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MotoGP : 第8戦 アメリカGP 高橋 続報他

2009-07-01 22:07:30 | MotoGP 2009
MCNにも高橋解雇の記事が載ってしまった。


以下、記事の超意訳。


「高橋、スコットに捨てられたか?」

ルーキーの高橋裕紀は、2009年7レース目で残りのシーズンを残したままチーム・スコットに解雇された。
残りのシーズンはハンガリー人ライダー、ガボール・タルマクシが参戦する。

先月のカタルニアで、フラグトウフラッグレースの場合、乗り換えるマシンなしでどう対処するのか明らかな疑問となっていました。
被害者は高橋である。元125チャンピオンのタルマクシがサインした瞬間から高橋は不安定な立場に置かれることになりました。
世界的景気後退の中でチームは財政危機を迎え、その折にタルマクシが将来的にもチームを救うことが出来る資金を持ってやってきた。
一方、高橋には財政的な後ろ盾が全くありませんでした。
そして、重なるクラッシュで財政負担を重くしていました。
高橋は、ラグナセカのレースに向けてカリフォルニアに到着しました。
レンタカーを借りる列に並んでいた彼をMCNは見つけた。
彼は残りのシーズンをタルマクシ一人で参戦するという事実を知っているようでした。

他の記事 ヘッドライン


ミカ・カリオ
4日前のアッセンでの転倒で痛めた左手の怪我が悪化しており、ラグナセカでのレースを欠場することとなった。
転倒で左手薬指の爪を失っただけでなく、皮膚の移植が必要な程の深刻な損傷となっていた。
クラッシュした時に左手がマシンの下敷きになっていたようだ。
「ラグナセカのレースに出られないのは残念だ。
しかし、一から学ばなければならないサーキットをこのコンディションで走るのはリスクが高い。」
カリオは、ドイツGPへの復帰を目指す。
チームは、ラグナセカでは代役を立てないことにした。



バレンティーノ・ロッシ
ロッシは、ラグナセカのレースを今シーズンの重要局面ととらえており、レースはかなりタフな戦いになる事を予想している。
4強の一角のペドロサの力も見くびってはいけない。
ペドロサが今後必ずチャンピオンシップに絡んでくるだろう。


ジェームス・トースランド
アッセンで好パフォーマンスを見せ、調子が上がってきたトースランドは、ラグナセカでの自信をのぞかせている。
アッセンでの基本セットアップを生かしてトップ6を目指す。


ニッキー・ヘイデン
地元のラグナセカで、今シーズンのベストを目指す。
アッセンではハンドルバーが緩んでいなければもっと良い結果が得られていただけに、2005年と2006年に優勝したラグナセカは楽観的だ。
ホームの観客が僕を後押ししてくれるだろう。
ただ現実的な事を言えば、セカンドグループトップ狙いだ。


ホルヘ・ロレンゾ
昨年、オープニングラップで派手なハイサイドを起こしクラッシュした苦い思い出のあるラグナセカであるが、同じ過ちを繰り返すことはない。
調子もいいし、高いモチベーションが維持できているので、ラグナセカを攻略してトップを目指す。


コーリン・エドワーズ
今期二度目の4位フィニッシュを果たしたエドワーズは地元レースでポディウムに上がる事を目標としている。
ラグナセカは好きなコースだが、ポディウムは大変厳しい戦いになるであろう。





MotoGP : 高橋 シート喪失

2009-07-01 12:22:24 | MotoGP 2009
まだ情報が断片的なので詳細は確認できませんが、高橋がチームから放出されるようです。
トーチュウでは記事になっていますが、海外の主要メディアにはシート喪失までの情報は見当たりません。
(腰の状態が悪くラグナセカは走らずに、そのままシートなくすかもしれない、との情報は上がっていたが)

チーム・スコットは財政事情によりホンダへのマシンレンタルフィーの支払いが滞っていました。
そこでスコットはホンダへ支援の要請を行っていたが、ホンダ側は資金不足はチーム側の問題だとした。
チーム・スコットは高橋を取引材料に、シート喪失をちらつかせてホンダの譲歩を引き出そうとしたが思惑が外れた格好だ。
ホンダは高橋を継続して使うことも要請していたようだが、結論は高橋放出となった。
どうやらタルマクシは、チーム・スコット代表のムラローニに高橋放出を決断させるだけの資金提示をしたということだ。

こういった情報に接し、かなり腹立たしい思いだ。
MotoGPへの情熱が冷めてしまうかもしれないくらい残念な出来事だ。
高橋選手とはそれほど関係があったわけではないが、過去も含めて他の多くの世界選手権ライダー達と接してきたことがあるだけに、MotoGPへ登りつめる大変さや辛さを知っている。
そう、ここは世界最高峰のクラスなのである。
プレミアクラスであるMotoGPのシートをパーツを変える感覚で簡単に変えてしまう事はあってはならない。
高橋のパフォーマンス不足の結果だから自業自得だとの見方もあるが、プレミアクラスでこのような事は過去にも例が無かった。

今後、ホンダがどういう動きをするのかも注目していきたい。

願わくは、情報が誤報であってほしい。