Tiny Happy Days

タイニー・ハッピー・デイズ。ささやかだけど幸せな日々。
そして日々を彩ってくれる音楽や文具などなど。

【音】意外に良かったで賞

2005-12-18 11:15:10 | 音楽

しばらく文具ネタが続きましたので、今日は音楽ネタです。

今年は例年に比べて、購入したCDの数は多少少なかったかもしれません。
そんな2005年ですが、期待通りの内容だったものもあれば、期待が大きすぎたのかしっくり来なかったアルバムもありました。

そんな中でこちらの期待を大きく上回ったアルバム、つまり良い意味でこちらの期待とアルバムの出来のギャップが大きかったベスト3を考えてみました。
いろいろな分野のランキングが発表される師走らしい話題ということで、お付き合いください。

第3位は、先日ご紹介したシカゴの「ライブ・アット・カーネギー」です。
ある程度期待して買ったCDですが、予想よりも音も良かったし、聴いているうちにこちらの気持ちが熱くなってくるライブ・アルバムでした。昔よく聴いた初期のナンバーなどはイントロを聴いただけで鳥肌が立ちました。

第2位は、イリュージョンの「イリュージョン」です。イリュージョンは英国のフォークロックグループですが、プログレファンからも人気があります。これは1978年に発表された2作目ですが、ジェーン・レルフという女性ボーカルのなんと儚く美しいこと!昔アナログ盤を聴いているはずなんですが、こんなに良かったかなあというくらい良かったです。男性ボーカルがフューチャーされた曲もプログレ度が高くいい出来です。1作目も良いですが、完成度の高いこの2作目は本当に素晴らしい出来です。

そして第1位は・・・ドゥルルルルルルル(ドラムロールですけどなにか?)
栄えある「2005年意外に良かったで賞」第1位は、ステファン・スティルスの「マン・アライブ!」です。
ステファン・スティルス(またはスティーブン・スティルス)は、元クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(CSN&Y)のメンバーと言えばわかる人もいるのではないでしょうか。自分はニール・ヤング派だったので、CSN&YやCSNの再結成を除くと、80年代以降彼がどんな音楽活動をしていたのか全く知りません。
そんな彼の最新のソロアルバムを新宿のタワレコで発見したのは全くの偶然でしたが、新譜なのに1500円を切る値段に惹かれて買ってしまいました。大して期待もせずに聴いてみたところ、メチャメチャ良い!1曲目から元気一杯で飛ばしてくれます。60歳だけど妙に渋くならないというのがすばらしいです。ちょっと良くわからないスパニッシュ風味の曲もありますが、全体に曲の出来も良く、良質なアメリカンロックのエッセンスが詰まってます。
「Man Alive!」、まだ死んじゃいないぜ、元気だぜ、という意味でしょうか。アメリカ人はこういう言い回しが好きですね。

来年も期待を上回る音楽に出会えると良いなあ。