ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

続・メルク修道院 ‐ ドナウの旅(Spin off 4)

2015年04月15日 | ドイツ/オーストリア

 教会の守護聖人である二大使徒、「聖ペトロ」と「聖パウロ」の像が迎えてくれるメルク修道院。
 膨大な数の蔵書と手書き聖書などの稀覯本を有する付属図書館に続いての付属教会、オーストリア・バロックの至宝と称されるに相応しい傾(かぶ)き振り。

 * カタリナの独り言 〔写真帳・アルバムのメモ書きから〕
 教会に足を入れて直ぐ、期せずしてペトロ と顔を見合わせ苦い笑い
 同院のパンフレットに、宣教と観光も目的のひとつとあったが、それにしても少し目に余るような気も  ()  

    
  付属教会の主祭壇(左)、折から窓から差し込む陽光もあって、デコラティブな設えが際立ちます
  天井のフレスコ画(中)も半端じゃありません、主題は「聖ヴェネディクト、天への勝利の道のり」だとか
 
そして、主祭壇には、またまた「ペトロ(向かって左)とパウロ」(右)が、こちらは黄金色に輝いています

 ちなみに、オーストリアの女帝マリア・テレジアの娘マリー・アントワネット。
 フランス王ルイ16世の許に、喜んでか泣く泣くかは知らないが、嫁ぐ道中、この修道院で一泊したとか。

    
 付属教会には幾つもの副祭壇がありましたが、その中のひとつコロマン祭壇(左)です
  また、バロック様式の円蓋も華やかな市民祭壇(中)も、教会の大オルガン(右)も金綺羅金
 あれもこれも、オーストリア・バロックの至宝と形容されるのも頷けます

 * 序にペトロも独り言
 
ほんまにここは修道院かいな?と違和感、というよりも聊かの反発心もないこともない
 それにしてもこの過激なまでの装い、 差し詰め利休の侘び寂びに対する太閤さんの黄金の茶室、はたまた奥州・平泉、藤原三代の栄華を今に偲ばす<金色堂>、そんな派手構えと言ったとこかな? (

 コレデモカ! と言わんばかりの修道院。
 で、修道院のパンフレットも雑(ま)じえ、その豪華絢爛振りを<Spin off 3>に続いて、これでもか!と御覧頂いたが、少しご迷惑だったかな?
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.959

 前号、ドナウの旅(Spin off 3)へは、<コチラ>から入れます。 

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