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インド、空母追加配備で中国をけん制 (朝鮮日報)

2013年11月18日 | インド・南アジアニュース
インド、空母追加配備で中国をけん制
朝鮮日報 2013/11/18 08:18


金承範(キム・スンボム)記者
 今年8月に初の国産空母を進水させたインドは16日、ロシアから新たに購入した空母「ビクラマーディティア」の進水式をロシア北部アルハンゲリスク州セベロドビンスク港で行った。ロイター通信が伝えた。進水式には、インドのアントニー国防相、ロシアのロゴジン副首相が出席し、空母は直ちにインド海軍に引き渡された。


 空母ビクラマーディティアは、排水量4万5000トンで、全長284メートル、幅60メートル。戦闘機を約30機搭載できる。艦載機はロシア製のミグ29Kを採用する。同空母はロシアが旧ソ連時代の1970年代に開発した重航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフを取得し、改装したものだ。建造費は23億ドル(約2310億円)を投じた。

 インドは今年8月、南部のコーチン造船所で独自技術により建造した初の空母「ビクラント」(4万トン)の進水式を行ったばかりだ。インドは米国、ロシア、英国、フランスに続き、独自の空母建造能力を備えた国となった。インドは2017年ごろにさらに大きい国産空母「ビシャル」(6万5000トン)の建造に着手する計画だ。1980年代に英国から購入して配備されている空母「ビラート」(2万8700トン)を含めると、インドは空母4隻を保有することになる。

 英紙ガーディアンは、インドの空母追加配備について、中東やアフリカで産出される原油の輸送ルートを守るためインド洋への進出を狙っている中国をけん制する意味合いがあると報じた。
 中国は昨年、初の空母「遼寧」(6万7500トン)を就役させ、日本は今年8月、初の準空母「いずも」(2万7000トン)を進水させるなど、アジアで空母保有競争が起きている。