『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

飛べない鳥

2016年08月25日 18時17分44秒 | 日々の出来事
皮膚と外気との間に目に見えないベールでも纏っているかの様な日々が続く。
頭から覆ったそれは時にピタリと張り付いて呼吸を奪うかの様だ。

・・・あっちぃよぉぉぉ・・・

 残暑お見舞い申し上げます 


とは言え、お盆に入る前には既に、夏の訪れと共に狂った様に鳴いていた蝉の声はなく
あちらこちらで弱り切った体を横たえているのが何とも切なかったが
それと同時に夜間でも室温が30度以上の日々が続く中、秋の虫達の合唱が聞こえ始め
先日など、見たこともない様な大きなコオロギが二匹、リビングの壁で一休みしていた。

あっと言う間に地球の裏側での若者たちの熱い夏も終わり
昨日は急な土砂降りに二度も翻弄された。そのお陰か?
台風の影響もあるのか、今日は時折強い風が吹き、いよいよ夏の終盤を感じられるようになった。
つい先程、かぁちゃんのお迎えに下に降りた時の事
ふと空を見上げると、一羽の鳥に目が留まった。

彼は一生懸命羽ばたいていた。翼を必死で動かしていた。
なのに・・・

なんだぁ?全く前に進んでいない。
え?こんな事ってあるの??
車椅子のかぁちゃんをリフトで降ろしてくれていたスタッフさんに、
「ねぇねぇ、あの鳥さん、前に進まれないみたいやねんけど・・・。」と空を指さし
二人で見上げた後、顔を見合わせて一緒に笑ってしまった。

風に挑んでいた鳥さんはその後すぐに風に身を任せる決断をしたらしく、
方向転換して風下へ猛スピードで飛んで行ったけれど

うん。そうね。
方向転換は時にはとても大切なモノだと私も思うわ。







前に書きかけていたのを放ったらかしにしたまま二週間以上が過ぎてしまった。
せっかくプクプクと海の底に散歩に行って心地よかったのに。

この日はとても楽しみにしていて、心ほどけてとても素敵な一日だった

なのに、この前日、かぁちゃんの爪を切るのに、ちょっと外した眼鏡が見えなくて膝で踏みつぶしてしまった
(老眼の悲しさね。眼鏡を外さないと近いところが見えない訳で・・・)
んで、心ここにあらずで夕食の準備をしていたら、鍋の柄で火傷をした
(某スポーツメーカーのマークに似てたので、つい記念撮影してしまった・・・)
そして、帰りの電車の中で、かけていたスペアの眼鏡のレンズがポロリと外れた
(お友達を新幹線の駅まで送って行くつもりだったのに行けなかった・・・ごめんなさい)

で、これを書き始めてから、我が家ではけっこう・・・いろいろあった

マークの火傷はあれから水ぶくれになり、
治りかけたところを、かぁちゃんの階段上げの時に服に引っ掛けて大破したけど
今はようやく“傷跡”になって来た。
それにしても、火傷の水ぶくれは天疱瘡そっくり。
かぁちゃん、いつも痛かろうなぁ・・・

時が経てば傷は治るものだもの。
今、みんな元気でいる事がありがたい
誰もが100%じゃなくっても、元気だって事は嬉しい

飛べない鳥さんがしっかり飛んで行くのを見送りながら、
もうちょっと頑張ろう!うんきっと頑張れるね!!
そうだよ。そんなもんだよって思ってしまった。



もう少しすれば涼しくなるでしょうから
どうぞ皆様、お体にお気をつけくださいまし。













コメント (2)
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