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MotoGP / SBK / BSB / 全日本ロードレース選手権 アーカイブス

猫の細道

2012-03-19 01:02:24 | 


 旅行に行く時、事前に旅先の情報を調べるのは楽しいものだが、僕の場合、帰ってきてから復習を兼ねて旅の思い出を振り返るのが至福の時なのである。旅先で集めたパンフレットやチケットの半券、撮った写真を眺めながら、デレーッと余韻に浸るのである。

 過日、尾道に行ってきた。この地を訪問するのは、3回目だったのだが、いつも新たな発見があり、旅の新鮮さを失わない土地だと感じる。登り下りの縦横無尽の路地をめぐる感覚は、長崎にも近いものがあるが、尾道のそれは懐かしさというか、子供の頃に経験したかのようなデジャブ感にとらわれる不思議な町なのである。観光案内でもらった地図を手に歩いていても、入り組んだ路地はいつの間にか旅人を迷わせる。また、それが楽しい。

 そんな路地道散策は、観光地とはいえ、人々の生活がある日常的空間に入り込む形となり、それが旅人にとっては非日常的な感じとなる。こんなところ通っても良いのだろうかと、少し遠慮がちになりながらも大胆に踏み込んでいくのが、この街の歩き方と言えよう。

 さて、最初に戻るが、旅の復習をしながら、後付けの知識を蓄えていると、映画やCMなどのロケ地と同じ場所を歩いていた事が分かった。観光地図に案内されている場所もあるので、知った上で訪問した場所もあるのだが、偶然にも同じだった場所も多かった。もっとも、尾道の市街地はそれほど広くないので、一通り歩けば、大抵のロケ地を巡ってしまうのだが。

 撮った写真と映画やCMのワンシーンを見比べて、「わぁ、ここと同じ場所だ!」と、悦に入る。

 尾道は、大林宣彦監督の尾道三部作と言われている「転校生」、「時をかける少女」、「さびしんぼう」が、有名だ。この映画で尾道が全国的に知られるようになった。

 最近では、ソニーのCMで話題になっていた。デジタルカメラ“α”「NEX-C3」のCMは、北川景子さんが猫と一緒に尾道を巡る内容で、旅心をくすぐる映像となっている。

 それでは、尾道の風景写真をご覧ください。



※ 本記事の下部、“つづきをよむ”をクリックすると、ソニーのドニュメントムービー「北川景子 尾道を訪ねる」前編・後編が見られます。





まずは尾道駅から。左がソニーCM場面で、右は僕が撮った写真。




CMと似たような構図だが、僕は海をアクセントに入れたかったので少し左寄りで撮っている。




ポンポン岩の上から尾道水道を望む。




千光寺山ロープウェイ。全長:361m、高低差:115m、所要時間3分、片道大人280円。




これはCM場面ではなく、平山郁夫画伯のスケッチ画と同じ構図で撮影。




猫の細道のいたるところに猫石が隠れている。




アカネコ。




壁の猫絵。コンクリート道の上には猫の足跡と自転車のタイヤ痕が。




屋根の上にも。意外な所に猫石があらわれる。




艮(うしとら)神社。
映画「時をかける少女」で、芳山和子(原田知世)がタイムスリップして訪れた神社です。
樹齢900年以上の楠があり、左に見える金山彦神社も映画の中に登場する。




御袖天満宮。
映画「転校生」で、斉藤一夫(尾美としのり)と幼なじみの斉藤一美(小林聡美)が、転がり落ちて身体と心が入れ替わる重要なシーンで登場する石段。




千光寺より尾道水道を望む。




千光寺方面から下ってくると、ここが猫の細道の入り口となる。




猫石たち。




猫の細道にいたネコ。いきなり出てきたからあわてて撮った。




艮神社のすぐ下にいた犬。



尾道は映画の街というだけでなく、志賀直哉や林芙美子などが居を構え、尾道を舞台とした作品を発表している文学の街でもある。
映画の尾道三部作も見た事あるし、志賀直哉の「暗夜行路」も読んだ事があるが、もう記憶があいまいだ。
次回、この地を訪れるときは、これらの作品を読み直してから訪問しようと思う。
しまなみ海道をサイクリングするのも人気があるらしいので、それも良いかもしれない。

