍政権。
との事ですが、小生も 「憲法改定」 が 適切 と考
えますが、集団的自衛権を行使できる範囲が制限される
事を前提とするのであれば、必要 とまではならないで
しょう。
更に、「国会を無視した...」 というのは、政治プ
ロセスを誤解されているのではと見受けます。
⇒ 国会や政府は、憲法を解釈して其々、立法や行政を
行います。その解釈の方針を決めるのは、其々の責任に
おいて為されることで、「無視」 との評は適切ではな
いでしょう。 ですから、政府は政府の新解釈に基づい
て立法案を次期国会に提出するとの立場になる訳です。
この国会に出された法案審議の結果が国会での憲法解釈
となります。この場面において、国民が主権持っている
と云う影響力が行使できますし、行政側の新解釈に基づ
く新しい裁量に対しても、行政訴訟による違憲審査を求
める事ができます。
ですので、「安倍政権の政治手法をここで糾弾」 との
選択肢の提示は如何なものでしょうか?
続く...
次に、人力様の提示する 「心配派」 のロジックです
が、前提を 「法律がきちんと運用されない」 こと集
約するのは、チョッと無理がある様に思います。
⇒ 論の展開を 「彼らの前提は180度正反対なので
、...両者の議論は不毛なのです。」 とする為に、
前提をこの様に置いたものであろうと推測しております
が。
いわゆる 「地球の裏側まで...」 とか 「...
敵国として認識される」 の心配派の主要なロジックは
、「政府が曖昧な法を定め、更に解釈の拡大して、結局
、自由裁量権 を与えてしまう糸口になってしまい、国
民が反対表明をしても遅く、既成事実とされてしまう」
との危惧でしょう。
まぁ、陰謀論信奉者の人力様としては、後者を現実的と
捉えるのでしょうが、国際情勢の現実からは前者が現実
的スタンスと小生は考えるものです。
そして、明らかに、
> 日本がいくら戦争に巻き込まれたく無くても、アメリ
カとそれに加担する国が戦争を起せば、集団的自衛権が
発動して日本も戦争に巻き込まれます。これは不可避で
す。
は誤りです。 集団的自衛権は行使する権利というもの
で、義務ではありません。安全保障条約 or 安全保障協
力の宣言によって義務の範囲が定められます。
そして、義務の履行は相互主義に基づくのが国際慣行で
、日本の領土防衛に対応する同盟国の領土防衛や、海外
に展開中の軍に対する防衛相互協力に限定する外交政策
も考えられます。
ですから、イラク戦争への参戦の様なケースは、米国か
ら「自国の防衛協力」と要請されても、それを断る事は
可能です。...但し、安保条約破棄の覚悟は必要です
が。でも、その様な状況の場合は憲法を理由にして断っ
ても同じかと。
以上、突き詰めると日本の安全保障を、集団安全保障か
単独安全保障とするかの選択でしょう。
今までは集団的自衛権は認めていませんでしたが、但し
、イラク戦争時の出兵の様に、その都度国会で法案を通
してケースバイケースで自衛隊を運用していました。
これでは、今後予想される日本周辺での有事における即
応性に欠けるので、きちんと法整備して集団的自衛権の
行使を正式に認めるというのが今回の「建前」だと思い
ます。これ自体は国際的にも至って当たり前の事であり
、今までの日本のやり方の方が国際的には非常識でした
。そもそも軍隊である自衛隊を「軍隊で無い」と言って
来た日本こそ異常です。
一方で、「巻き込まれ型の戦争」を考えた場合、「日本
近辺で日本の安全保障に重大な影響のある事態が生じる
恐れがあるケース」に集団的自衛権の行使を法的に限定
しても、「拡大解釈」で法律による歯止めが機能しなく
なるのでは無いかと私は危惧しています。
日本の法律運用は非常に恣意的であり、一度集団的自衛
権を認めると、その運用はズルズルと拡大する恐れがあ
るのではないでしょうか。ここが日本の法律運用と国会
、あるいは国民の最大の問題点なのだと思います。
一方、「国会無視」というのは確かに厳密には間違いで
、法案は国会審議を経て決議されるので、国民の代表た
る国会が集団的自衛権の行使を容認する事になります。
しかし、現在の様な自民党が単独で過半数を占める国会
は、事実上国家としては機能しておらず、自民党がその
気になればどんな法案でも強硬採決で通す事が出来ます
。
唯一、憲法改正だけは、国民投票を必要とする為に、単
独過半数状態の国家の歯止めになるものかと思われます
。
戦争アレルギーのある日本人が集団的自衛権を認めるか
どうかの憲法改正を支持する可能性は非常に低いので、
安倍政権は「閣議決定で憲法解釈の変更が可能」という
国民投票を回避する手段を選んでいます。
従来の与野党が伯仲する国家では、それでも法案の採決
で廃案される可能性が高いのですが、現在の単独過半数
状態では、先にも述べた様に国会は事実上機能しません
。
ここら辺が民主主義の運用上の最大の問題点なのではな
いでしょうか?
