か、かぁちゃんが・・・かぁちゃんが~っ
・・・
*************************
あ、違うの。うれし泣き・・・
いや、それほどでも・・・
ベッドに腰掛けての座位が、ようやくなんとか保てるようになったので
かぁちゃんに久しぶりにノートとペンを渡してみた。
かぁちゃんは、しばらくそれを眺めていたけれど、
私がペンを持たせると、何のためらいもなく、
ごく自然に、ささっと・・・
私の苗字を書いたんですのよ~っ!!
うわ~っ!!・・・えぇぇぇ?・・・うっそぉ!!
私が騒ぎ立てると、かぁちゃんは「んふふっ」と笑った。
私は尚も大きな声を張り上げて
「かぁちゃん、書いてみ!名前も書いてみって!!
なぁ、なぁ、なぁっぽ~れって書いてみいやぁ!!」と言うと、
かぁちゃん、眉間に皺を寄せて、何やらくしゃくしゃっと続け文字を書いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
残念・・・。 それは、かぁちゃん、読めませぬ。
文字が書けなくなって随分になる。
たまにペンを持たせても、芸術的に
細かな○を密集させるだけで
そのうち、ガリガリとペンを噛み始めていた。
久しぶりのかぁちゃんの文字をもう少し見たくて、
書いて書いてとせがむうちに、かぁちゃん歯軋りで反抗心を露にする。
・・・あ・・・ごめ~んね









かぁちゃんの新しい介護保険被保険者証がやって来た。
今回も前回に引き続き要介護4
かぁちゃんの“日常生活自立度”は
障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)がA2
自立・J1・J2・A1・A2・B1・B2・C1・C2のチェック項目のど真ん中。
認知症高齢者の日常生活自立度がM
自立・Ⅰ・Ⅱa・Ⅱb・Ⅲa・Ⅲb・Ⅳ・M のM。
自立度が最下位・・・(と言うように感じた)
すかさず、私は調査員さんに「でも、歌はちゃんと歌えます、まだ!」
自分で言ってて可笑しくなっちゃったけど、
だって、まだ何とか半分はちゃんと歌えるもん。
・・・そっか、歌えても自立にはならないか
かぁちゃん、涼しくなって、ようやく「うふふ
」が何とか復活。
けど、前より泣き顔が半分入ってるんですけどぉ???
ま、いいや。
笑える事は良い事なのだ

そう、何よりも良い事なのですよ


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あ、違うの。うれし泣き・・・
いや、それほどでも・・・

ベッドに腰掛けての座位が、ようやくなんとか保てるようになったので
かぁちゃんに久しぶりにノートとペンを渡してみた。
かぁちゃんは、しばらくそれを眺めていたけれど、
私がペンを持たせると、何のためらいもなく、
ごく自然に、ささっと・・・
私の苗字を書いたんですのよ~っ!!
うわ~っ!!・・・えぇぇぇ?・・・うっそぉ!!
私が騒ぎ立てると、かぁちゃんは「んふふっ」と笑った。
私は尚も大きな声を張り上げて
「かぁちゃん、書いてみ!名前も書いてみって!!
なぁ、なぁ、なぁっぽ~れって書いてみいやぁ!!」と言うと、
かぁちゃん、眉間に皺を寄せて、何やらくしゃくしゃっと続け文字を書いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・

残念・・・。 それは、かぁちゃん、読めませぬ。
文字が書けなくなって随分になる。
たまにペンを持たせても、芸術的に

そのうち、ガリガリとペンを噛み始めていた。
久しぶりのかぁちゃんの文字をもう少し見たくて、
書いて書いてとせがむうちに、かぁちゃん歯軋りで反抗心を露にする。
・・・あ・・・ごめ~んね










かぁちゃんの新しい介護保険被保険者証がやって来た。
今回も前回に引き続き要介護4
かぁちゃんの“日常生活自立度”は
障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)がA2
自立・J1・J2・A1・A2・B1・B2・C1・C2のチェック項目のど真ん中。
認知症高齢者の日常生活自立度がM
自立・Ⅰ・Ⅱa・Ⅱb・Ⅲa・Ⅲb・Ⅳ・M のM。
自立度が最下位・・・(と言うように感じた)
すかさず、私は調査員さんに「でも、歌はちゃんと歌えます、まだ!」
自分で言ってて可笑しくなっちゃったけど、
だって、まだ何とか半分はちゃんと歌えるもん。
・・・そっか、歌えても自立にはならないか

かぁちゃん、涼しくなって、ようやく「うふふ

けど、前より泣き顔が半分入ってるんですけどぉ???
ま、いいや。




そう、何よりも良い事なのですよ
