■ 勝浦タンタン麺 ■
「海の日」なので、自転車で房総の海を見に行こう!!(ほぼ毎週見てますが・・・)
いつもは養老渓谷経由ですが、本日は大多喜街道を直進して勝浦に出てみました。目的はこれ、勝浦タンタン麺。B級グルメグランプリにも登場した勝浦タンタン。中華のタンタン麺は胡麻ダレですが、こちらは醤油ラーメンにラー油がたっぷりの玉ねぎとひき肉がトッピングされています。
勝浦タンタン麺が登場したのは今から40年以上も前の事だそうです。海で身体が冷えた漁師や海女さんが、これで身体の中からポッカポカになったそうな。当時は3軒程のラーメン屋がメニューに載せていた様ですが、今ではブームも手伝って、多くの飲食店がタンタン麺をメニューに加えています。
googleで検索すると、勝タンマップがヒットします。
http://www.katsutan.com/map.html
色々なお店があって目移りしますが、ここは「元祖」に行くべきでしょう。昭和29年からタンタン麺を出している「江ざわ」さんは、実は鴨川に移転していたのですが、先ごろ、勝浦の地に戻って来たそうです。国際武道大学の野球場のT字路を入って200m程の所にお店を発見。・・・・しかし、「本日定休日」。ショックです。
大多喜街道を少し進むと、「ぴかいちラーメン」が有りました。11時30分ですが、既に駐車場は一杯。足立、練馬、所沢・・・皆さん遠くからいらしています。品川ナンバーなんてのが無いのが、いかにもB級グルメらしい所。店に入って確認すると、既に3~4組が待っているので時間が掛かるとの事。・・・・ここも断念。
仕方無く鴨川の街中で探す事にします。すると・・・・こんな店を発見!!
「とんかつ・中華 ひさご」さんです。バイクが3台停っているたのがポイント。車と違い狭い路地も入って行けるバイクや自転車乗りは、地元の名店を口コミで良く知っています。自転車やバイクが店の前に停まっていれば、そこは多分美味しいお店です。しかし、「とんかつ」と「中華」って凄い組み合わせです。
店内は5人掛けくらいのカウンターと、小上がりにテーブルが2席。お客さんは皆さんタンタン麺を注文しています。厨房で鍋を振るのはなんとおかみさんで、ご主人は給仕担当。
出て来たタンタン麺は・・・あれれ、何かイメージと違うぞ。モヤシやニラが入っていて、スタミナラーメンと言った方がいいかも。実は「ひさご」さんは、勝浦タンタンの黎明期からこのタンタン麺一筋の老舗中の老舗。勝タンのメインストリームが「江ざわ」系のシンプルな玉ねぎとひき肉のトッピングになっても、お店の味を守っています。
このラーメン、スープは実にコクがありますが、たまり醤油でしょうか。辛さも適度でとても美味しい.空腹も手伝って、一気に食べてしまいました。また、食べたいと思える、記憶に残るラーメンです。800円というのは、名物プライスで許容内では。
■ 長年の夢、勝浦海中公園に行ってみた ■
勝浦の街を抜け県道128号線から松部漁港に行く道に入ってみます。何となくハンドルが右に切れてしまった様に、スーーと道に引き寄せられる瞬間があります。こういう時はアタリが多い。
小さな漁港を過ぎると、道はトンネルに次ぐトンネル。素掘りにコンクリートを吹き付けたトンネルが次々に現れます。トンネル群の先にあったのは、「勝浦海中公園」。これはラッキーです。ここ、小学校の頃から一度来てみたかったのです。
「勝浦海中公園」は、沖合200mの場所にある海中展望台。海の中の様子をガラス越しに見る事が出来ます。昭和40年代には、千葉県の観光ガイドには必ず出て来る人気スポットでした。クラスの友人も何人も行っていて、「海の中が見えるんだぜ」って自慢気に話していました。自家用車が無い我が家には行けない場所だったので(家族旅行って記憶では1回だけ)、羨望と嫉妬の入り乱れた気分を味わいました。
海中展望台には、陸から桟橋を歩いて行きます。海にせり出した橋を渡る時、期待が膨らみます。端膨大には螺旋階段を96段下って行きますが、途中こんな張り紙が・・・。
ここから海の中かと思うと、さらに期待が膨らみます。ようやく階段を降り切ると、円形の部屋の周囲に楕円形の小窓が沢山あります。そして、そこを覗くと・・・
どの窓にも同じ種類の小魚が群がっています。これ、「ネンブツダイ」と言うらしいのですが、頭デッカチでユーモラスな顔をしています。その他に良く見ると、ベラの仲間や、スズメダイの仲間が居ます。