さて、今度は何処に行こうかな。




SONY ホームページ 北川景子 尾道を訪ねる。



Sony α NEX-3C - Focus Your Love 北川景子 Part 1

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Sony α NEX-3C - Focus Your Love 北川景子 Part 2

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長崎は今日も雨だった

2010-02-14 20:41:11 | 
12日の記事で長崎の夜景をアップロードしましたが、反応があったのでもう少しひっぱります。

ロレンゾが怪我して次のテストに出られそうにないというニュースはスルー。
開幕には間に合いそうなので、とりあえず一安心という事にしておきましょう。




長崎には良く行くので、大抵の場所は知っています。
だからわざわざメジャーなところに行く事はありません。
何気ない日常の風景や誰も注目しない歴史建造物が好きです。


昨日の写真ですが、長崎は雨でした。
雨に濡れる梅の花。





長崎は今日(14日)からランタンフェスティバルが始まりました。
街の至る所にランタンの飾り付けの準備がされていました。






ここはメジャーどころ。
九州人や長崎に来た事ある人は、言わなくても分かるよね。
教会として日本で唯一国宝建築物に指定されている。






ドンドン坂という。雨が降るとドンドン音をたてて流れるからドンドン坂と呼ばれているらしい。
長崎は町のほとんどが斜面に形成されている。
旧外国人居留区は道路が石畳になっていて、観光客が来ない場所にもたくさんの洋館が建っている。
これが神戸だったら整備され公開されているかもしれないが、特別な事も無く普通にあるところが長崎らしくてイイ。






ドンドン坂石畳脇にある溝、三角溝。(オランダ溝ともいう)
水が流れやすいように考えられた。
坂の上と下では形が違い、水流をうまく調節する工夫だそうだ。
長崎らしい風景なので、見に行ける人は溝にも注目だ。(変な人と思われてもキニシナイノダ)





坂からは港が見える。
ちょうどイージス艦がドック入りしていた。
戦艦武蔵が作られたのもここである。





ここは何処だろう?という探究心を楽しむために、どこかは言わない。

この建物の特徴的な丸窓。






なんか不思議な感覚に襲われたオブジェ。
ここが分かった人は子供がいる人かな。
ツーリングの途中では絶対寄らねぇだろうな。






MotoGPのシーズンオフは、昨年に行った歴史関連の記事や旅行記などを書くつもりだったのだが、結局予定していた記事が書けなかった。
今週からはMoto2のテストが始まるし、来週はMotoGPのテスト。
もっと時間があれば書けるのだけど、ブログばっかりやっているわけにいかないからね。
コメント頂けるとやる気が出ますので、気が向いたらコメントくださいね。
写真の場所が気になってしょうが無い人もコメントを。



ウォーキング (船小屋から羽犬塚・コース距離12K)

2009-04-07 23:58:09 | 
JR九州が主催するウォーキングに長男と参加してきました。

ルートは、船小屋駅をスタートし、羽犬塚駅をゴールとする距離12キロのコースでした。
あいにくの雨でしたが、長男が頑張ると言ってくれたので、カッパを着こんで歩く事になりました。

船小屋鉱泉(筑後市北長田)


筑後市南部を流れる矢部川のほとりに位置する船小屋温泉郷、その中心部にレトロ調の建物「船小屋鉱泉場」があり誰でも自由に水を汲むことができる。船小屋鉱泉は炭酸、鉄分、マグネシウムの含有量がそろって国内有数で、「日本一の含鉄炭酸泉」と言われています。消化器病や便秘などに効果があるとされています。夏目漱石も妻と訪れている。


がたがた橋


がたがた橋は、水面近くを渡してある木製の橋で渡ると中ノ島公園です。
この橋は、増水すると沈下橋になるそうです。
訪問時は、雨が降っていましたが、水量は多くなく無事渡る事ができました。

