2011年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ
最終戦 スーパーバイクレース in 鈴鹿 決勝
■開催日:2011年10月30日(日)
■会場:鈴鹿サーキット(5.821Km)
JSB1000 Race 1
スタート直前の雨によりディレイとなったJSB100。ウェット宣言で仕切り直しとなったレース1は、秋吉が独走で優勝。2年連続のチャンピオンを獲得した。2位は、3.9秒差で中須賀。3位は、15.2秒差で柳川が入った。4位、加賀山。5位、高橋となった。
天候:雨 コース状況:ウェット
1. 秋吉 耕佑 ( ホンダ CBR1000RR : F.C.C.TSR Honda ) 35'30.580 147.53km/h
2. 中須賀 克行 ( ヤマハ YZF-R1 : YSP Racing Team with TRC ) + 3.931
3. 柳川 明 ( カワサキ ZX-10R : TEAM GREEN ) + 15.212
4. 加賀山 就臣 ( スズキ GSX-R1000 : Team KAGAYAMA ) + 23.797
5. 高橋 巧 ( ホンダ CBR1000RR : MuSASHi RT ハルク・プロ ) + 39.102
6. 芹沢 太麻樹 ( カワサキ ZX-10R : エヴァRT弐号機トリックスターFRTR ) + 49.591
7. 出口 修 ( カワサキ ZX-10R : エヴァRT初号機トリックスターFRTR ) + 52.927
8. 藤田 拓哉 ( ヤマハ YZF-R1 : DOG FIGHT RACING・YAMAHA ) + 1'19.107
9. 清水 郁巳 ( ホンダ CBR1000RR : ホンダドリームRT高崎B'WISE RT ) + 1'23.148
10. 徳留 和樹 ( ホンダ CBR1000RR : Honda鈴鹿レーシングチーム ) + 1'24.395
11. 東村 伊佐三 ( カワサキ ZX-10R : RS-ITOH&ASIA ) + 1'28.226
12. _田 速人 ( BMW S1000RR : TEAM Tras&8810R ) + 1'30.194
13. 久保山 正朗 ( ホンダ CBR1000RR : Honda浜友会浜松エスカルゴ ) + 1'30.598
14. 今野 由寛 ( スズキ GSX-R1000L1 : MotoMap SUPPLY ) + 1'33.068
15. 吉田 光弘 ( ホンダ CBR1000RR : Honda緑陽会熊本レーシング ) + 1'46.772
16. 須貝 義行 ( ドゥカティ 1098R : チームスガイレーシングジャパン ) + 2'05.365
17. 北口 浩二 ( ホンダ CBR1000RR : クラウン警備保障RACING ) + 2'07.358
18. 須磨 貞仁 ( アプリリア RSV4 Factory : CONFIA HMF ) + 2'16.477
19. 戸田 隆 ( BMW S1000RR : G-TRIBE ) + 2'16.506
20. 中村 知雅 ( ホンダ CBR1000RR : チーム トモマサ ) + 1Lap
21. 津田 一磨 ( ホンダ CBR1000RR : Kohara Racing ) + 1Lap
22. 田村 武士 ( スズキ GSX-R1000K9 : テイクアップ OIRF ) + 1Lap
23. 鈴木 大五郎 ( KTM RC8 R : KTM Racing ) + 1Lap
24. 澤村 元章 ( ヤマハ YZF-R1 : 磐田レーシングファミリー ) + 1Lap
以上 規定周回数完走:
‐ 村上 雅彦 ( カワサキ ZX-10R : チームムラカミ & ウッドストック ) + 9Laps
‐ 西中 綱 ( ホンダ CBR1000RR : Honda DREAM RT 和歌山 ) + 12Laps
‐ 片平 亮輔 ( ホンダ CBR1000RR : 8810R with MCR ) + 15Laps
規定周回数 11
ベストラップ: 21 中須賀 克行 YSP Racing Team with TRC 2'20.097 13/15 149.58km/h
●Race1 ライダーのコメント
優勝・2011チャンピオン/秋吉耕佑 F.C.C.TSR Honda
『チャンピオンを決められてよかったですね。レース1は急遽雨が降ってきたこともあり、ウエットのセットを試していなかったのでドライ寄りのセットで臨みました。周りの状況を見ながら走っていましたが、加賀山選手のリアがかなりすべっていたので、早い段階で前に出てペースを上げました。レース終盤に中須賀選手に差を詰められたので、レース2はレイン寄りのセットを考えています。レース2も思い切り走っていいレースをしたいですね』
2位/中須賀克行 YSPRacingTeamwithTRC
『柳川選手をかわしてシケインに入っていったら、イエローフラッグが振られていたので"これは黄旗無視になってしまうかな!?"と思い、柳川選手と見つめ合いながら(笑)前に出てもらいました。そこから仕切り直して、少し雨の量も減ってきていたこともあり、フィーリングがよくなってきたので、ファステストラップをマークできました。レース2は、失うものは何もないので、思いっきりいきます! しっかりレースをして(秋吉選手と)バトルができればいいですね』
3位/柳川 明 TEAM GREEN
『スタートディレイになって、急遽設けられたフリー走行をみんな走っているものだと思い、当然のようにボクも走っていました。それでも計測2周しかできなかったですよね。ピットに戻るとタイヤは履いているものしかない、と言われたんですよ。あのときは、あまり路面が濡れていなくて、思った以上にタイヤが減ってしまっていた。そんな状態で臨んだレースだったので、終盤は、無理できませんでしたね。実は、新型マシンでブリヂストンのレインを履いたのは、初めてだったんですよ。レース2は、(加賀山)就臣も来ると思うので、みんなでいいレースをしたいですね』
JSB1000 Race 2
完全ウェットの第2レース。秋吉が独走で優勝。鈴鹿最終戦を完全制覇し、今季8戦中6戦を優勝する圧倒的シーズンであった。ポールポジションスタートで、ホールショットを奪った加賀山は、2位。3位は、最終ラップに柳川をパスした高橋が入った。柳川は、転倒を喫するものの再スタートし6位でゴール。中須賀は、オープニングラップで転倒しリタイアとなった。
天候:雨 コース状況:ウェット
1. 秋吉 耕佑 ( ホンダ CBR1000RR : F.C.C.TSR Honda ) 27'58.151 149.85km/h
2. 加賀山 就臣 ( スズキ GSX-R1000 : Team KAGAYAMA ) + 15.568
3. 高橋 巧 ( ホンダ CBR1000RR : MuSASHi RT ハルク・プロ ) + 19.03
4. 芹沢 太麻樹 ( カワサキ ZX-10R : エヴァRT弐号機トリックスターFRTR ) + 22.755
5. 出口 修 ( カワサキ ZX-10R : エヴァRT初号機トリックスターFRTR ) + 26.432
6. 柳川 明 ( カワサキ ZX-10R : TEAM GREEN ) + 49.02
7. 東村 伊佐三 ( カワサキ ZX-10R : RS-ITOH&ASIA ) + 1'16.952
8. 清水 郁巳 ( ホンダ CBR1000RR : ホンダドリームRT高崎B'WISE RT ) + 1'20.415
9. _田 速人 ( BMW S1000RR : TEAM Tras&8810R ) + 1'21.833
10. 藤田 拓哉 ( ヤマハ YZF-R1 : DOG FIGHT RACING・YAMAHA ) + 1'25.468
11. 久保山 正朗 ( ホンダ CBR1000RR : Honda浜友会浜松エスカルゴ ) + 1'29.632
12. 今野 由寛 ( スズキ GSX-R1000L1 : MotoMap SUPPLY ) + 1'34.158
13. 津田 一磨 ( ホンダ CBR1000RR : Kohara Racing ) + 1'46.580
14. 徳留 和樹 ( ホンダ CBR1000RR : Honda鈴鹿レーシングチーム ) + 1'46.727
15. 須貝 義行 ( ドゥカティ 1098R : チームスガイレーシングジャパン ) + 1'48.375
16. 吉田 光弘 ( ホンダ CBR1000RR : Honda緑陽会熊本レーシング ) + 1'55.359
17. 北口 浩二 ( ホンダ CBR1000RR : クラウン警備保障RACING ) + 2'04.057
18. 戸田 隆 ( BMW S1000RR : G-TRIBE ) + 2'09.996
19. 村上 雅彦 ( カワサキ ZX-10R : チームムラカミ & ウッドストック ) + 2'10.697
20. 中村 知雅 ( ホンダ CBR1000RR : チーム トモマサ ) + 1Lap
21. 西中 綱 ( ホンダ CBR1000RR : Honda DREAM RT 和歌山 ) + 1Lap
22. 須磨 貞仁 ( アプリリア RSV4 Factory : CONFIA HMF ) + 1Lap
23. 澤村 元章 ( ヤマハ YZF-R1 : 磐田レーシングファミリー ) + 1Lap
24. 田村 武士 ( スズキ GSX-R1000K9 : テイクアップ OIRF ) + 1Lap
以上 規定周回数完走:
‐ 鈴木 大五郎 ( KTM RC8 R : KTM Racing ) + 11Laps
‐ 中須賀 克行 ( ヤマハ YZF-R1 : YSP Racing Team with TRC ) + 12Laps
規定周回数 9
公式通知No.4に基づき、決勝周回数を12周に短縮した。
ベストラップ: 1 秋吉 耕佑 F.C.C.TSR Honda 2'18.523 4/12 151.28km/h
●Race2 ライダーのコメント
優勝・2011チャンピオン/秋吉耕佑 F.C.C.TSR Honda
