Tiny Happy Days

タイニー・ハッピー・デイズ。ささやかだけど幸せな日々。
そして日々を彩ってくれる音楽や文具などなど。

【文】 ロットリング・コア

2005-12-21 09:23:12 | 文具(万年筆・インク)
ロットリングのコア、万年筆です。

会社から歩いて10分ほどのところにあるオフィス・デポ。昼休みに行くには微妙な距離にあるので、ほんのたまにしか行きません。前回行ったのはまだ暑い時期でした。
昨夜がその「たまに」でした。久しぶりの店内をあれこれ見て歩いていると、バーゲン・コーナーで、大量のロットリング・コアを発見。
「黒」「黒×オレンジ」「黒×ブルー」「シルバー×ターコイズブルー」の4色があり、値段は2,362円。半額以下です。
買ったのは一番地味、というか個人的にロットリングらしい色使いだと思った「黒」。



ロットリングのコアについては、その独特のルックスゆえ敬遠していたところもあったんですが、この「黒」は、ロットリング(赤い輪)がアイキャッチャーになっていてあまり抵抗感は無いです。
それにしてもよく見るとあちこちが独特のデザインだらけです。きっとこういうデザインになった理由があると思うんですが、それはまた追々調べてみようと思います。



巨大かつ独特の形状と意匠のニブは、「XL」表示です。ニブの表示がアパレルのような表示の仕方というのがおもしろいですね。
付属のブルーのカートリッジではなく、モンブランのブラックを装着して書いてみました。太さはペリカノ・ジュニアよりほんの少し太め。インクの影響もあるでしょうから「M」としておきましょう。「XL]という表記から、どんな太い線になるのか少々びびってましたが、割と常識的な太さでした。



軸は太いですが、握りの部分はぐっと細くなっていて、これのおかげで意外にも書きやすかったです。軸尻にキャップを差すと明らかに重心は後ろになりますが、このグリップのおかげで書きにくいということはないです。
ルックスは個性的ですが、本来の目的である「書く」ための工夫がちゃんとされているということですね、感心感心。
インクフローの良さも手伝って書き心地はなかなか快適で、ペン先の硬さはあまり意識しなくて済みます。ちょっと違いますが、ペリカノ・ジュニアなどと同じ指向を持っているように感じます。



意外にも気に入ってしまったコアですが、ペンが入っていたケースもなかなか良いので紹介しておきます。
3本のペンが収納できるプラスチックのケースですが、蓋の内側に柔らかい素材がたっぷり貼り付けられていて、中でペンが動かないようになっています。また、蓋が2つに分かれていて、写真のように一部を開ければペンが取り出せるようになっています。開けた蓋の内側にはロットリングのロゴがクッキリと描かれています。
これだったら、ペンケースとして十分使えます。