アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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アームスのポジシオンとポール・ドゥ・ブラ…♪

2017-11-19 09:31:26 | Weblog
一昨日の金曜日のレッスン。
ポワント・レッスンのあと、ポール・ドゥ・ブラの練習を集中的に。
まずは基本のポジシオン。
アン・バ
両腕の力を抜いて肩から垂らすと、肘と手首がほんの少しだけ曲がって自然な曲線が出来る。
その曲線を崩さないように指先を伸ばす。
左右の中指と中指の間を10cmほど空けて、それぞれの手のひらと肘の内側の窪みを向き合わせる。
トルソーの前面に大きな楕円形を作る、これがアン・バ
アン・ナヴァン
アン・バのアームスのラインをどこも変えることなく、バストの前まで引き上げる。
横から見ると、肩から人差し指の先まで自然な傾斜が続いている。
横から見たときに、肘が下がっていたり指先が下がっていたりするのは間違い。
アン・オー
アン・ナヴァンのアームスのアウトラインをどこも変えずに、ほっぺたの横まで引き上げる
顔と肩の間にリンゴ 1個分の空間を開ける。
肘が曲がり過ぎたり、指先が中に折れたりしないように気を付けましょう。
顔の周りに大きな楕円形の額縁を作るイメージ
ア・ラ・スゴンド
アン・オーから左右に腕を開いて、指先が腋の下くらいの高さになるところまで下げる。
肘の内側の窪みと手のひらは正面に向ける。
肘が下がったり、手先が下向きに垂れるのは間違い。
ア・ラ・スゴンドのポジシオンを守って前傾したとき、右の指先から背中を通って左の指先まで繋がるラインは“大きな弓”の形になっている。
これが基本のポジシオン。
ほかのポジシオン、たとえば“高い3番”や“低い3番”は、の組み合わせです。
メソッドによって、高さや肘を曲げる角度などに多少の差はありますが、まずはこの4つをきちんと身に付けないとね。
「腕が辛いでしょ」
「…ちょっと…
ふたりの腕の角度や曲線を修正してあげたりもして…。
ではポール・ドゥ・ブラの基本の基の≪基≫を練習しましょう。
アン・バ→アン・ナヴァン→ア・ラ・スゴンド→アン・バ×2回
アン・バ→アン・ナヴァン→右アン・オー、左ア・ラ・スゴンド→左アン・オー、右ア・ラ・スゴンド→アン・ナヴァン→右アン・オー、左ア・ラ・スゴンド→右ア・ラ・スゴンド→アン・バ
アン・バ→アン・ナヴァン→アン・オー→ア・ラ・スゴンド→アン・バ×2回
アン・バ→アン・ナヴァン→左アン・オー、右ア・ラ・スゴンド→右アン・オー、左ア・ラ・スゴンド→アン・ナヴァン→左アン・オー、右ア・ラ・スゴンド→左ア・ラ・スゴンド→アン・バ

音楽でいっしょにやりましょうね

うん、そうね、いいわよ、ふたりとも。
「ユリさんは初めてだっけね、この練習するの」
「ん~、このクラスに初めてきたときに1回だけやったけど、ここまで細かくやったのは初めて
ん、そうか。
あのね、本来はポール・ドゥ・ブラもクロワゼで練習するのよ。
でも斜めに向いてると、ちょっとした歪みとかズレとかを見逃しやすいからね、はじめのうちは。
だからアンサンブル・ド・ミューズでは、まずアン・ファスで基本の基の≪基≫をきっちり練習してから基本の≪基≫を練習して、それからクロワゼで基本の練習をすることにしてるのよ
そうでないととっても難しいポジシオンもあるからね。
「……」
ポール・ドゥ・ブラは“飾り”ではなく、トルソーをコントロールしたり動きを助けたりする“コントローラー”なのです
コメント
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