『レース1のデータを見て、大きな変更はしませんでしたが細かいところでセットを詰めて臨みました。レースがスタートして、いけるところまでいこうと思ってプッシュしました。グリップもあったので攻めていったのですが、レース終盤ではリアが厳しくなってきたので、集中しながら走りました。ブリヂストンのレインタイヤの使い方は、テストもしていましたし、誰よりも分かっているのが勝因だと思います。8戦中6勝できたのは、チームがうまくまとまっていたのが大きいですね。ケンタもチャンピオンが獲れましたし、チーム全体の士気が高かったのがよかったと思います』
2位/加賀山就臣 Team KAGAYAMA
『レース1は、もっと乾く方向だと思っていたので選択ミスでしたね。レース2は、秋吉がグングン飛ばすので困りました。今日は宇宙船がやってきていましたね。宇宙人らしい走りをしていました。ボクの方は、雨に合わせたタイヤチョイスをしたので、レース1のようなことはなかったのですが、トップとは差がありました。ウイークを通して調子がよかったので、ドライでレースがしたかったのですが、天気ばかりは、仕方がないですね。今年は、チームを立ち上げて最終戦まで参戦できるか分からない状態できたのですが、本当に色々な人が協力してくれて、ここまで来ることができました。成績で恩返ししたかったのですが、今年は、1勝もできなかったので、もう一度、頭を下げて、来シーズンも走らせてもらえるようにお願いしたいと思っています』
3位/高橋巧 MuSASHi RT ハルク・プロ
『雨のレースは、本当にダメですね。それを今年は何とか克服しようと、雨のテストも積極的に走っていたのですが…。レース1は、トラブルがあったのですが、それにしてもうまく走れていませんでした。レース2では、スタートミスをしてしまい、追い上げになってしまいました。3番手に上がってからは、何度も転びそうになったので、少し抑えながら走っていたのですが、そうこうしているうちに柳川さんに抜かれてしまったので、絶対に前でゴールしようと頑張りました。また一から努力し直して雨でも速く走れるようにしたいです』
※ ST600、J-GP2、J-GP3、JP-Mono のリザルトは続きを読むをクリック
ST600
山口辰也が、今季4勝目を挙げ、2年連続チャンピオンを獲得した。レースは、序盤からトップを行く中冨伸一に山口が背後にピタリと付けてラストラップまで推移する。そして、ラストラップの130Rで満を持した山口がトップに浮上し、そのままゴールした。3位は、14.58秒差で亀谷長純が入った。
天候:晴れ コース状況:ドライ
1. 山口 辰也 ( ホンダ CBR600RR : TOHO Racing MOTO BUM ) 26'49.988 R 2'13.387
2. 中冨 伸一 ( ヤマハ YZF-R6 : HiTMAN RC甲子園ヤマハ ) + 0.2
3. 亀谷 長純 ( ホンダ CBR600RR : バーニングブラッドRT ) + 14.58
4. 井筒 仁康 ( カワサキ ZX-6R : RS-ITOH&ASIA ) + 14.736
5. 岩崎 哲朗 ( カワサキ ZX-6R : RS-ITOH&ASIA ) + 17.861
6. 稲垣 誠 ( ヤマハ YZF-R6 : 伊藤レーシングGMD・アケノS ) + 20.707
7. 渡辺 一馬 ( ホンダ CBR600RR : Kohara Racing ) + 20.815
8. 小林 龍太 ( ホンダ CBR600RR : MuSASHi RT ハルク・プロ ) + 21.012
9. 酒井 大作 ( スズキ GSX-R600 : TEAM ZEN&プラスワン ) + 22.023
10. 國川 浩道 ( ホンダ CBR600RR : HiRaNo.92R ) + 23.572
11. 手島 雄介 ( スズキ GSX-R600 : MotoMap SUPPLY ) + 34.487
12. 中山 真太郎 ( ホンダ CBR600RR : TEAMしんたろう with KRT ) + 34.815
13. 浦本 修充 ( ホンダ CBR600RR : MuSASHi RT ハルク・プロ ) + 35.22
14. 岩田 悟 ( ホンダ CBR600RR : テルル・ハニービーレーシング ) + 35.656
15. 伊藤 勇樹 ( ヤマハ YZF-R6 : DOG FIGHT RACING・YAMAHA ) + 36.175
16. 横江 竜司 ( ヤマハ YZF-R6 : RT 森のくまさん佐藤塾 ) + 36.232
17. 清水 直樹 ( ヤマハ YZF-R6 : EXPRESS Hou You ) + 36.873
18. 深津 拓真 ( ホンダ CBR600RR : チームスガイレーシングジャパン ) + 37.703
19. 藤島 翔太 ( ホンダ CBR600RR : 4Sure ) + 39.721
20. 田中 裕太 ( カワサキ ZX-6R : RS-ITOH&FAST ) + 40.059
21. 相馬 利胤 ( ヤマハ YZF-R6 : Team Tane 45 ) + 44.226
22. 西嶋 修 ( カワサキ ZX-6R : SPa直入インストwithフィービー ) + 45.913
23. 篠崎 佐助 ( ヤマハ YZF-R6 : SP忠男レーシングチーム ) + 54.817
24. Jaden HASSAN ( スズキ GSX-R600 : Team CROSBY ) + 1'06.427
25. 医王田 章弘 カワサキ ZX-6R RS-ITOH&ASIA ) + 1'06.542
26. 中本 翔 ( ヤマハ YZF-R6 : リリカAMENA with OUTRUN ) + 1'07.555
27. 阿久津 晃輝 ( ヤマハ YZF-R6 : DOG FIGHT RACING・YAMAHA ) + 1'15.883
28. 近藤 湧也 ( ヤマハ YZF-R6 : GBSレーシング 興翔+篤志連 ) + 1'20.978
29. 犬木 翼 スズキ GSX-R600 浜松チームタイタン ) + 1'21.849
30. 原田 武人 カワサキ ZX-6R グリーンクラブ能塚 ) + 1'34.373
31. 矢作 雄馬 ヤマハ YZF-R6 RT 森のくまさん佐藤塾 ) + 1'50.100
32. 長谷川 直樹 スズキ GSX-R600 CONFIA・HMF & AS小笠原 ) + 1'50.493
33. 井上 哲悟 カワサキ ZX-6R RS-ITOH&FAST ) + 2'09.690
以下フィニッシュライン不通過:
34. 津田 拓也 ( スズキ GSX-R600 : West Power ) + 1Lap
以上 規定周回数完走:
‐ 佐藤 裕児 ( ヤマハ YZF-R6 : HiTMAN RC甲子園ヤマハ ) + 7Laps
‐ 宮嶋 佳毅 ( ホンダ CBR600RR : モリワキクラブ ) + 7Laps
‐ 関口 太郎 ( ホンダ CBR600RR : Team TARO PLUS ONE ) + 12Laps
‐ 岡村 光矩 ( ホンダ CBR600RR : RSGフィービードリーム北九州 ) + 12Laps
"R"マークの車は、コースレコードを更新しました。従来のレコードタイムは 2'13.702
規定周回数 9
ベストラップ: 1 山口 辰也 TOHO Racing MOTO BUM 2'13.387 2/12 157.10km/h
優勝・2011チャンピオン/山口辰也 TOHO Racing MOTO BUM
『多くのスポンサーさんが応援に駆けつけてくれていましたし、皆さんの応援がなければ今年も、こうしてレース活動を続けることはできませんでしたから、いい成績を出して恩返しをしたいと常に思っています。グリッドに着いた時点では"勝つか負けるかしかないな"と思っていました。レース中は、後ろで見ていたワケではなく、ボクも全開で走っていました。余裕がある場所はありましたが、西コースで引き離されてしまうので、短い12周の間に西コースを(中冨選手と)同じようなペースで走れるように努力していました。残り5周ぐらいは、東コース部分で勝負していたのですが、前に出られなかったので、スプーンカーブで頑張ってバックストレートでスリップストリームに入ることができればパスできると思いました。その通りの展開になりましたね。ただ、シケインの立ち上がりで、1速に入ってしまい加速が鈍ったので"抜かれる!?"と思ったのですが、勝つことができてよかったです。今回は"CBR50勝"もかかっていたので絶対に勝ちたいと思っていました。いいレースを見せることができてよかったです』
2位/中冨伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
『最終ラップのバックストレートで必ず来ると思っていましたが、手も足も出ずきれいにパスされてしまいました。シケインのブレーキングでは、インを伺ったのですが、山口選手がしっかりラインを塞いでいましたし、勝負できるスペースはありませんでしたね。アウトから仕掛けるほどスピード差もありませんでしたし…。今できる精一杯の走りをしましたが…。スポンサーさん、チームに申し訳ないです。悔しいです』
3位/亀谷長純 バーニングブラッドRT
『序盤は、接触などもあって集団に飲まれてしまっていたのですが、ストレートスピードがある中、コーナーで詰めていきました。レース終盤、残り2周というところでヘアピンで津田選手に強引にかわされてしまい、その直後に津田選手のマシンからオイルが出ていたので、転倒しないように間を開けているうちに井筒さんに引き離されてしまったので"勝負するのは難しいかな!?"と思いましたが、何とか最後のシケインで前に出ることができました。シーズンを通して見ると、最初のオートポリスで勝って以来の表彰台。ケガもありましたし、今回もレース序盤からトップの2台に離されないように走りたかったのですが、それもできませんでしたし課題も多く残ったシーズンでした』
J-GP2
中上貴晶が、出場したレースを完全制覇する今季5勝目を挙げ、チャンピオンを獲得した。関口太郎は、中上が優勝しても4位以内に入ればタイトル獲得する条件であったが、午前のST600決勝で転倒した際、肩を脱臼し満身創痍でレースに臨んでいた。9週目、5番手走行中の関口は転倒。トップの中上を追っていた山口は、中盤に離され3.2秒差の2位となった。3位は、野田が25秒差で入った。
天候:曇り コース状況:ドライ