ここは、夏になると淡水浴場として多くの人が水遊びにやってきます。


桜並木


雨とともにハラハラと花散る様子が美しい。
心に残る風景となった。



恋木神社 (筑後市大字水田62番地の1)


恋木神社は水田天満宮本殿の裏手にあり、「良縁成就の神様」「幸福の神様」として、若者達に恋愛祈願・良縁祈願で人気のある社です。
恋木神社は水田天満宮の末社として建立当初より鎮座し、御祭神は全国で唯一「恋命」を祀ってある。
恋木の「木」は東を意味し、都への思いを残し大宰府で生涯を終えた菅原道真公の御霊魂を慰めようとして祀られたといわれています。

水田天満宮は創建、嘉禄2年(鎌倉時代1226年)。
九州二大天満宮の1つで、菅原道真を祭神としている由緒ある神社です。



恋木神社は、テレビや雑誌にも紹介され、バレンタインデーには大賑わいになるそうだ。参道はハート型の石畳があったり、境内もハートだらけだし、おみくじもピンクだし、若い女性は大喜びしそうな神社である。


西吉田酒造(筑後市和泉612番地)

西吉田酒造では、焼酎の試飲をさせて頂きました。
この酒造メーカーは、120年前の創業以来、麦焼酎を造り続けてきたそうです。
ここのホームページのアドレスは、http://www.syoucyu.com/ですが、このドメインよく取れたね。


そして、羽犬塚駅にゴール。
雨の為、ズボンも濡れていたし、休憩もほとんど取らずに歩き切りましたが、長男(8歳)は不平も言わずよく頑張りました。
久しぶりのウォーキングでしたが、僕も思いのほか疲れもなく長男と会話しながら楽しく歩く事ができました。
スタッフも雨の中、大変だったと思います。
ご苦労様でした。


そぼ降る雨の中、桜とチューリップの競演

B級スポット訪問(大仏・日輪寺 編)

2009-03-28 14:18:22 | 
また大仏の情報が入ってきた。
熊本県山鹿市に胎内に潜入可能な大仏があるとの事。
更には、同じ山鹿市内に現地人が崇拝する巨大パワーストーンが存在する事も分かった。
早速、ミッション遂行の為の人員及び装備の手配にかかり、情報から4日後に潜入決行となった。

目標は、熊本県山鹿市杉1607番地にある日輪寺。
ここは、つつじで有名な寺らしい。

事前情報では、大仏は重力に逆らうように不思議な力に支えられているとのこと。
いよいよ、現地に到着し謎解きを開始することになった。
(車の駐車は400円徴収されます。田舎なのに)
さて、古く趣のある山門をくぐり本堂付近まで来たが、大仏は見当たらない。



大仏と言うからには、大きいはずなので体の一部が見えてきてもおかしくないのに何処にも姿が見えないのである。
皆で探して、ようやく入口を発見し潜入開始する。
(大仏の参拝料は250円です)
入口から階段を上り、何段ほど上っただろうか、ふと上を見上げると、そこには迫ってくるような迫力のある大仏が現れた。



足もとから見上げる感じになるのだが、想像以上の大きさと迫力であった。



しかし、この大仏。下のほうから見ていたら気が付きにくいが、どうも構図が変なのである。
よくよく観察すると(少し大げさ)大仏が後ろに反りかえっているようだ。
普通は、まっすぐ立っているものだろうが、この大仏は斜面に寄りかかるようにナナメっているのである。




事前情報にあった、重力に逆らうように立つとはこの事だったのである。

面白い。気に入ってしまった。

大仏の横の斜面には階段があり、背中付近にある入口から胎内にも入られる。
内部には、黄金色のおびんづる様が祭ってあります。

一通り大仏を堪能した後、裏山の桜並木を歩いてきた。
桜が満開で、山鹿市内を見渡せる絶景スポットでもあった。


不動岩は、今後の訪問予定としたい

人がいなので、この桜は我々の独占状態だったが、駐車場が有料なので人々が敬遠しているのだろう。
素晴らしい景色だけにもったいないと思う。



すばらしい、ナナメ具合である


訪問時、熱心な信者が祈りをささげていた。


それはともかく、このお寺は歴史の宝庫で、赤穂義士17人の「遺髪塔」があったり、西南戦争の北方拠点として薩摩西郷軍の最重要拠点となり、北方の見張所、指揮所も置かれていたそうです。

