ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

秋の遠足 ‐ ライン川下り(中)

2010年09月10日 | ドイツ/オーストリア

 小さな集落に教会が見え、背後のなだらかな山に連なる葡萄畑
 この辺り伝統的なブドウ栽培地域で、ライン川の左側をラインヘッセン、右側をラインガウと呼ぶのだそうだ。

 その奥、山の頂上や中腹に古城が望める。
 それに、広葉樹と呼ぶのか落葉樹と呼ぶのか知らないが、山肌をほんのりと染め初めている。

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 行き交う船も多く、この川が物資運搬のルートになっていることを伺わせる。
 心地よいエンジンの響きに身を委ね、穏やかな景色を眺めて2時間、突然、ジルヒャー作曲の「ローレライ」のメロディが流れだした。

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 観光客は押しなべて、右岸の切り立った崖の上の風に翻る旗を見上げている。

 正直、何の変哲もない崖、「ハイネは、天才」と呆れる一方、ライン川が右に大きく曲がるこの辺り流れが速く、季節によっては深い霧がかかり、せり出した崖が迫る海運の難所だったのだろう。
 そんなことを、思いながら崖を見上げた。

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 ザンクト・ゴアルスハウゼンの対岸がザンクト・ゴアールの町。
 左右の町を見比べ、「ここで降りたら」と「迷った」。
 ゴアールの町の方が大きく活気がありそうだし、何よりもここで船を降りる人が多いのだ。

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 列車との関係がよく飲み込めないので、「予定どおり」次のゴアルスハウゼンで下船することに。
 両方の町は、いわゆる姉妹都市らしく、渡し舟で結ばれているようだ。(続く)

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