1. 中上 貴晶 ( ホンダ CBR600RR : MuSASHi RT ハルク・プロ ) 26'34.847 144.54km/h
2. 山口 辰也 ( モリワキ MD600 : TOHO Racing ) + 3.238
3. 野田 弘樹 ( ホンダ CBR600RR : テルル・ハニービーレーシング ) + 25.146
4. 高橋 英倫 ( カワサキ ZX-6R : 松戸フラッシュ&PLUS ONE ) + 33.396
5. 稲垣 誠 ( ヤマハ YZF-R6 : 伊藤レーシングGMDアケノS ) + 38.388
6. 小山 知良 ( TSR TSR6 : C.I.P.TNU ) + 38.905
7. 星野 知也 ( スズキ RGX-R600 : ミクニiBeat テリー&カリー ) + 39.326
8. 野左根 航汰 ( ヤマハ YZF-R6 : ウエビック チームノリック ヤマハ ) + 55.927
9. 生形 秀之 ( スズキ GSX-R600L1 : エスパルスドリームレーシング ) + 1'26.424
10. 齋藤 達郎 ( ヤマハ YZF-R6 : TEAM NORICKMATE ) + 1'27.560
11. 宇井 陽一 ( ヤマハ YZF-R6 : 41PLANNING / PRO-TEC ) + 1'42.842
12. 中本 郡 ( ヤマハ YZF-R6 : リリカAMENA with OUTRUN ) + 2'09.658
以下フィニッシュライン不通過:
13. 中尾 健治 ( ヤマハ YZF-R6 : レイラスポーツ ) + 2Laps
14. 関口 太郎 ( TSR TSR6 : Team TARO PLUS ONE ) + 3Laps
以上 規定周回数完走:
‐ 小口 理 ( ヤマハ YZF-R6 : ALLMAN &OW RACING ) + 10Laps
‐ 大木 崇行 ( ホンダ CBR600RR : MOTO BUM HONDA ) + 11Laps
‐ 朝比奈 正 ( アサヒナ Z600 : アサヒナレーシング ) + 11Laps
規定周回数 8
公式通知No.4に基づき、決勝周回数を11周に短縮した。
ベストラップ: 634 中上 貴晶 MuSASHi RT ハルク・プロ 2'22.522 8/11 147.03km/h
優勝・2011チャンピオン/中上貴晶 MuSASHi RT ハルク・プロ
『(ケガの)痛みがひどかったので痛み止めを飲んで出場して、序盤は何とか走らせたけれど、ラスト2周は腕の感覚がないくらいで、力も入らないし、クラッチをうまく放せなくて、かなりツラかった。マージンがあったのは知っていたけれど、1周がすごく長く感じました。1コーナーで何度か(山口選手に)譲ろうかと悩んだけれど、ペースは辰也さんの方が速いのは分かっていたので、前に出られて離されたら終わりなので、抑えて走るしかないなと思いました。一発アタックして、ラスト3周か2周で一気に離したいと考えたけれど無理だと思ったので、自分のいけるところを探りながら徐々にペースを上げました。(サインボードに)プラス2秒って出たときは、ホッとしました。電光掲示板を見て(関口)太郎さんが6番手辺りにいたのは確認していたので、ポイントの計算もしながら走っていたのですが、最後に負けてチャンピオンになるのは納得いかないので絶対勝って決めてやろうと思っていました。チェッカーを受けたときに『2011-P1』というピットサインを見て、やっと(チャンピオンが)獲れたなって…。金曜日の午前中、公式予選、決勝も全てトップで終えられたので、すごく充実したシーズンでした。全戦ポールポジションから優勝というのは、なかなかできないことなので、成し遂げたいと思っていました。それが自分のミスで日本GPで転倒して岡山を欠場してしまい、かなり悔しかったけれど、こうしてチャンピオンを獲ることができたので、すべての人に感謝したいです』
2位/山口辰也 TOHO Racing
『雨の量が少なかったので、レース後半に路面が乾いてきたら厳しい状況になるのはオートポリスのテストの時に確認していたので、前半に頑張り過ぎないようにしていました。ボクのバイクの方が(中上より)軽いぶん、ストレートでは抜けるけれど、グリップが足りなくて止まることができなかった。そのうちに路面が乾いてきて、至る所でハイサイドしかけていたので、最後は2位キープに切り替えました。ボクが使っているタイヤは600用に作られたものではないので、シーズンが始まったときにはCBRでチャレンジしましたが、バランスが悪くてとても危ない状態でした。でも、スポンサーの方々に協力していただいているのに、だめだから途中で辞めますなんて絶対にできないので、モリワキさんに無理を言って、なんとかこの1台を造っていただきました。モリワキさんにも、協力していただいたKYBさんにも、OZホイールさんにも、本当に感謝しています。無事にシーズンを終えることができてよかったです』
3位/野田弘樹 テルル・ハニービーレーシング
『後ろから追い上げて3位になったときは、ふたりの姿が見えなかった。ただ、やっと自分とマシンとコンディションと向き合って戦える状態に来られたので、単独の走行でしたが気持ちよく走れました。気持ちは複雑ですけれど、1年間、無事に走ってこられてよかったと思いますね。元はノーマルのCBRのままで、ブレーキ、クラッチなどは、いろいろ試してみましたが結局いいところを出せずに、最初の状態に戻して、毎戦行ったり来たりを繰り返していました。今回ようやく気持ちよく走れるようになってきたので、これが開幕だったらいいなと思いました。今年は、本当に苦しいシーズンでしたね』
J-GP3
レースは、周回数が12周から10周に減算。ウェットレースとなり、転倒者が続出する波乱の展開となった。序盤から藤井が後続を引き離す展開だったが、ペースを掴んだ山本が、逆にペースダウンしてきた藤井を8週目にパスする。山本はハイペースを維持しトップでフィニッシュ。タイトルの懸った藤井は完走を目標を定め、2位でフィニッシュ。この結果、藤井はJ-GP3のチャンピオンを獲得し、2012年、全日本チャンピオンの肩書を持って、Moto3へ挑戦する。
天候:雨 コース状況:ウェット
1. 山本 剛大 ( ホンダ RS125R : Team NOBBY ) 25'54.921 134.77km/h
2. 藤井 謙汰 ( ホンダ NSF250R : F.C.C.TSR Honda ) + 2.772
3. 菊池 寛幸 ( ホンダ RS125R : チームウイリー ) + 4.691
4. 仲城 英幸 ( ホンダ NSF250R : Projectμ7C HARC ) + 10.591
5. 徳留 真紀 ( ホンダ RS125R : Team Alliance & HARC-Pro. ) + 10.843
6. 渡辺 陽向 ( ホンダ NSF250R : Projectμ7C クルーズ ) + 11.811
7. 小室 旭 ( ホンダ NSF250R : Team KOMURO with HARC ) + 27.843
8. 岡田 義治 ( ハルク HP25RW : Projectμ7C HARC ) + 34.323
9. 松井 洪弥 ( ホンダ NSF250R : PLUS ONE&TSR ) + 42.666
10. 森 俊也 ( ホンダ NSF250R : Team NOBBY ) + 43.241
11. 渥美 心 ( ホンダ NSF250R : テルル・ハニービーレーシング ) + 44.064
12. 岩田 吉正 ( ホンダ RS125R : BATTLE FACTORY ) + 1'04.317
13. 今中 満 ( ホンダ RS125R : team RISKY ) + 1'06.642
14. 薮田 壱速 ( ホンダ RS125R : i-FACTORY & team hirock ) + 1'08.310
15. 引沼 雄太 ( ホンダ RS125R : YAMASHIN&RISEON ) + 1'36.749
16. 北見 剣 ( ホンダ NSF250R : TEAM i-FACTORY ) + 1'36.891
17. Linc GILDING ( ホンダ NSF250R : チームヨシハル・K1Racing ) + 1'37.394
18. 天野 邦博 ( ホンダ RS125R : ホンダ狭山レーシングチーム ) + 2'04.388
19. 大塚 卓也 ( ホンダ RS125R : HondaブルーヘルメットMSC ) + 2'20.179
20. 川瀬 啓一郎 ( ホンダ RS125R : KOHSAKA & バックヤードガレージ ) + 2'25.291
21. 花房 将 ( ホンダ RS125R : ダリアレーシング 名人会 天歩 ) + 2'30.016
22. 小沢 良美 ( ホンダ RS125R : GARAGE。M&チャウ&BB ) + 1Lap
以下フィニッシュライン不通過:
23. 山田 誓己 ( ホンダ RS125R : TEAM PLUS ONE ) + 3Laps
以上 規定周回数完走:
‐ 佐野 優人 ( ホンダ RS125R : SRS-J ) + 5Laps
‐ 山本 武宏 ( ホンダ RS125R : MARINEコスモス+中川+G ) + 5Laps
‐ 高杉 奈緒子 ( ホンダ NSF250R : モトバムwithヒポポタマス ) + 6Laps
‐ 亀井 雄大 ( ホンダ NSF250R : 18 GARAGE RT with SAKURAI ) + 7Laps
‐ 大久保 光 ( ホンダ RS125R : 18 GARAGE RACING TEAM ) + 8Laps
‐ 安村 武志 ( ヤマハ TZ125 : チーム テック2 ) + 9Laps
‐ 鎌田 悟 ( ホンダ NSF250R : ENDURANCE+桶川スポーツランド ) + 9Laps
‐ 高木 伸一 ( ホンダ NSF250R : チームライフ・ドリーム北九州 ) + 9Laps
‐ 小川 亨 ( ホンダ RS125R : MuSASHi 小川サービス ) + 10Laps
規定周回数 7
公式通知No.4に基づき、決勝周回数を10周に短縮した。
ベストラップ: 12 藤井 謙汰 F.C.C.TSR Honda 2'32.792 2/10 137.15km/h
優勝/山本剛大 Team NOBBY