4月中旬からは、ツツジ祭りも開催されます。
山一面ツツジが咲き誇り、一帯は赤や白、ピンク色に染まります。

その後、目的を達成した我々は平山温泉で湯につかり、つるつるお肌で解散と相成りました。

別府旅行 6 (高崎山編)

2009-03-23 22:48:34 | 
地獄組と温泉組が合流し、高崎山に向かった。
すでに時間は昼近くになっていたが、高崎山までの道中は適当なお店がなく、観光後に昼食とすることとなった。

うみたまご側に車を止め、下を片側3車線の別大国道(国道10号線)が走っている大きな歩道橋を渡ると猿のいる高崎山である。
「うみたまご」とは、水族館なのであるが、今回はパスしお猿さん見学のみとした。


水族館うみたまご

駐車料:普通車 400円 二輪車 無料


高崎山はこっちだよ

高崎山の入場料は、ホテルで手に入れた割引券を使い大人400円であった。

高崎山自然動物園の料金:
大人 500円
高校生 500円
中・小学生 250円
幼稚園児以下 無料

「お猿の国のエチケット」
1.おさるにさわらない
2.おさるをからかわない
3.おさるの目を見つめない
4.ポケットに手をいれない
5.おさるにたべものを与えない
6.ご父兄はお子さんの手をはなさない


料金所をすぎ、坂をしばらく歩くと猿がボチボチと現れ始める。
小さな子供の猿も多く、母猿に毛づくろいしてもらいながら甘えている様子が何とも可愛らしい。


最初に出迎えてくれたお猿さん


何ともほほえましい

餌場までたどり着くと、飼育員の方が猿の生態について解説をしていた。
これが、とても面白く、また興味深いエピソードなどあり一日中聞いていたいくらいでした。

現在、高崎山にはB群とC群の群れがおり、この時、餌場に来ていた猿達はB群で500頭近くになります。
B群とC群があればA群は?と思いますが、A群は平成14年6月を最後に寄せ場に姿を出さなくなったそうです。どういう事情で現れなくなったのでしょうか。ボスの方針なのか、それとも何か理由があるのか気になります。猿のお家事情も複雑なのでしょうか。

高崎山では群れのNo.1猿の事を「ボスザル」と呼ばず「αオス」と呼ぶそうです。
B群のαオスは、「ゴルゴ」で30歳。人間の年齢では100歳に相当します。
αオスになるのは、権力闘争に勝ち残ったからではなく、年功序列で上がいなくなれば自然と昇格するようです。
ですから、「ゴルゴ」はやさしく温厚な猿との事でした。

他にもテレビなどで有名になった、生まれつき両前足にハンデを負った猿「サヤカ」も紹介されていました。
「サヤカ」は、両前足が無いので二足歩行をしながら、子育てに奮闘しています。
この時は、子供が高い木に登ったので、心配して「サヤカ」も木に登ってしまいました。
木に登ること自体が難しい猿なので、飼育員の方も初めて見たそうです。
どうやって降りるのか、飼育員と観光客が固唾を呑んで見守っている中、逆さになりながら何とか降りることができ、一同安堵しました。


やがて、高崎山最大の見所、猿の餌付けの時間となりました。
スタッフの方が教えてくれたベストポジションに陣取り待つ事5分位。
係りの人が芋を満載した台車を引いてくると、500頭の猿達が怒涛のごとく押し寄せ、その迫力に圧倒され唖然としてしまいました。
いやはや凄いものを見せていただきました。
芋の餌付けは、一日二回なので、見に行かれる方はぜひこの時間に行く事をおすすめします。
それ以外にも30分に一回は小麦の餌付けも行なわれているそうです。