レスポンス、ありがとうございます。
チョッと立て込んでいまして、返信が遅れてしまい、す
みませんです。
さて、このテーマについての日本の対応経緯と将来予測
、人力様にしては荒っぽい考察が続いている様にお見受
けします。 「日本」をひと括りにせず、その中の勢力
を眺めて色々と分析なされば、人力様の危惧の内容が変
わって来るものと思います。
注 : 但し、その考察にて到達する危惧 「いつか来
た道を再び辿る」 は変わらないものと思います。
先ず、人力様の
> そもそも軍隊である自衛隊を「軍隊で無い」と言って
来た日本こそ異常です。
は如何なものでしょうか? 政府は対外的には自衛隊を
軍隊として扱っており、自衛隊は憲法違反の論者に対し
て、「憲法で否定している戦力」には当たらないとして
おります。
異常なのは、似非平和主義者とか変態サヨクの方々でし
ょう。 次に、
> 日本の法律運用は非常に恣意的であり、一度集団的自
衛権を認めると、その運用はズルズルと拡大する恐れが
あるのではないでしょうか。
については、その傾向が有ると小生も考えますが、
ズルズルとした拡大を容認する国民が将に問題の中心で
あり、それを生み出す 「レアルポリティークスを解さ
ない有権者とオピニオンリーダー」、及び感情論で世論
を煽るマスゴミが巨悪と考えます。 そして、
> 自民党がその気になればどんな法案でも強硬採決で通
す事が出来ます。
とありますが、何の目的が有って集団的自衛権の適用拡
大を議決するのでしょうか? 其処をよくよく考えるべ
きでしょう。
で、有権者は党利党略での集団的自衛権の拡大を許さな
い様、賢くなると共に必要な時には反対の示威行動も行
う積極的意志表明をするべきと。 最後に、
> ここら辺が民主主義の運用上の最大の問題点なのでは
ないでしょうか?
は、チョッと違う様な。 「民主主義」 と 「代議制
」 を同じものとして捉えてはいらっしゃいませんか?
代義制における 「選良」 の意味を我々有権者がどの
様に捉えるかにも拠るのですが。
集団的自衛権の建前事態に私は全く疑問を感じません。
集団的自衛権を持たない方が、敵を戦争の誘惑に引き込
む恐れが高いからです。
一方で、世界の経営者が現在進めている世界の枠組みの
変更の中に日本を含む東アジアの緊張の高まりも当然入
っていると思われるので、ロシア情勢と中東情勢の次は
、必ずや東アジアで紛争が勃発するかと思われます。
現在の世界の混乱は、アメリカの軍事的影響力の意図的
な衰退とリンクしており、「立つ鳥跡を濁す」が如く、
アメリカは地域的混乱の種を蒔きながら撤退しています
。
これは、アメリカの影響力が衰退した後、その地域に覇
権国家が出来るのを紛争によって防ぐ戦略で、元々はイ
ギリスが植民地の直接統治を止める時に使った手法です
。
アジアにおいて中韓日が結託する事は、アングロサクソ
ンの世界支配の上では絶対に容認できない事なので(経
済覇権を握らっるので)彼らはこの3国の間にクサビを
撃ち込む事を厭わないでしょう。
中韓日やロシアも含め、リーダー達は世界の経緯者の意
向の基に行動しており、国民に対立が自然に発生した様
に見せているだけの事は、東西連戦時代から何ら変わら
ないと思います。
国民の目を世界の経緯者から逸らす為には敵国は常に必
要なのでしょう。
陰謀論的には、世界のどの国でも民主主義も議会制民主
主義も機能などしておらず、世界の経営者による貴族政
治が裏で行われていると私は考えています。
ただ、それが悪い事かと言えば、ポピュリズムの衆愚政
治にしかなり得ない民主主義よりも世界を上手くコント
ロール出来ると確信しています。
多分、世界がまがりなりにも「大戦争」に陥らないのは
、影の貴族政治が機能しているからだと思っています。
一方で彼らは目的の為なら人命の犠牲など歯牙にも掛け
ませんので、東アジアで紛争が必要であるならば、かな
らずこれは起こります。
私は集団的自衛権の容認も、日本を含めたアジアの紛争
も不可避だと(ついでに第二のリーマンショックも)考
えているので、民主主義の手法の是非を問う時間がある
ならば、家族や自分達の生活を、どう激動の時代から守
るかという事を考える方が有意義だと考えています。
続きになります。
「陰謀論」は「陰謀」など存在しなかった場合には、全
く不毛な思考となりますが、もし仮に「陰謀」が存在す
るならば、それを予測し、対処し得る唯一の思考だと私
は考えています。
これは言わば神学論争に近く、「信じる者は救われるか
もしれない」程度の動機に支えられています。
ただ、大きな力によって起される「経済危機」も「戦争
」も不可避であり、それが「防がれるであろう」と期待
するよりも「起こるであろう」という予測が、最悪の事
態から自分や家族を守ってくれると信じています。
「実用的な陰謀論」を目指してこのブログを書いていま
すが、muffさんを始めとした皆様のご意見が非常に参考
になっています。これからも宜しくお願いいたします。