『前回の岡山からエンジンにトラブルがあったんですが、なかなか原因が見つからなくて、どうにもならなかったので、今回は、全てを交換しました。なんとか決勝を完走できるところまでこれたのですが、何も仕上がっていない状態だったので、雨が降ってくれたので差が縮まってよかった。今回は雨のおかげで勝てました。グリッドの位置も悪かったし、あまりスタートは得意ではないのでポジションを下げてしまったけれど、雨は自信があるので落ち着いて徐々に順位を上げていけばいいと思っていました。3番手まで上がったらケンタが見えないところにいたので、これはちょっとキツイかなと思ったけれど、ケンタのペース落ちてきたので、追いつくことができて自分でもびっくりしました。諦めずに走ったのがよかったと思います。今年は4ストのNSFが出てきたので、(2ストに乗っている自分は)ものすごい苦労して、去年より考えることや勉強すること多くて苦しいシーズンでしたが、最後のレースで勝ててよかったです 』
2位・2011チャンピオン/藤井謙汰 F.C.C.TSR Honda
『雨があまり得意じゃないので雨が降り出した時点で、厳しいなと思っていたんですけれど、レースが始まる前に坂田監督に「自信を持っていけばできるから大丈夫」と言われて、鈴鹿は一番自分が走っているコースだし、自信を持って走りました。最初の何周かの段階で後ろを振り返ったら仲城さんが離れていたので、自分のペースが速いんだなと思いました。そのあとも、どんどん離れていったんですけれど、途中からコーナーによってリアが滑るようになってきて、足も痛くて抑えがきかなくなっていました。タケ(山本)が追い上げてきているのは分かっていたのですが、一緒に走れるようなレベルではなかったので、無理せずチャンピオンが獲れる位置を守ってしっかり走ろうと思いました。(来シーズンは世界選手権Moto3出場が決まっていて)ブリヂストンさんとのレースもこれで、しばらくなくなってしまうので、ブリヂストンさんにチャンピオンを渡すことができてよかった。NSFに乗るチャンスを与えてくれたHondaさんのためにも、タイトルが獲れてよかった 』
3位/菊池寛幸 チームウイリー
『土曜日の(マシンの)状態から考えると、完走できる状態までもっていけてよかった。淡々とこなしてたっていう感じですね。(一緒に表彰台に上がったふたりは)ボクにとっては教え子で、まだバイクにも乗れないころから知っている。ケンタやタケ(山本)にバイクの乗り方から教えたのが、ついこの間のようです。その二人がボクを乗り越えて、タケは表彰台のてっぺんに乗ることができて、ケンタもチャンピオンを獲ることができたというのは、SRS-Jの講師をやらせていただいて、すごくよかったなと思う。ボク自身にとってもスクール中心にシフトしてきた甲斐があった。ケンタにとっては、今シーズンは(元)世界チャンピオンの坂田さんがアドバイスしてくれたのが大きかったし、世界一のライダーになろうと思うと、これだけこと細かく分析が必要だというのはケンタも分かったと思う。今シーズン学んだことを生かして、世界で活躍してほしいですね 』
GP-Mono
土曜開催のGP-Mono決勝レース。ラストラップ、藤井と葛西の激しくトップを入れ替えながら最終コーナーまでもつれ込む。これに終盤のペースアップに成功した長島が割って入り、藤井、長島、葛西の順でフィニッシュした。この結果、ポイントリードを守り切った長島がチャンピオンを獲得。ランク2位は、7ポイント差で藤井となった。
藤井は、金曜の練習走行で転倒で怪我を負った満身創痍の状態であった。
天候:晴れ コース状況:ドライ
1. 藤井 謙汰 ( ホンダ ACH250M : F.C.C.TSR Honda ) 24'00.794 145.44km/h
2. 長島 哲太 ( ハルク HP25R : Projectμ7C HARC ) + 0.154
3. 葛西 雅廸 ( ホンダ MD250H : タニシ&Speed Heart ) + 0.276
4. 伊藤 公一 ( ホンダ MD250H : IRT ) + 0.446
5. 田中 歩 ( ホンダ G130RR-CRF250 : Garage 130R&MGC ) + 10.987
6. 松井 洪弥 ( ホンダ HP250RF : TEAM PLUS ONE ) + 13.497
7. 瀬古 直樹 ( ヤマハ ZB MONO : ZIPBIKE&TOS・R ) + 22.74
8. 澁田 晨央 ( ホンダ HP250 : MFJ・RR・アカデミー・iF ) + 22.906
9. 坪川 浩明 ( モリワキ MD250H : TEAM-MARGUERITE ) + 23.027
10. 谷川 壮洋 ( ホンダ HP250RF : CLUB PLUS ONE ) + 37.464
11. 山本 恭裕 ( ホンダ GPMR250 : 広島カジタRacing&LRC ) + 37.727
12. 三好 菜摘 ( ヤマハ ASMS250 : オールスターモータースポーツ ) + 38.224
13. 松永 弘志 ( モリワキ MD250H : REPSOL&TS関東-8810R ) + 38.246
14. 鴻池 冬伊 ( ヤマハ BP-YZ250F : マジカルレーシング&ブルーポイント ) + 38.511
15. 古市 右京 ( ホンダ ASPCRF250 : ASPIRATION.A-next ) + 38.962
16. 高瀬 敬次 ( ホンダ HP250RF : 近畿スポーツランド マックウェスタン ) + 39.014
17. 楠元 晃一 ( ヤマハ YZ250RF : Garage 130R&Jr's ) + 44.519
18. 大迫 敏信 ( ホンダ ハルクGPMX : TEAM PLUS ONE ) + 45.926
19. 松江 保幸 ( ホンダ HP25R : Projectμ7C HARC ) + 46.337
20. 中本 貴也 ( モリワキ MD250H : 18 GARAGE RT With モリワキ ) + 46.6
21. 滝 かおる ( ホンダ GPMR250 : RGニワ & 高原様 & マイタウン薬局 ) + 55.095
22. 阿部 徹郎 ( ヤマハ ガレージL8・WR-F : あべスピ・ヤマハ&セルコホーム ) + 55.4
23. 伊達 悠太 ( ヤマハ PRCS250F : 犬の乳酸菌.JP/プリミティブ ) + 1'00.915
24. 大塚 浩二 ( ホンダ MD250H : team RISKY ) + 1'01.491
25. 岩本 有司 ( ヤマハ ASMS250 : オールスターモータースポーツ ) + 1'01.689
26. 畑中 要 ( ヤマハ YZ250F : FTR・タイヤナビ ) + 1'04.256
27. 中臺 翔太 ( ホンダ HP250R : テルル・ハニービーレーシング ) + 1'09.305
28. 中村 正秀 ( ヤマハ GBH250Y : RT☆グローリーベア&ENG林 ) + 1'16.722
29. 赤間 清 ( ホンダ HP250 : CLUB・HARC-PRO. ) + 1'19.595
30. 岡崎 静夏 ( ホンダ HP250RF : Kohara Racing ) + 1'25.642
31. 後藤 満 ( ホンダ GPMR250X : キトキトRT☆横倉自動車工業 ) + 1'25.917
32. 江崎屋 学 ( ヤマハ PRCS250F : 犬の乳酸菌.JP/PRCS ) + 1'30.146
33. 増田 顕也 ( ヤマハ RBB-MONO : クラブM+松田塾+獺RT ) + 1'33.462
以下フィニッシュライン不通過:
34. 小室 旭 ( ホンダ HP250RF : Team KOMURO with HARC ) + 3Laps
35. 林 祥由 ( ホンダ MD250H : TEAM TECHNICA ) + 3Laps
以上 規定周回数完走:
‐ 鳥羽 蓮 ( ヤマハ TEC2-11 : チーム テック2 & TDA ) + 7Laps
規定周回数 7
ベストラップ: 45 長島 哲太 2'22.568 10/10 146.99km/h
コメント
優勝/藤井謙汰 F.C.C.TSR Honda
『ケガが思ったよりも痛くて、コーナーによっては踏ん張りがきかないところがあったり、S字の倒しこみが甘くなって刺されたりした。序盤、飛ばしていたわけではないのにトップを走れたから、その段階で、いい勝負ができるかなと思った。小室選手に一度シケインで抜かれたときも、立ち上がりで合わせて、コントロールラインでは自分が前に出られるか確認していたし、自分がトップにいる時はシケインでちょっと加減するようにしていた。最後のシケインは最初の倒しこみが右なので、痛くてもステップから足をはずしてでも突っ込んでいくつもりでした』
2位・2011チャンピオン/長島哲太 Projectμ7C HARC
『決勝は混戦になると予想はしていたけれど、あそこまで台数が多くなると思っていなかった。謙汰はケガをしているせいか、S字とかでは、けっこう詰まってしまい、それに合わせると小室さんに抜かれてしまった。最後は小室さんと謙汰が前にいたとしても裏ストレートで小室さん抜いてシケインで謙汰を抜けると思っていたので、ラスト3周となったシケインで試してみたらコースアウトしてしまいました。それまでチャンピオンのことが頭に引っかかっていて攻めきれなかったけれど、この順位(5位)で終わるくらいなら、と思い切って攻めました。最低でも表彰台は上りたかったので、2位でよかったけれど、GP-MONO最後のレースで勝ちたかったので悔しいですね。ただ、今年は多くの方に支えられてレースができたことが実感できたし、みんなのおかげでチャンピオンになれました。本当にありがとうございます。来シーズンも精一杯頑張ります』
3位/葛西雅廸 タニシ&Speed Heart
『鈴鹿サンデーでは謙汰くんと常に一緒に走っているので、謙汰くんの走りは分かっているのですが、途中でトップに上がって、もう一度シケインで(謙汰に)刺されたときに、今までの経験からいって"ちょっと勝てないな"と思った。後ろはあまり見ていなかったんですけれど、最終ラップでまさかテツくん(長島)にやられるとは思っていなかったです。序盤の追い上げでタイヤ使い切ってしまったので、最後はあまり無理できなかった。この経験をこれからのレースに生かしていきたいと思います』
