水曜日のアンシャンテで、肩や腕…♪

振り付けを始める前にポール・ドゥ・ブラを。
プレリュードを踊るには柔らかな腕の動きも大事よ。
柔らかく揺蕩うような、そよぐような自然な曲線を描く動き。
ブラ・バからドゥミ・スゴンドに柔らかく腕を煽る動きを左右交互に８回→両腕同時に煽る動きを４回→肘下を優しく外旋させる動きを左右交互に８回→両腕同時に外旋させる動きを４回→両腕同時に外旋させながら高さを変えていく動きを４回→…………
高い位置で両腕を外旋させる動きは、周りにいるものたちを誘うように、あるいは鼓舞するように、そんなイメージよ。
「…ふへぇぇぇ…」
「…せ、センセェ…、肩、回んない…だめ…」
え゛…あ、あれ…
あぁ、もしかしたら肩甲骨が動かしづらくなってるのかもねぇ。
ちょっと肩や腕のストレッチしよう。
両腕を頭の上に思いっきり吊り上げたり、左右に大きく開いたり、そして肩甲骨を背骨に向かって引き寄せたり。
胸の前に両腕をのばして指を組んだら、肩甲骨の間と指先とで引っ張り合いをしたり。
ゆっくり呼吸しながら肩甲骨周りを動かしていく。
「ほら、腕がさっきよりも後ろに引けるようになったじゃない」
「あ、ほんとだ、少しだけ…」
「うん、少しずつでいいのよ、ちょっとずつ解していけばね」
それに、プレリュードの練習を重ねれば表現と腕の動きの関係とかいろいろ分かってくるから、そうなれば動かせるようになるわよ