■ 携帯電話の電磁波による脳腫瘍の発生 ■
昨日の記事にいただいたコメントへの回答が、図らずも池田先生の記事とタイミングが合ってしまいました。先生と気が合ったようで、ちょっと嬉しいです。
<コメントの回答>
投稿者:人力
そうですよね。目に見えないだけに怖さが増しますね。
最近は放射線測定器を購入して、皆さん色々と測定されていようですね。一昔前の「電磁波で癌になる」と言われた時に、電磁波測定器が売れた事を思い出します。
活性酸素種の生成という意味では、脳の直近で強力な電磁波を発生する携帯電話の方が怖いかもしれません。イギリスでは法律で子供の使用が禁止されています。頭蓋骨内で電波が反射して、ホットスポットを作るなどという研究結果もある様です。
WHOは2010年に携帯電話と脳腫瘍の相関を報告しており、一日30分以上使用するユーザーで脳神経腫の確率が40%高まるとしています。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2726944/5765075
これは明らかに、腫瘍との相関関係があるのに、記事のタイトルは「携帯電話の使用と脳腫瘍リスクに相関関係なし、WHO研究」です。笑っちゃいますね。
スエーデンでは高圧電線の近くは居住が禁止されています。これも発癌との相関が疑われているからです。
活性酸素がDNAを損傷すると言う意味では、放射線も、紫外線も、強力な電磁波も、細胞にとっては大きな区別はありません。
「タバコ同様に携帯電話の使用は、個人の意思によるものだから、癌の発生も個人の選択、放射線は一方的に押し付けられるから、ほんの少しの癌の増加も大問題」というのは、私は論理的に狂っていると思います。
携帯各社は携帯使用で癌になると警告していませんので、将来、集団訴訟を起こされれて敗訴するリスクを負っています。ヨーロッパの携帯は、電波の強度規制がありますが、日本の携帯にはありません。
世の中、放射線より怖いものが、ウヨウヨあるのです。
ちょっと脅かし過ぎたので、追記します。
日本における悪性脳腫の患者数は年間2500人程度言われています。携帯のヘビーユーザーがどのくらいの人数になるか良く分かりませんが、仮に人口の10%だとして、10%のうちの40%ですから、4%の癌が増えます。人数にして年間100人ほどです。タバコに比べ圧倒的に少ない人数です。携帯電話の利便性は100人の癌患者の増加より圧倒的に勝りますので、携帯電話による癌の100人の増加は、社会的に問題視されないのでしょう。
<コメントの回答終わり>
池田先生の記事によると、WHOは携帯電話を発癌物質に認定したそうです。
現在日本の悪性脳神経腫の患者数は、年間2500人程度ですが、携帯の一般への普及が10年程前からである事を考慮すると、今後、患者の人数は増え続ける可能性があります。
私も仕事で携帯を多用していました。一時は、電池が一日持たないなんて事もありました。丁度そ頃、頭が暑いような、ボワーンとした圧迫感がありました。特に携帯が着信すると、ズボンのポケットに携帯が入っているにも関わらず、一瞬頭がグッと圧迫される感じがしました。さすがに、このままではヤバイと思い、マイク付きイヤホンに変えた所、その症状は治まりました。
外回りの営業の方など、一日携帯を使用される方は、イヤホンを使用されるか、電波の弱いPHSを使用された方た安心かもしれません。
私の知り合いの元NTTの方は、電波を遮蔽するハンカチの様な布を電話と頭の間に挟んでいました。その方曰く、「こんなに電波が汚れている時代は今まで無いんだよ」と・・・。
<追記>
「六号通り診療所所長のブログ」の石原先生が、いつも通り、携帯の発癌性について詳しい情報を書いて下さっています。是非、ご覧になって下さい。