最終戦 スーパーバイクレース in 鈴鹿 決勝
■開催日:2011年10月30日(日)
■会場:鈴鹿サーキット(5.821Km)
JSB1000 Race 1
スタート直前の雨によりディレイとなったJSB100。ウェット宣言で仕切り直しとなったレース1は、秋吉が独走で優勝。2年連続のチャンピオンを獲得した。2位は、3.9秒差で中須賀。3位は、15.2秒差で柳川が入った。4位、加賀山。5位、高橋となった。
天候:雨 コース状況:ウェット
1. 秋吉 耕佑 ( ホンダ CBR1000RR : F.C.C.TSR Honda ) 35'30.580 147.53km/h
2. 中須賀 克行 ( ヤマハ YZF-R1 : YSP Racing Team with TRC ) + 3.931
3. 柳川 明 ( カワサキ ZX-10R : TEAM GREEN ) + 15.212
4. 加賀山 就臣 ( スズキ GSX-R1000 : Team KAGAYAMA ) + 23.797
5. 高橋 巧 ( ホンダ CBR1000RR : MuSASHi RT ハルク・プロ ) + 39.102
6. 芹沢 太麻樹 ( カワサキ ZX-10R : エヴァRT弐号機トリックスターFRTR ) + 49.591
7. 出口 修 ( カワサキ ZX-10R : エヴァRT初号機トリックスターFRTR ) + 52.927
8. 藤田 拓哉 ( ヤマハ YZF-R1 : DOG FIGHT RACING・YAMAHA ) + 1'19.107
9. 清水 郁巳 ( ホンダ CBR1000RR : ホンダドリームRT高崎B'WISE RT ) + 1'23.148
10. 徳留 和樹 ( ホンダ CBR1000RR : Honda鈴鹿レーシングチーム ) + 1'24.395
11. 東村 伊佐三 ( カワサキ ZX-10R : RS-ITOH&ASIA ) + 1'28.226
12. _田 速人 ( BMW S1000RR : TEAM Tras&8810R ) + 1'30.194
13. 久保山 正朗 ( ホンダ CBR1000RR : Honda浜友会浜松エスカルゴ ) + 1'30.598
14. 今野 由寛 ( スズキ GSX-R1000L1 : MotoMap SUPPLY ) + 1'33.068
15. 吉田 光弘 ( ホンダ CBR1000RR : Honda緑陽会熊本レーシング ) + 1'46.772
16. 須貝 義行 ( ドゥカティ 1098R : チームスガイレーシングジャパン ) + 2'05.365
17. 北口 浩二 ( ホンダ CBR1000RR : クラウン警備保障RACING ) + 2'07.358
18. 須磨 貞仁 ( アプリリア RSV4 Factory : CONFIA HMF ) + 2'16.477
19. 戸田 隆 ( BMW S1000RR : G-TRIBE ) + 2'16.506
20. 中村 知雅 ( ホンダ CBR1000RR : チーム トモマサ ) + 1Lap
21. 津田 一磨 ( ホンダ CBR1000RR : Kohara Racing ) + 1Lap
22. 田村 武士 ( スズキ GSX-R1000K9 : テイクアップ OIRF ) + 1Lap
23. 鈴木 大五郎 ( KTM RC8 R : KTM Racing ) + 1Lap
24. 澤村 元章 ( ヤマハ YZF-R1 : 磐田レーシングファミリー ) + 1Lap
以上 規定周回数完走:
‐ 村上 雅彦 ( カワサキ ZX-10R : チームムラカミ & ウッドストック ) + 9Laps
‐ 西中 綱 ( ホンダ CBR1000RR : Honda DREAM RT 和歌山 ) + 12Laps
‐ 片平 亮輔 ( ホンダ CBR1000RR : 8810R with MCR ) + 15Laps
規定周回数 11
ベストラップ: 21 中須賀 克行 YSP Racing Team with TRC 2'20.097 13/15 149.58km/h
●Race1 ライダーのコメント
優勝・2011チャンピオン/秋吉耕佑 F.C.C.TSR Honda
『チャンピオンを決められてよかったですね。レース1は急遽雨が降ってきたこともあり、ウエットのセットを試していなかったのでドライ寄りのセットで臨みました。周りの状況を見ながら走っていましたが、加賀山選手のリアがかなりすべっていたので、早い段階で前に出てペースを上げました。レース終盤に中須賀選手に差を詰められたので、レース2はレイン寄りのセットを考えています。レース2も思い切り走っていいレースをしたいですね』
2位/中須賀克行 YSPRacingTeamwithTRC
『柳川選手をかわしてシケインに入っていったら、イエローフラッグが振られていたので"これは黄旗無視になってしまうかな!?"と思い、柳川選手と見つめ合いながら(笑)前に出てもらいました。そこから仕切り直して、少し雨の量も減ってきていたこともあり、フィーリングがよくなってきたので、ファステストラップをマークできました。レース2は、失うものは何もないので、思いっきりいきます! しっかりレースをして(秋吉選手と)バトルができればいいですね』
3位/柳川 明 TEAM GREEN
『スタートディレイになって、急遽設けられたフリー走行をみんな走っているものだと思い、当然のようにボクも走っていました。それでも計測2周しかできなかったですよね。ピットに戻るとタイヤは履いているものしかない、と言われたんですよ。あのときは、あまり路面が濡れていなくて、思った以上にタイヤが減ってしまっていた。そんな状態で臨んだレースだったので、終盤は、無理できませんでしたね。実は、新型マシンでブリヂストンのレインを履いたのは、初めてだったんですよ。レース2は、(加賀山)就臣も来ると思うので、みんなでいいレースをしたいですね』
JSB1000 Race 2
完全ウェットの第2レース。秋吉が独走で優勝。鈴鹿最終戦を完全制覇し、今季8戦中6戦を優勝する圧倒的シーズンであった。ポールポジションスタートで、ホールショットを奪った加賀山は、2位。3位は、最終ラップに柳川をパスした高橋が入った。柳川は、転倒を喫するものの再スタートし6位でゴール。中須賀は、オープニングラップで転倒しリタイアとなった。
天候:雨 コース状況:ウェット
1. 秋吉 耕佑 ( ホンダ CBR1000RR : F.C.C.TSR Honda ) 27'58.151 149.85km/h
2. 加賀山 就臣 ( スズキ GSX-R1000 : Team KAGAYAMA ) + 15.568
3. 高橋 巧 ( ホンダ CBR1000RR : MuSASHi RT ハルク・プロ ) + 19.03
4. 芹沢 太麻樹 ( カワサキ ZX-10R : エヴァRT弐号機トリックスターFRTR ) + 22.755
5. 出口 修 ( カワサキ ZX-10R : エヴァRT初号機トリックスターFRTR ) + 26.432
6. 柳川 明 ( カワサキ ZX-10R : TEAM GREEN ) + 49.02
7. 東村 伊佐三 ( カワサキ ZX-10R : RS-ITOH&ASIA ) + 1'16.952
8. 清水 郁巳 ( ホンダ CBR1000RR : ホンダドリームRT高崎B'WISE RT ) + 1'20.415
9. _田 速人 ( BMW S1000RR : TEAM Tras&8810R ) + 1'21.833
10. 藤田 拓哉 ( ヤマハ YZF-R1 : DOG FIGHT RACING・YAMAHA ) + 1'25.468
11. 久保山 正朗 ( ホンダ CBR1000RR : Honda浜友会浜松エスカルゴ ) + 1'29.632
12. 今野 由寛 ( スズキ GSX-R1000L1 : MotoMap SUPPLY ) + 1'34.158
13. 津田 一磨 ( ホンダ CBR1000RR : Kohara Racing ) + 1'46.580
14. 徳留 和樹 ( ホンダ CBR1000RR : Honda鈴鹿レーシングチーム ) + 1'46.727
15. 須貝 義行 ( ドゥカティ 1098R : チームスガイレーシングジャパン ) + 1'48.375
16. 吉田 光弘 ( ホンダ CBR1000RR : Honda緑陽会熊本レーシング ) + 1'55.359
17. 北口 浩二 ( ホンダ CBR1000RR : クラウン警備保障RACING ) + 2'04.057
18. 戸田 隆 ( BMW S1000RR : G-TRIBE ) + 2'09.996
19. 村上 雅彦 ( カワサキ ZX-10R : チームムラカミ & ウッドストック ) + 2'10.697
20. 中村 知雅 ( ホンダ CBR1000RR : チーム トモマサ ) + 1Lap
21. 西中 綱 ( ホンダ CBR1000RR : Honda DREAM RT 和歌山 ) + 1Lap
22. 須磨 貞仁 ( アプリリア RSV4 Factory : CONFIA HMF ) + 1Lap
23. 澤村 元章 ( ヤマハ YZF-R1 : 磐田レーシングファミリー ) + 1Lap
24. 田村 武士 ( スズキ GSX-R1000K9 : テイクアップ OIRF ) + 1Lap
以上 規定周回数完走:
‐ 鈴木 大五郎 ( KTM RC8 R : KTM Racing ) + 11Laps
‐ 中須賀 克行 ( ヤマハ YZF-R1 : YSP Racing Team with TRC ) + 12Laps
規定周回数 9
公式通知No.4に基づき、決勝周回数を12周に短縮した。
ベストラップ: 1 秋吉 耕佑 F.C.C.TSR Honda 2'18.523 4/12 151.28km/h
●Race2 ライダーのコメント
優勝・2011チャンピオン/秋吉耕佑 F.C.C.TSR Honda