そして、所々ぶら下がっている餌かごの周囲には20cm以上のメジナが群がっています。イシダイの姿も見えます。
さながら水族館の様な光景ですが、水族館と違うのは、見られているのは私達だという事。きっと、窓に群がる魚達は、人間を観察しているのかも知れません。
■ 海浜植物の植生が目近に見られる ■
展望台までの遊歩道の魅力は、断崖の植物層が目近に観察できる事。
丁度オニユリが沢山咲いていました。
■ 岩に掘られた四角いプールは何? ■
遊歩道からはこんなものも見えます。
外房の岩場に行くと必ず見られる岩をくり抜いた四角いプール。これ、実はイワシの「追い込み漁」で使われたものだとか。漁船でイワシの群れをこのプールに追い込んで、入り口をふさぎます。
捕まえたイワシは、マグロやカツオ漁の生餌として使ったそうです。今は追い込み漁は行われていません。
■ 曇天で肌寒いけれど、子供達は元気に海水浴 ■
本日は曇天で時折小雨がぱらつく肌寒い天気。それでも、夏休みを待ちわびた子供達は元気に海水浴を楽しんでいます。入り江には、小さなビーチが点在しています。
■ 旧道で行くのがベスト ■
海中公園から国道128号に一旦戻った後、道はバイパスと旧道に別れます。バイパスは山の中を直進しますが、先週走ったら風景は単調で、トンネルも多く、楽しい道とは言えません。
そこで、今回は鵜原から旧道を進みます。
鵜原の街中はお祭りの準備の真っ最中。「大名行列」というお祭りらしいのですが、八坂神社もお祭りで、県の無形文化財に指定されています。今年の開催は7月26日の様です。ネットで写真は拝借します。
旧道はゆるやかにウネリながら浦々を越えて行きます。そしてこんな場所でバイパスと合流します。
ここもかつては千葉県を代表する観光名所でした。「行川アイランド」です。フラミンゴのショーで有名でしたが、バブル後に経営破綻して今は廃墟です。ここで飼育されていた台湾の小型のシカ「キョン」が逃げ出して、現在房総の山々では大繁殖しています。
■ 麻綿原高原に340mのヒルクライム ■
天津小湊に到着したら、先週のルートを逆になぞる様に麻綿原高原まで340mのヒルクライムです。内浦県民の森から先は斜度10%越えが続きます。ここまで既に120Km位い走っているので、気合いを入れなければ登れません。
いい調子で登っていましたが、さすがに途中からはキツクなります。思わず足付きが2回・・・やっと麻綿原高原に到着します。
15時を回っているので観光客はほとんど居ません。
アジサイは7月末までは見られそうです。
■ 道を間違えた・・・ ■
麻綿原からは養老渓谷方面に下ります。この道、狭い上に、小石や砂利が浮いていて、結構危険なコースです。
慎重に下りますが、途中、完全に後輪がスリップ。転倒を覚悟しましたが、無意識にカンターを当てて、持ち直します。カンパのブレーキならではの芸当です。シマノだったら、転倒確実なパターンです。
途中、いくつかの分かれ道がありますが・・・最後でコースミスをして、老川十字路に出る所が、筒が森トンネルの反対側に出てしまいました。仕方無いので、亀山湖経由で、久留里街道を戻る事にします。
この道、下り基調で、交通量も少ないのでスピードが出せます。一気に姉ヶ崎に戻って、本日はここから輪行します。出発が8時と遅かったので、日没が心配です。
本日は房総の海を満喫した165kmでした。
例えばフェイスブックで自分の作品を広くアップロード
していると、偶然興味を持ってくださる人にめぐりあい
ます。だからと言って深くお付き合いするわけではない
のですが、純粋に作品に興味をもってくださいます。妙
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せん。興味を持たれた方は長く継続的に観てくださいま
す。“シェア”で広めてくださる人もいます。ウエブの
世界でのアートはほぼ完全に公平です。好きか嫌いかだ
けです。ぜひ手元に置いて置きたいと思う人はダウンロ
ードして作品を保存しておく事もできます。自分なりの
コレクションをパソコンやスマホでライブラリーとして
持つ事も出来ます。費用もほとんどかかりません。連絡
を取り合う事もできます。感動すれば大げさなメッセー
ジを送ることも出来ます。
その中で広く支持される作家も自然に現れます。インタ
ーネット上の画像データは持っていても値打ちが出たり
はしません。好き勝手にスマホの待ちうけ画面に使った
りも出来ます。“好きなモノは好き”というコレクショ
ンとして心の癒しになります