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ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

Before after

2011年04月10日 | 日記

 カタリナ ともども、薬を処方して貰うのが近くの<診療所 >のA先生。
 ある日の先生、首を傾げて思案顔、やがておもむろに、「日頃どんな物を食べてるの?」と訊く。

 呆れるほど長く待たされたこともあり、「カタリナに聞いて貰わないとと大人気ない返事をしてしまった。
 温厚な女医先生、「そうね、奥様に訊ねるわね」とその場を引き取られた。

 自称、 “ 自己管理不全症候群 ” のペトロ、高血圧と高脂血の薬を常飲している。
 副作用や依存症になるのを嫌っていたが、この歳になって副作用もないだろうし、何より若い頃からの高血圧で、自覚症状が全くないのが怖くなった。

 Photo突然死ならば万々歳だが、我侭者のペトロ、病き(いたつき)の身になって身内を困らせてはと、思ったのが服用を決めた理由。

 お陰様で? 血圧は、140 - 80と中どころ? で安定しているのだが、問題は高脂血。
 今は、脂質異常症と呼ぶらしいこの症状、早い話が高コレステロール症のことらしく、脳卒中とか糖尿病などの素? らしい。

 薬の服用に併せ、食生活の改善や運動の習慣化などにより改善されるらしいのだが、採血の結果が捗々しくないことから冒頭の質問になった。

 翌月のこと、満を持したように、「聞いたわよ、スナック菓子を食べてるんだって!とお冠りの体、「えっ、そんなことまで喋った?と非難めく顔を見つめ、「奥様にしてみりゃ、食事の所為にされちゃね」と追い討ち。

 それ以来、普段から丁寧に話される先生、月に一度のPhoto_2診察の度に、心なしか一層丁寧に、「まだ、食べていらっしゃるの?と訊かれるのが挨拶代わりになってしまった。

 いまいましくもあり改善してやると思う一方、やれ運動だ、やれ節食だなんて、この歳になってまでやることかい? というへそ曲り、「さて、どうすべえ?と、思案投げ首に傍らのかりんとうの缶につい手が伸びる?

 あたかも季節は、二十四節気のひとつ “ 清明 ”(せいめい)。
 暦便覧に、万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也、とあるらしい。

 TV番組 Before after ではないが、わが血、劇的にして清浄明潔に改造されるは何時のことならんや。

 「花蘇芳」(写真上)、赤紫の小豆のような蕾が沢山固まり、中には今にも弾けそうなのも。
 「ムスカリ」(写真下)、葡萄似ゆえ「グレープヒヤシンス」とも呼ぶらしい、納得!
 Peter & Catherine’s Travel Tour No.310

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