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経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

ギリシャがデフォルト?!・・・最悪のシナリオを書いてみた

2011-06-13 15:21:00 | 時事/金融危機
 



■ 救えるのに救わない訳 ■

いよいよギリシャがデフォルト危機です。
国債をロールオバーしたら事実上のデフォルト認定。

でも、ギリシャのGDPなんて神奈川県とそんなに変わらないんです。
ヨーロッパがその気になれば、簡単に助けられるはず。

では何故ギリシャは救われないのか?

事の本質はユーロ危機では無くて、ドル危機。

ユーロから流出した資金がドルに集まった所で一網打尽にするハラだと私は見ます。
ドルは既に偽札状態ですが、偽札でもバレナイうちは何でも買えます。
金だって、鉱山だって、油田だって、食料だって買えます。

ユーロ危機に踊らされて、株式市場と商品市場から米国債に資金が回避してくるハズです。
そこで、大量の米国債を発行して、ドルを還流させたら、お買い物タイム。

先ず、アジアのバブルを崩壊させて、バーゲンセールを楽しんだら、
オマケに日本も付いてくるかも・・・。

しかし、世界を牽引していたアジア経済の危機は、
世界経済の急ブレーキになりますから、
結局アメリカの危機が再びクローズアップされて、
米国債の金利が上昇に転じ、
金利負担に米国財政が耐え切れなくなって、ジ・エンド。

意外とヨーロッパの痛手は浅く、
適度なインフレで財政負担も軽くなり、
さっぱりとした身なりで再出発するかも・・。

日本は預金はきれいサッパリ無くなってしまいますが、
世界の素材・部品製造工場として、
中国の復活に引っ張られるようにして、復活するハズ。
こちらも、インフレによって財政赤字が事実上スリムになっているはず。

■ 今年のビルダーバーグ会議では何が話合われたのか ■

スイスの保養地ビルダーバーグに毎年1回、各国の有力者達を集めて開催される会議があります。最初の開催地の名前を取って、「ビルダーバーグ会議」と呼ばれています。

この会議の内容は非公開です。
いえ、以前はこの会議の存在自体が秘密とされていました。

日本では話題となる事も無いビルダーバーグ会議ですが、欧米では報道もされえている様です。但し、秘密会議なので、何を話し合っているかは、報道でも"Behind the closed door"です。
http://www.woopie.jp/video/watch/c46686467ecf3fca

今年のビルダーバーグ会議の出席者リストがネットにあったので紹介します。

「ビルダーバーグ会議参加者リスト:日本は参加せず」
http://seetell.jp/2011/06/%e3%83%93%e3%83%ab%e3%83%80%e3%83%bc%e3%83%90%e3%83%bc%e3%82%b0%e4%bc%9a%e8%ad%b0%e5%8f%82%e5%8a%a0%e8%80%85%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%88%ef%bc%9a%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%af%e5%8f%82%e5%8a%a0%e3%81%9b/


ゼーリック世界銀行総裁や、ヘンリーキシンジャー、ゴールドマンサックス会長など・・・なんか陰謀論者(私か!!)が大喜びしそうな顔ぶれです。いったい彼らは、何を話し合っているのでしょうか?

一見すると、ロスチャ人脈、ロックフェラー人脈の両方がごちゃ混ぜになっており、どちらかに偏った話し合いがされている様には見えません。

ヨーロッパ人から見ると、ロックフェラーの世界征服の一環と見る様で、会期中に96歳の誕生日を迎えるデービット・ロックフェラーをオチョクルこんあ映像を見つけました。

「Cake and candles for David Rockefeller」
http://blip.tv/cracktone/cake-and-candles-5266870

ベンジャミン・フルフォード氏によると、ビルダーバーグ会議は今年を最後にその歴史に幕を下ろすそうです。何だか色々と勘ぐってしまいます。


■ 世界変革のシナリオを考えてみた ■

さて、ビルダーバーグでは何が話されたのでしょうか?
ここからは私の妄想です。

① ギリシャのデフォルトでユーロ危機
② ドルへの資金還流で米国債への需要を高め、米国債の発行コストを低減
③ 6月末のQE2終了から暫くして、7月中旬頃に共和党が国債限度額の引き上げに賛成
④ 今年後半にかけて、リーマンショック後と同様に、ドルと円が上昇
⑤ 今年後半に中国バブルが弾けて、アジアのバーゲンセール
⑥ 年末にかけて中東有事が勃発
⑦ 2012年、年初からインフレ率が高まる
⑧ 2012年、上半期で米財政を金利高が圧迫
⑨ 2012年 8月頃米国債がデフォルト

