ぼくらはみんないきている

日々のこと、野菜のこと中心のブログです

なぜだろう?

2008-05-30 00:55:19 | インポート

 かなり遅れているが、川田亜子さんが自殺してしまった。

はじめて彼女を観たのは、深夜番組「○○理科」で、海の不思議な生物をいじってました。

第一印象は、仕事とはいえかなりがんばっている印象を受け、普通の娘では嫌がることを平然を保ちながらこなして行く所は、「がんばりすぎないでね」と思いながら観ていたものである。

訳あって私は、現在の会社に引抜かれたが、前職からの移動が、右から左へと乗り換えることが業界のタブーとなっていて、1年以上フリーで仕事をしていて、現在の会社へ入社予定が決ったと同時期に、亜子さんがフリーになることをTBSのHPかオフィシャルブログで知り、ますます共感を持ったことを思い出しました。

毎週土曜日の「食彩の王国」という番組をHDDに撮っていて、開始時刻5秒前から録画される為、「サタスク」のエンディングが必ず入るのだが、先週の亜子さんの顔がミョーに白いのがなぜか引っ掛っていたところに、この顛末は、遠い存在ながらショッキングでした。

この場を借りて、ご冥福を祈ります。

しかしなぜ、人は自らを殺めるのだろう?ちょうど1年前の出来事ですが、都心の再開発現場で自殺がありました。彼は、私と関連する他職種で、昼夜関係なく働き、私と早朝に5分程の職種間の確認作業をした日の午後に、電線で首をくくってしまった。

なにが原因か、なぜそこまで追い詰められたか、電線を手にした時に何を思いながらくくったのか、彼には私の娘と同じ年頃の子供がいたはずなのに家族のことは思い浮かばなかったのか、世間話のひとつでもして思いとどまらせることは出来なかったのか、彼との会話が今でも鮮明に思い出され何も出来なかったことが悔やまれます。

20年ほど前に、種子島宇宙センター所長が残した言葉で「不可能は無い!なぜなら、不可能であることを実証する為には、何千、何万もの計算や実証をしないと断定できないから、いつしか可能になってしまう」という言葉を、つらくなった時に自分に言い聞かせてきた。10代では理解出来なかったが、管理職の現在では座右の銘にしている。

まわりに様子が急におかしくなった、口数が減った、突然忙しくなった人が居たら、一声かけてあげましょう。そして相手より自分の悲惨さを笑い話に替えて話し合えば相手も自分も少しだけ楽になるかもね。 そう願いたい。