『レース1のデータを見て、大きな変更はしませんでしたが細かいところでセットを詰めて臨みました。レースがスタートして、いけるところまでいこうと思ってプッシュしました。グリップもあったので攻めていったのですが、レース終盤ではリアが厳しくなってきたので、集中しながら走りました。ブリヂストンのレインタイヤの使い方は、テストもしていましたし、誰よりも分かっているのが勝因だと思います。8戦中6勝できたのは、チームがうまくまとまっていたのが大きいですね。ケンタもチャンピオンが獲れましたし、チーム全体の士気が高かったのがよかったと思います』
2位/加賀山就臣 Team KAGAYAMA
『レース1は、もっと乾く方向だと思っていたので選択ミスでしたね。レース2は、秋吉がグングン飛ばすので困りました。今日は宇宙船がやってきていましたね。宇宙人らしい走りをしていました。ボクの方は、雨に合わせたタイヤチョイスをしたので、レース1のようなことはなかったのですが、トップとは差がありました。ウイークを通して調子がよかったので、ドライでレースがしたかったのですが、天気ばかりは、仕方がないですね。今年は、チームを立ち上げて最終戦まで参戦できるか分からない状態できたのですが、本当に色々な人が協力してくれて、ここまで来ることができました。成績で恩返ししたかったのですが、今年は、1勝もできなかったので、もう一度、頭を下げて、来シーズンも走らせてもらえるようにお願いしたいと思っています』
3位/高橋巧 MuSASHi RT ハルク・プロ
『雨のレースは、本当にダメですね。それを今年は何とか克服しようと、雨のテストも積極的に走っていたのですが…。レース1は、トラブルがあったのですが、それにしてもうまく走れていませんでした。レース2では、スタートミスをしてしまい、追い上げになってしまいました。3番手に上がってからは、何度も転びそうになったので、少し抑えながら走っていたのですが、そうこうしているうちに柳川さんに抜かれてしまったので、絶対に前でゴールしようと頑張りました。また一から努力し直して雨でも速く走れるようにしたいです』
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ST600
山口辰也が、今季4勝目を挙げ、2年連続チャンピオンを獲得した。レースは、序盤からトップを行く中冨伸一に山口が背後にピタリと付けてラストラップまで推移する。そして、ラストラップの130Rで満を持した山口がトップに浮上し、そのままゴールした。3位は、14.58秒差で亀谷長純が入った。
天候:晴れ コース状況:ドライ
1. 山口 辰也 ( ホンダ CBR600RR : TOHO Racing MOTO BUM ) 26'49.988 R 2'13.387
2. 中冨 伸一 ( ヤマハ YZF-R6 : HiTMAN RC甲子園ヤマハ ) + 0.2
3. 亀谷 長純 ( ホンダ CBR600RR : バーニングブラッドRT ) + 14.58
4. 井筒 仁康 ( カワサキ ZX-6R : RS-ITOH&ASIA ) + 14.736
5. 岩崎 哲朗 ( カワサキ ZX-6R : RS-ITOH&ASIA ) + 17.861
6. 稲垣 誠 ( ヤマハ YZF-R6 : 伊藤レーシングGMD・アケノS ) + 20.707
7. 渡辺 一馬 ( ホンダ CBR600RR : Kohara Racing ) + 20.815
8. 小林 龍太 ( ホンダ CBR600RR : MuSASHi RT ハルク・プロ ) + 21.012
9. 酒井 大作 ( スズキ GSX-R600 : TEAM ZEN&プラスワン ) + 22.023
10. 國川 浩道 ( ホンダ CBR600RR : HiRaNo.92R ) + 23.572
11. 手島 雄介 ( スズキ GSX-R600 : MotoMap SUPPLY ) + 34.487
12. 中山 真太郎 ( ホンダ CBR600RR : TEAMしんたろう with KRT ) + 34.815
13. 浦本 修充 ( ホンダ CBR600RR : MuSASHi RT ハルク・プロ ) + 35.22
14. 岩田 悟 ( ホンダ CBR600RR : テルル・ハニービーレーシング ) + 35.656
15. 伊藤 勇樹 ( ヤマハ YZF-R6 : DOG FIGHT RACING・YAMAHA ) + 36.175
16. 横江 竜司 ( ヤマハ YZF-R6 : RT 森のくまさん佐藤塾 ) + 36.232
17. 清水 直樹 ( ヤマハ YZF-R6 : EXPRESS Hou You ) + 36.873
18. 深津 拓真 ( ホンダ CBR600RR : チームスガイレーシングジャパン ) + 37.703
19. 藤島 翔太 ( ホンダ CBR600RR : 4Sure ) + 39.721
20. 田中 裕太 ( カワサキ ZX-6R : RS-ITOH&FAST ) + 40.059
21. 相馬 利胤 ( ヤマハ YZF-R6 : Team Tane 45 ) + 44.226
22. 西嶋 修 ( カワサキ ZX-6R : SPa直入インストwithフィービー ) + 45.913
23. 篠崎 佐助 ( ヤマハ YZF-R6 : SP忠男レーシングチーム ) + 54.817
24. Jaden HASSAN ( スズキ GSX-R600 : Team CROSBY ) + 1'06.427
25. 医王田 章弘 カワサキ ZX-6R RS-ITOH&ASIA ) + 1'06.542
26. 中本 翔 ( ヤマハ YZF-R6 : リリカAMENA with OUTRUN ) + 1'07.555
27. 阿久津 晃輝 ( ヤマハ YZF-R6 : DOG FIGHT RACING・YAMAHA ) + 1'15.883
28. 近藤 湧也 ( ヤマハ YZF-R6 : GBSレーシング 興翔+篤志連 ) + 1'20.978
29. 犬木 翼 スズキ GSX-R600 浜松チームタイタン ) + 1'21.849
30. 原田 武人 カワサキ ZX-6R グリーンクラブ能塚 ) + 1'34.373
31. 矢作 雄馬 ヤマハ YZF-R6 RT 森のくまさん佐藤塾 ) + 1'50.100
32. 長谷川 直樹 スズキ GSX-R600 CONFIA・HMF & AS小笠原 ) + 1'50.493
33. 井上 哲悟 カワサキ ZX-6R RS-ITOH&FAST ) + 2'09.690
以下フィニッシュライン不通過:
34. 津田 拓也 ( スズキ GSX-R600 : West Power ) + 1Lap
以上 規定周回数完走:
‐ 佐藤 裕児 ( ヤマハ YZF-R6 : HiTMAN RC甲子園ヤマハ ) + 7Laps
‐ 宮嶋 佳毅 ( ホンダ CBR600RR : モリワキクラブ ) + 7Laps
‐ 関口 太郎 ( ホンダ CBR600RR : Team TARO PLUS ONE ) + 12Laps
‐ 岡村 光矩 ( ホンダ CBR600RR : RSGフィービードリーム北九州 ) + 12Laps
"R"マークの車は、コースレコードを更新しました。従来のレコードタイムは 2'13.702
規定周回数 9
ベストラップ: 1 山口 辰也 TOHO Racing MOTO BUM 2'13.387 2/12 157.10km/h
優勝・2011チャンピオン/山口辰也 TOHO Racing MOTO BUM
『多くのスポンサーさんが応援に駆けつけてくれていましたし、皆さんの応援がなければ今年も、こうしてレース活動を続けることはできませんでしたから、いい成績を出して恩返しをしたいと常に思っています。グリッドに着いた時点では"勝つか負けるかしかないな"と思っていました。レース中は、後ろで見ていたワケではなく、ボクも全開で走っていました。余裕がある場所はありましたが、西コースで引き離されてしまうので、短い12周の間に西コースを(中冨選手と)同じようなペースで走れるように努力していました。残り5周ぐらいは、東コース部分で勝負していたのですが、前に出られなかったので、スプーンカーブで頑張ってバックストレートでスリップストリームに入ることができればパスできると思いました。その通りの展開になりましたね。ただ、シケインの立ち上がりで、1速に入ってしまい加速が鈍ったので"抜かれる!?"と思ったのですが、勝つことができてよかったです。今回は"CBR50勝"もかかっていたので絶対に勝ちたいと思っていました。いいレースを見せることができてよかったです』
2位/中冨伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
『最終ラップのバックストレートで必ず来ると思っていましたが、手も足も出ずきれいにパスされてしまいました。シケインのブレーキングでは、インを伺ったのですが、山口選手がしっかりラインを塞いでいましたし、勝負できるスペースはありませんでしたね。アウトから仕掛けるほどスピード差もありませんでしたし…。今できる精一杯の走りをしましたが…。スポンサーさん、チームに申し訳ないです。悔しいです』
3位/亀谷長純 バーニングブラッドRT
『序盤は、接触などもあって集団に飲まれてしまっていたのですが、ストレートスピードがある中、コーナーで詰めていきました。レース終盤、残り2周というところでヘアピンで津田選手に強引にかわされてしまい、その直後に津田選手のマシンからオイルが出ていたので、転倒しないように間を開けているうちに井筒さんに引き離されてしまったので"勝負するのは難しいかな!?"と思いましたが、何とか最後のシケインで前に出ることができました。シーズンを通して見ると、最初のオートポリスで勝って以来の表彰台。ケガもありましたし、今回もレース序盤からトップの2台に離されないように走りたかったのですが、それもできませんでしたし課題も多く残ったシーズンでした』
J-GP2
中上貴晶が、出場したレースを完全制覇する今季5勝目を挙げ、チャンピオンを獲得した。関口太郎は、中上が優勝しても4位以内に入ればタイトル獲得する条件であったが、午前のST600決勝で転倒した際、肩を脱臼し満身創痍でレースに臨んでいた。9週目、5番手走行中の関口は転倒。トップの中上を追っていた山口は、中盤に離され3.2秒差の2位となった。3位は、野田が25秒差で入った。
天候:曇り コース状況:ドライ
1. 中上 貴晶 ( ホンダ CBR600RR : MuSASHi RT ハルク・プロ ) 26'34.847 144.54km/h
