2014年のダカールラリーが始まる。
第36回大会は、アルゼンチンのロサリオをスタートし、ボリビアを経由、ゴールはチリのバルパライソを目指す13ステージ、競技区間5228Km(総走行距離8734Km)の過酷なラリーとなる。
今回の注目は、ホンダのワークス参戦とヤマハがシリル・デプレを獲得した事であろう。
ホンダは、昨年24年ぶりのワークス体制で参戦したが、開発を目的としており、今回は満を持しての参戦となる。スタート前の現地でも存在感を示し、優勝候補の呼び声が高い。「TEAM HRC」の参戦ライダーは、エルダー・ロドリゲス(ポルトガル)、サム・サンダーランド(イギリス)、ハビエル・ピゾリト(アルゼンチン)、ホアン・バレダ(スペイン)、パウロ・ゴンサルヴェス(ポルトガル)の5名。マシンは、「CRF450 RALLY」。
ヤマハもKTMから電撃移籍してきたシリル・デプレ(フランス)(総合優勝5回)を擁し、かつてステファン・ペテランセル時代(総合優勝6回)の黄金時代の再来を狙っている。(ヤマハとしては過去総合優勝9回)。チームメイトは、オリヴィエ・パン(フランス)。マシンは、、「YZF450 RALLY」。
12連覇中のKTMは、マルク・コーマ(総合優勝3回)をエースに、ルーベン・ファリア、フランシスコ・ロペスと実力者を揃えている。マシンは、「KTM450 RALLY」。
日本からはホンダ社員の深草和人さんが、夢であったダカールラリーに参戦。「日本サラリーマンの魂」を背負って走る。
第1ステージは、現地時間1月5日午前4時20分にスタート。
KTMが13連覇を達成するのか、その牙城を日本勢が崩すのか、今年のダカールラリーはメーカー同士の戦いが熾烈で、面白いレースとなりそうだ。
ダカールラリー2014 日程
移動区間(リエゾン liaison)
競技区間(スペシャルステージ spéciale)
第1ステージ 1月5日(日) ロサリオ(アルゼンチン) - サン・ルイス liaison 629km - SS 180km Total 809km
第2ステージ 1月6日(月) サン・ルイス - サン・ラファエル liaison 365km - SS 359km Total 724km
第3ステージ 1月7日(火) サン・ラファエル - サン・フアン liaison 292km - SS 373km Total 665km
第4ステージ 1月8日(水) サン・フアン - チレシト liaison 210km - SS 353km Total 563km
第5ステージ 1月9日(木) チレシト - サン・ミゲル・デ・トゥクマン liaison 384km - SS 527km Total 911km
第6ステージ 1月10日(金) サン・ミゲル・デ・トゥクマン - サルタ liaison 64km - SS 400km Total 464km
休息日 1月11日(土) サルタ
第7ステージ 1月12日(日) サルタ - ウユニ(ボリビア) liaison 373km - SS 409km Total 782km
第8ステージ 1月13日(月) ウユニ - カラマ(チリ) liaison 230km - SS 462km Total 692km
第9ステージ 1月14日(火) カラマ - イキケ liaison 29km - SS 422km Total 451km
第10ステージ 1月15日(水) イキケ - アントファガスタ liaison 58km - SS 631km Total 689km
第11ステージ 1月16日(木) アントファガスタ - エル・サルバドール liaison 144km - SS 605km Total 749km
第12ステージ 1月17日(金) エル・サルバドール - ラ・セレナ liaison 349km - SS 350km Total 699km
第13ステージ 1月18日(土) ラ・セレナ - バルパライソ liaison 378km - SS 157km Total 535km
総移動区間 3,506km 総競技区間 5,228km 走行距離合計 8,734km