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日光の眠り猫…♪

2016-01-05 11:25:39 | Weblog
なるべく観るようにしているお気に入りのテレビ番組があります。
月曜夜19時からテレビ朝日で放映している『ぶっちゃけ寺』です。
お坊さんバラエティというサヴタイトルが付いていますね。
昨夜は3時間の特別番組になってました。
メインは日光東照宮
日光東照宮といえば、もうあちらこちらで取り上げられたり紹介されたりしていますから飽きてそうなものですが、案外知らないことや新しい情報が次々に出てくるんですよね。
初めて知ったのは、堂者引きという江戸時代から続く案内人の存在。
東照宮のガイドとしてはプロ中のプロなんだそうです。
江戸時代から一般庶民も東照宮や大猷院へお参りすることは可能だったそうですが、現代のように勝手気ままにお参りするのではなく、案内人の先導が条件だったんですって。
まず必要なのは、正装として裃を着用すること。
一般庶民は裃なんか持っていないでしょ。
だから堂者引きさんが裃のレンタルもしてたんですって。
へぇぇぇ…、と思いながら観ていたのですが、裃は男性の場合でしょ。
女性はどうしてたんでしょうかねぇ…?
それについては解説がありませんでした
五重塔の心柱とかさまざまな彫刻とか見どころ満載です。
象や獏、蜃などの動物の彫刻にもこめられた思いや願いがある。
有名な陽明門の眠り猫も、見る位置によって印象が変わるなんて初めて知りました。
現代的な目線の高さで有り体にみれば、猫が挑みかかってくるように見える。
江戸時代の人の平均身長を前提として低い位置から見ると、猫が穏やかに眠っているように見える。
つまり、攻撃してくる危険なものがなければ猫は満足げに寝ていられるんだよ、という意味らしい。
それでこそ裏側に施されているの彫刻の意味が明らかになるそうで…。
猫が穏やかに眠っていれば、襲われる危険がないから雀も安心して跳びまわれる、って…。
つまり陽明門では猫と雀と両方を見て初めて意味が通るということのようでした
もう一つ吃驚したのは、徳川家康の墓所である奥ノ院へ至るまでに長い階段を上って行かねばならない、ということ
普通の観光案内番組や旅番組で紹介される東照宮の場合、家康の墓所は本殿のすぐ奥に位置しているような編成になってるでしょ。
その印象が頭にあるものだから、実際にMCの人たちが階段を上っていく様子をみて驚いちゃいました。
番組のその他の内容は、久能山の東照宮から京都までが一直線であるとか、久能山と日光の位置関係とか、まぁ良く知られている情報も紹介されていましたね。
番組を観ていて、日光に行ってみたくなりました。
堂者引きさんに案内をして頂きながらゆっくり見て回りたいなぁぁ。
当時の技術の最高のものが集まっているところを見てみたい。
世田谷から日光、物理的な距離は近いんだよねぇぇ。
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