2. 山口 辰也 ( モリワキ MD600 : TOHO Racing ) + 3.238
3. 野田 弘樹 ( ホンダ CBR600RR : テルル・ハニービーレーシング ) + 25.146
4. 高橋 英倫 ( カワサキ ZX-6R : 松戸フラッシュ&PLUS ONE ) + 33.396
5. 稲垣 誠 ( ヤマハ YZF-R6 : 伊藤レーシングGMDアケノS ) + 38.388
6. 小山 知良 ( TSR TSR6 : C.I.P.TNU ) + 38.905
7. 星野 知也 ( スズキ RGX-R600 : ミクニiBeat テリー&カリー ) + 39.326
8. 野左根 航汰 ( ヤマハ YZF-R6 : ウエビック チームノリック ヤマハ ) + 55.927
9. 生形 秀之 ( スズキ GSX-R600L1 : エスパルスドリームレーシング ) + 1'26.424
10. 齋藤 達郎 ( ヤマハ YZF-R6 : TEAM NORICKMATE ) + 1'27.560
11. 宇井 陽一 ( ヤマハ YZF-R6 : 41PLANNING / PRO-TEC ) + 1'42.842
12. 中本 郡 ( ヤマハ YZF-R6 : リリカAMENA with OUTRUN ) + 2'09.658
以下フィニッシュライン不通過:
13. 中尾 健治 ( ヤマハ YZF-R6 : レイラスポーツ ) + 2Laps
14. 関口 太郎 ( TSR TSR6 : Team TARO PLUS ONE ) + 3Laps
以上 規定周回数完走:
‐ 小口 理 ( ヤマハ YZF-R6 : ALLMAN &OW RACING ) + 10Laps
‐ 大木 崇行 ( ホンダ CBR600RR : MOTO BUM HONDA ) + 11Laps
‐ 朝比奈 正 ( アサヒナ Z600 : アサヒナレーシング ) + 11Laps
規定周回数 8
公式通知No.4に基づき、決勝周回数を11周に短縮した。
ベストラップ: 634 中上 貴晶 MuSASHi RT ハルク・プロ 2'22.522 8/11 147.03km/h
優勝・2011チャンピオン/中上貴晶 MuSASHi RT ハルク・プロ
『(ケガの)痛みがひどかったので痛み止めを飲んで出場して、序盤は何とか走らせたけれど、ラスト2周は腕の感覚がないくらいで、力も入らないし、クラッチをうまく放せなくて、かなりツラかった。マージンがあったのは知っていたけれど、1周がすごく長く感じました。1コーナーで何度か(山口選手に)譲ろうかと悩んだけれど、ペースは辰也さんの方が速いのは分かっていたので、前に出られて離されたら終わりなので、抑えて走るしかないなと思いました。一発アタックして、ラスト3周か2周で一気に離したいと考えたけれど無理だと思ったので、自分のいけるところを探りながら徐々にペースを上げました。(サインボードに)プラス2秒って出たときは、ホッとしました。電光掲示板を見て(関口)太郎さんが6番手辺りにいたのは確認していたので、ポイントの計算もしながら走っていたのですが、最後に負けてチャンピオンになるのは納得いかないので絶対勝って決めてやろうと思っていました。チェッカーを受けたときに『2011-P1』というピットサインを見て、やっと(チャンピオンが)獲れたなって…。金曜日の午前中、公式予選、決勝も全てトップで終えられたので、すごく充実したシーズンでした。全戦ポールポジションから優勝というのは、なかなかできないことなので、成し遂げたいと思っていました。それが自分のミスで日本GPで転倒して岡山を欠場してしまい、かなり悔しかったけれど、こうしてチャンピオンを獲ることができたので、すべての人に感謝したいです』
2位/山口辰也 TOHO Racing
『雨の量が少なかったので、レース後半に路面が乾いてきたら厳しい状況になるのはオートポリスのテストの時に確認していたので、前半に頑張り過ぎないようにしていました。ボクのバイクの方が(中上より)軽いぶん、ストレートでは抜けるけれど、グリップが足りなくて止まることができなかった。そのうちに路面が乾いてきて、至る所でハイサイドしかけていたので、最後は2位キープに切り替えました。ボクが使っているタイヤは600用に作られたものではないので、シーズンが始まったときにはCBRでチャレンジしましたが、バランスが悪くてとても危ない状態でした。でも、スポンサーの方々に協力していただいているのに、だめだから途中で辞めますなんて絶対にできないので、モリワキさんに無理を言って、なんとかこの1台を造っていただきました。モリワキさんにも、協力していただいたKYBさんにも、OZホイールさんにも、本当に感謝しています。無事にシーズンを終えることができてよかったです』
3位/野田弘樹 テルル・ハニービーレーシング
『後ろから追い上げて3位になったときは、ふたりの姿が見えなかった。ただ、やっと自分とマシンとコンディションと向き合って戦える状態に来られたので、単独の走行でしたが気持ちよく走れました。気持ちは複雑ですけれど、1年間、無事に走ってこられてよかったと思いますね。元はノーマルのCBRのままで、ブレーキ、クラッチなどは、いろいろ試してみましたが結局いいところを出せずに、最初の状態に戻して、毎戦行ったり来たりを繰り返していました。今回ようやく気持ちよく走れるようになってきたので、これが開幕だったらいいなと思いました。今年は、本当に苦しいシーズンでしたね』
J-GP3
レースは、周回数が12周から10周に減算。ウェットレースとなり、転倒者が続出する波乱の展開となった。序盤から藤井が後続を引き離す展開だったが、ペースを掴んだ山本が、逆にペースダウンしてきた藤井を8週目にパスする。山本はハイペースを維持しトップでフィニッシュ。タイトルの懸った藤井は完走を目標を定め、2位でフィニッシュ。この結果、藤井はJ-GP3のチャンピオンを獲得し、2012年、全日本チャンピオンの肩書を持って、Moto3へ挑戦する。
天候:雨 コース状況:ウェット
1. 山本 剛大 ( ホンダ RS125R : Team NOBBY ) 25'54.921 134.77km/h
2. 藤井 謙汰 ( ホンダ NSF250R : F.C.C.TSR Honda ) + 2.772
3. 菊池 寛幸 ( ホンダ RS125R : チームウイリー ) + 4.691
4. 仲城 英幸 ( ホンダ NSF250R : Projectμ7C HARC ) + 10.591
5. 徳留 真紀 ( ホンダ RS125R : Team Alliance & HARC-Pro. ) + 10.843
6. 渡辺 陽向 ( ホンダ NSF250R : Projectμ7C クルーズ ) + 11.811
7. 小室 旭 ( ホンダ NSF250R : Team KOMURO with HARC ) + 27.843
8. 岡田 義治 ( ハルク HP25RW : Projectμ7C HARC ) + 34.323
9. 松井 洪弥 ( ホンダ NSF250R : PLUS ONE&TSR ) + 42.666
10. 森 俊也 ( ホンダ NSF250R : Team NOBBY ) + 43.241
11. 渥美 心 ( ホンダ NSF250R : テルル・ハニービーレーシング ) + 44.064
12. 岩田 吉正 ( ホンダ RS125R : BATTLE FACTORY ) + 1'04.317
13. 今中 満 ( ホンダ RS125R : team RISKY ) + 1'06.642
14. 薮田 壱速 ( ホンダ RS125R : i-FACTORY & team hirock ) + 1'08.310
15. 引沼 雄太 ( ホンダ RS125R : YAMASHIN&RISEON ) + 1'36.749
16. 北見 剣 ( ホンダ NSF250R : TEAM i-FACTORY ) + 1'36.891
17. Linc GILDING ( ホンダ NSF250R : チームヨシハル・K1Racing ) + 1'37.394
18. 天野 邦博 ( ホンダ RS125R : ホンダ狭山レーシングチーム ) + 2'04.388
19. 大塚 卓也 ( ホンダ RS125R : HondaブルーヘルメットMSC ) + 2'20.179
20. 川瀬 啓一郎 ( ホンダ RS125R : KOHSAKA & バックヤードガレージ ) + 2'25.291
21. 花房 将 ( ホンダ RS125R : ダリアレーシング 名人会 天歩 ) + 2'30.016
22. 小沢 良美 ( ホンダ RS125R : GARAGE。M&チャウ&BB ) + 1Lap
以下フィニッシュライン不通過:
23. 山田 誓己 ( ホンダ RS125R : TEAM PLUS ONE ) + 3Laps
以上 規定周回数完走:
‐ 佐野 優人 ( ホンダ RS125R : SRS-J ) + 5Laps
‐ 山本 武宏 ( ホンダ RS125R : MARINEコスモス+中川+G ) + 5Laps
‐ 高杉 奈緒子 ( ホンダ NSF250R : モトバムwithヒポポタマス ) + 6Laps
‐ 亀井 雄大 ( ホンダ NSF250R : 18 GARAGE RT with SAKURAI ) + 7Laps
‐ 大久保 光 ( ホンダ RS125R : 18 GARAGE RACING TEAM ) + 8Laps
‐ 安村 武志 ( ヤマハ TZ125 : チーム テック2 ) + 9Laps
‐ 鎌田 悟 ( ホンダ NSF250R : ENDURANCE+桶川スポーツランド ) + 9Laps
‐ 高木 伸一 ( ホンダ NSF250R : チームライフ・ドリーム北九州 ) + 9Laps
‐ 小川 亨 ( ホンダ RS125R : MuSASHi 小川サービス ) + 10Laps
規定周回数 7
公式通知No.4に基づき、決勝周回数を10周に短縮した。
ベストラップ: 12 藤井 謙汰 F.C.C.TSR Honda 2'32.792 2/10 137.15km/h
優勝/山本剛大 Team NOBBY