・・・こんなシナリオなら、今世界で同時に起きている事件を全部網羅できて、
そして、2012年危機説を実現できます。


現在、世界では米国の国債発行上限が8月までに引き上げられるかに注目が集まっています。しかし、この演出はいつもながらの米議会のサル芝居の臭いがプンプンします。
実際、オバマが8月15日頃に突然TVに現れ、「世界の皆さんゴメンナサイ。」と言うシナリオは、かなりのサプライズですが、可能性はそれ程高くありません。

国際金融資本家達にしてみれば、せっかく色々と仕込みをしたのだから、ドルにはもうひと働きして貰わないとワリに合わないでしょう。


■ アジア危機の火付け役は韓国 ■

アジア危機の火付け役は韓国ではないでしょうか?
ゴールドマン当たりが、韓国国債に何やら仕掛けをしている気配が・・・。

韓国経済は一時の勢いを失い、黄色信号が点灯しています。
元々、非常に薄っぺらな経済なので、
危機が発生すれば、その進行が早いのは何時の事。

中国は元を自由化していないので、危機を仕掛けるのは難しい。
そこで、お隣の韓国を使って、アジア危機を演出し、
中国の投資を引き上げて、バブルの引き金を引く。
いかにも国際金融資本家達が考えそうな手です。

■ 偽札と、ジャンク債で最後の一儲け ■

このゲームは、最後に誰がババを掴むかという単純なゲーム。
ババとは勿論、ドルと米国債。

ところで、日本はというと、政治の混乱で打つ手無し。
ガッポリと持っていかれて終わりでしょう。

■ 生命保険あたりはかなりヤバイかも ■

私達の生活に関して言うならば、金融機関の破綻に注意が必要です。

先ず、元本が保障されていない預金や金融商品の売り時をしっかり見極めましょう。
ドル高に一度振れた時が売り時かもしれません。

普通預金や定期預金よりは、タンス預金のほうが安全ですが、
現金を手元に置くと、使ってしまったり、無くしてしまたりと心配です。
資産の多い方は、銀行の貸金庫が安全かもしれません。

意外と盲点なのが生命保険と個人年金。
元利保障されているものでも、会社が存続出来なければアウト。
中小の生保から経営危機に陥るので、
最初の内は、保健機構が8割保障してくれますが、
大手が経営破綻するようになれば、一気に事態は悪化します。

日経平均\8,500から、中小の生保が危ないと言われています。
日経平均が6千円台にでもなれば大手でも危ないかもしれません。

私は日本生命の資産内容に興味があります。
米国債を大量に保有している様なら、
今でも十分なリスクを抱えているはずです。
日本生命は債権が長期保有資産として時価評価していない様なので、
米国債が下落し始めても、危機が見え難いかもしれません。
米国債がデフォルトしたら、一緒に破綻した
・・・そんな事にならなければ良いのですが。

日本生命の営業マンの口癖の様にこう言います。
「ウチが潰れる時は、日本中の生命保険会社は潰れます。」
まあ、確かにその通りなんだけど、それはそれであまりに無責任な発言ですよね。

■ 住宅ローン ■

頭が痛いのは「住宅ローン」。
「固定金利」の方は、とりぜずリストラと会社の倒産が無ければ生き延びられそうですね。
インフレが到来すれば、ローン負担は軽くなるので、ラッキー!!

「変動金利」の方は、金利上昇前に「固定」に借り換えるな対策が必要かも・・。

最悪は経済が恐慌状態に陥って、リストラや会社の倒産で支払い不能となるケース。
多分、こんな状態になったら、モラトリアムが発動され、
2年間は金利分は払わなくて良くなるかも・・・これは淡い期待ですが・・・。
亀井氏あたりを、毎日拝んでおくと、ご利益がありそうです。

■ 何の根拠もない妄想です ■

こんな事は起こらないに越した事はありませんが、
危機の時は最悪のシナリオを想定しておいた方が安全です。

多分、資産保全を終わられているお金持ちの方は、
経済が崩壊するのを今か今かと待たれているのでしょう。
株も不動産も底値になった時、
彼らがそれを買い漁るのを横目で見ているのもシャクですが。