オーストリア・バロックの至宝と形容されるのも頷ける華やかさのメルク修道院。
その修道院の豪華絢爛振り、就中(なかんずく)付属教会と礼拝堂を溜息雑(まじ)じりに眺め、教会のバルコニーへと出た。
その西のバルコニーから教会を振り返ると、壁面の中段にまたもや二大使徒、「聖ペトロ」(向かって左側)と「聖パウロ」が鎮座(下/左端)教会を守護する。
♪ バルコニー(中)からは左手に支流のメルク川が流れているのが分かります
♪ その右手奥、濃い緑が茂る中州を挟んで大河ドナウが、満々にゆっくりと流れているのが望めます
♪ コレデモカ!と、デコラティブな装飾に飽食?気味、豊かな大河の緑と遥かな丘陵(右)に心が和みます
修道院と別れ、商店が並ぶ長い坂道を下り、ドナウ・クルーズの乗船場があるメルク川へと向った。
町のはずれ、ドナウ川に合流する直前のメルク川に沿って歩いていると、崖の上に修道院が聳えているのが嫌にも目に入り、その偉容に改めて驚かされる。
* ペトロの独り言
聊かしつっこいが、「ほんまに修道院かいな?」と、あんぐり口を開けて眺めていたよう
そしたら、道端のベンチで憩う中年ご夫婦の奥さんが、「撮って上げる」と言ってくれた ()
* カタリナの独り言 〔写真帳・アルバムのメモ書きから〕
大聖年のイタリア巡礼の<アッシジ>でも体験したが、旅先で出会う小さな親切が嬉しい
少し心細くもある個人旅行、そんな時は気持ちが豊かにも和やかにもなって、来てよかったと思う ()
♪ 商店では小さなお祭りが、町の人か観光客が判らないがカフェのテラスに寛ぎ楽しんでいます
♪ この遠足で貴重なふたりが揃った写真(中)となりました
* 序にもう一度独り言
話は少し先に進むが、乗船時にクルーズのカメラマンに写真(上/右端)を撮られた
勿論、無料(ただ)の筈がないと思っていたが、案の定、降りる際に、「記念に如何?」と可愛い女の子に勧められ、10€だったかな、取られた ()
乗船場に着くと、折よく Blue Danube ・美しき青きドナウ、クレムスまでの River Cruises が出航する時間だった。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.960
※ 前号、ドナウの旅(Spin off 4)へは、<コチラ>から入れます。