『前回の岡山からエンジンにトラブルがあったんですが、なかなか原因が見つからなくて、どうにもならなかったので、今回は、全てを交換しました。なんとか決勝を完走できるところまでこれたのですが、何も仕上がっていない状態だったので、雨が降ってくれたので差が縮まってよかった。今回は雨のおかげで勝てました。グリッドの位置も悪かったし、あまりスタートは得意ではないのでポジションを下げてしまったけれど、雨は自信があるので落ち着いて徐々に順位を上げていけばいいと思っていました。3番手まで上がったらケンタが見えないところにいたので、これはちょっとキツイかなと思ったけれど、ケンタのペース落ちてきたので、追いつくことができて自分でもびっくりしました。諦めずに走ったのがよかったと思います。今年は4ストのNSFが出てきたので、(2ストに乗っている自分は)ものすごい苦労して、去年より考えることや勉強すること多くて苦しいシーズンでしたが、最後のレースで勝ててよかったです 』
2位・2011チャンピオン/藤井謙汰 F.C.C.TSR Honda
『雨があまり得意じゃないので雨が降り出した時点で、厳しいなと思っていたんですけれど、レースが始まる前に坂田監督に「自信を持っていけばできるから大丈夫」と言われて、鈴鹿は一番自分が走っているコースだし、自信を持って走りました。最初の何周かの段階で後ろを振り返ったら仲城さんが離れていたので、自分のペースが速いんだなと思いました。そのあとも、どんどん離れていったんですけれど、途中からコーナーによってリアが滑るようになってきて、足も痛くて抑えがきかなくなっていました。タケ(山本)が追い上げてきているのは分かっていたのですが、一緒に走れるようなレベルではなかったので、無理せずチャンピオンが獲れる位置を守ってしっかり走ろうと思いました。(来シーズンは世界選手権Moto3出場が決まっていて)ブリヂストンさんとのレースもこれで、しばらくなくなってしまうので、ブリヂストンさんにチャンピオンを渡すことができてよかった。NSFに乗るチャンスを与えてくれたHondaさんのためにも、タイトルが獲れてよかった 』
3位/菊池寛幸 チームウイリー
『土曜日の(マシンの)状態から考えると、完走できる状態までもっていけてよかった。淡々とこなしてたっていう感じですね。(一緒に表彰台に上がったふたりは)ボクにとっては教え子で、まだバイクにも乗れないころから知っている。ケンタやタケ(山本)にバイクの乗り方から教えたのが、ついこの間のようです。その二人がボクを乗り越えて、タケは表彰台のてっぺんに乗ることができて、ケンタもチャンピオンを獲ることができたというのは、SRS-Jの講師をやらせていただいて、すごくよかったなと思う。ボク自身にとってもスクール中心にシフトしてきた甲斐があった。ケンタにとっては、今シーズンは(元)世界チャンピオンの坂田さんがアドバイスしてくれたのが大きかったし、世界一のライダーになろうと思うと、これだけこと細かく分析が必要だというのはケンタも分かったと思う。今シーズン学んだことを生かして、世界で活躍してほしいですね 』
GP-Mono
土曜開催のGP-Mono決勝レース。ラストラップ、藤井と葛西の激しくトップを入れ替えながら最終コーナーまでもつれ込む。これに終盤のペースアップに成功した長島が割って入り、藤井、長島、葛西の順でフィニッシュした。この結果、ポイントリードを守り切った長島がチャンピオンを獲得。ランク2位は、7ポイント差で藤井となった。
藤井は、金曜の練習走行で転倒で怪我を負った満身創痍の状態であった。
天候:晴れ コース状況:ドライ
1. 藤井 謙汰 ( ホンダ ACH250M : F.C.C.TSR Honda ) 24'00.794 145.44km/h
2. 長島 哲太 ( ハルク HP25R : Projectμ7C HARC ) + 0.154
3. 葛西 雅廸 ( ホンダ MD250H : タニシ&Speed Heart ) + 0.276
4. 伊藤 公一 ( ホンダ MD250H : IRT ) + 0.446
5. 田中 歩 ( ホンダ G130RR-CRF250 : Garage 130R&MGC ) + 10.987
6. 松井 洪弥 ( ホンダ HP250RF : TEAM PLUS ONE ) + 13.497
7. 瀬古 直樹 ( ヤマハ ZB MONO : ZIPBIKE&TOS・R ) + 22.74
8. 澁田 晨央 ( ホンダ HP250 : MFJ・RR・アカデミー・iF ) + 22.906
9. 坪川 浩明 ( モリワキ MD250H : TEAM-MARGUERITE ) + 23.027
10. 谷川 壮洋 ( ホンダ HP250RF : CLUB PLUS ONE ) + 37.464
11. 山本 恭裕 ( ホンダ GPMR250 : 広島カジタRacing&LRC ) + 37.727
12. 三好 菜摘 ( ヤマハ ASMS250 : オールスターモータースポーツ ) + 38.224
13. 松永 弘志 ( モリワキ MD250H : REPSOL&TS関東-8810R ) + 38.246
14. 鴻池 冬伊 ( ヤマハ BP-YZ250F : マジカルレーシング&ブルーポイント ) + 38.511
15. 古市 右京 ( ホンダ ASPCRF250 : ASPIRATION.A-next ) + 38.962
16. 高瀬 敬次 ( ホンダ HP250RF : 近畿スポーツランド マックウェスタン ) + 39.014
17. 楠元 晃一 ( ヤマハ YZ250RF : Garage 130R&Jr's ) + 44.519
18. 大迫 敏信 ( ホンダ ハルクGPMX : TEAM PLUS ONE ) + 45.926
19. 松江 保幸 ( ホンダ HP25R : Projectμ7C HARC ) + 46.337
20. 中本 貴也 ( モリワキ MD250H : 18 GARAGE RT With モリワキ ) + 46.6
21. 滝 かおる ( ホンダ GPMR250 : RGニワ & 高原様 & マイタウン薬局 ) + 55.095
22. 阿部 徹郎 ( ヤマハ ガレージL8・WR-F : あべスピ・ヤマハ&セルコホーム ) + 55.4
23. 伊達 悠太 ( ヤマハ PRCS250F : 犬の乳酸菌.JP/プリミティブ ) + 1'00.915
24. 大塚 浩二 ( ホンダ MD250H : team RISKY ) + 1'01.491
25. 岩本 有司 ( ヤマハ ASMS250 : オールスターモータースポーツ ) + 1'01.689
26. 畑中 要 ( ヤマハ YZ250F : FTR・タイヤナビ ) + 1'04.256
27. 中臺 翔太 ( ホンダ HP250R : テルル・ハニービーレーシング ) + 1'09.305
28. 中村 正秀 ( ヤマハ GBH250Y : RT☆グローリーベア&ENG林 ) + 1'16.722
29. 赤間 清 ( ホンダ HP250 : CLUB・HARC-PRO. ) + 1'19.595
30. 岡崎 静夏 ( ホンダ HP250RF : Kohara Racing ) + 1'25.642
31. 後藤 満 ( ホンダ GPMR250X : キトキトRT☆横倉自動車工業 ) + 1'25.917
32. 江崎屋 学 ( ヤマハ PRCS250F : 犬の乳酸菌.JP/PRCS ) + 1'30.146
33. 増田 顕也 ( ヤマハ RBB-MONO : クラブM+松田塾+獺RT ) + 1'33.462
以下フィニッシュライン不通過:
34. 小室 旭 ( ホンダ HP250RF : Team KOMURO with HARC ) + 3Laps
35. 林 祥由 ( ホンダ MD250H : TEAM TECHNICA ) + 3Laps
以上 規定周回数完走:
‐ 鳥羽 蓮 ( ヤマハ TEC2-11 : チーム テック2 & TDA ) + 7Laps
規定周回数 7
ベストラップ: 45 長島 哲太 2'22.568 10/10 146.99km/h
コメント
優勝/藤井謙汰 F.C.C.TSR Honda
『ケガが思ったよりも痛くて、コーナーによっては踏ん張りがきかないところがあったり、S字の倒しこみが甘くなって刺されたりした。序盤、飛ばしていたわけではないのにトップを走れたから、その段階で、いい勝負ができるかなと思った。小室選手に一度シケインで抜かれたときも、立ち上がりで合わせて、コントロールラインでは自分が前に出られるか確認していたし、自分がトップにいる時はシケインでちょっと加減するようにしていた。最後のシケインは最初の倒しこみが右なので、痛くてもステップから足をはずしてでも突っ込んでいくつもりでした』
2位・2011チャンピオン/長島哲太 Projectμ7C HARC
『決勝は混戦になると予想はしていたけれど、あそこまで台数が多くなると思っていなかった。謙汰はケガをしているせいか、S字とかでは、けっこう詰まってしまい、それに合わせると小室さんに抜かれてしまった。最後は小室さんと謙汰が前にいたとしても裏ストレートで小室さん抜いてシケインで謙汰を抜けると思っていたので、ラスト3周となったシケインで試してみたらコースアウトしてしまいました。それまでチャンピオンのことが頭に引っかかっていて攻めきれなかったけれど、この順位(5位)で終わるくらいなら、と思い切って攻めました。最低でも表彰台は上りたかったので、2位でよかったけれど、GP-MONO最後のレースで勝ちたかったので悔しいですね。ただ、今年は多くの方に支えられてレースができたことが実感できたし、みんなのおかげでチャンピオンになれました。本当にありがとうございます。来シーズンも精一杯頑張ります』
3位/葛西雅廸 タニシ&Speed Heart
『鈴鹿サンデーでは謙汰くんと常に一緒に走っているので、謙汰くんの走りは分かっているのですが、途中でトップに上がって、もう一度シケインで(謙汰に)刺されたときに、今までの経験からいって"ちょっと勝てないな"と思った。後ろはあまり見ていなかったんですけれど、最終ラップでまさかテツくん(長島)にやられるとは思っていなかったです。序盤の追い上げでタイヤ使い切ってしまったので、最後はあまり無理できなかった。この経験をこれからのレースに生かしていきたいと思います』