お芋に夢中、カメラなんて気にしません

餌付けも見て、いい加減お腹も空いたので次の目的地に向かう事とした。
もし僕が一人だったら、腰を下ろして一日中猿を見ていたかもしれない。
猿を見ていると面白くてまったく飽きないんだよね。
また来ようと思った。

お昼ごはんは、探すのも面倒だったので九州には何処にでもあるファミレスのジョイフルになった。
ジョイフルは大分が発祥なので、とりあえず大分名物と言う事で。

お昼を食べて店を出たのが3時近くになっており、急ぎ次の目的地へ。
時間が無いと思ったので、別府インターから湯布院インターまで一区間だけ高速を利用した。
この区間は、下道だと山越えしながら走る事になるので高速を使うと結構時間稼ぎが出来る。

で、4時少し前に着いたのが、「九重"夢"大吊橋」。
この日の入場は、4時半までだったので高速を使って正解でした。
前から行きたかったのだが、人が多いと聞いていたので近くを通っても敬遠しておりました。
この橋は、日本一の人道大吊橋らしいが、橋が近代的なので僕は今ひとつ感動には至らなかった。
僕的には、徳島にある祖谷のかずら橋のようなワイルドな橋がすきだな。
でも景色はなかなかの物で、振動の滝も遠望できる。


冬の振動の滝

僕らは観光バスが入ってくる側が表とすれば、裏側から入場したのだが、表側に渡りきった所に撮影ポイントがあり、そこで自分のカメラで撮影していると、業者が「あなたのカメラで写真撮ってあげますよ。」って声かけられた。そう、ついでに業者のカメラでも写真を撮られて、その写真を買ってもらう観光地にありがちな商売でした。
写真を撮られた後、売店方面に歩いていくと、もう写真はプリントされて用意されていました。この間、2分も経っていないと思います。
すごい早業でしたが、見てみると撮られた写真の構図が良かったので、土産物屋の帰りに買ってしまいました。1枚1,000円です。
グループで行くと、その内一人は買うでしょうから、割のいい商売かもしれませんね。
正直、僕はこのようなお仕着せがましい商売は好きではありませんが。


九重夢大吊り橋の概要
総工費 (周辺整備費を含む) 約20億円 国・県の補助なし
●標高 777m
●高さ 173m
●長さ 390m
●橋桁の幅 1.5m
●橋桁の重量 312t
●強度 大人(65kg)が約1,800人乗っても耐えられる設計になっている。
●風速65mくらいまで耐えられる。
●地震は震度5まで耐えられる。



ともかく、橋も往復して、いい時間になったので、後は帰るだけとなりました。
帰路は、阿蘇の外輪山を通るルートを走りましたが、ずっとグネグネ道なので、寝ている人に気を使いながら安全第一で帰ってまいりました。

楽しく充実した旅となりました。

以上、今回の別府旅行記終了。

別府旅行 5 (地獄めぐり編)

2009-03-21 14:46:30 | 
別府旅行二日目。
朝、各自それぞれ朝食を取り、ホテル内の温泉に入りました。
10時前にフロントに集合でしたが、さすが大人の集団。前日夜(当日?)の荒行にもかかわらず時間にはほぼ揃っておりました。
これから何処に行くのか打合せをし、午前中は温泉組と地獄組とに分かれて行動する事となった。
僕は二日酔い連中のエスコートで地獄組と行動した。


別府の地獄とは、

別府温泉には、含有物によって青、赤、白などの様々な泉色を呈する温泉や、間欠泉などの特色のある温泉が点在する。また、温泉の熱を利用して飼育・育成した動植物を展示する施設を併設したものもある。このような、入浴ではなく、観覧を主な目的とした温泉は地獄と呼ばれ、別府観光の目玉のひとつとなっている。(wiki:参照)

地獄組合に加入している地獄が八つあり、そのうち六つが鉄輪温泉地区にあり歩いて廻る事が出来る。
組合加入の地獄は共通観覧券で入場する事が出来る。

(共通観覧券料金)
大人 2.000円
高校生 1.300円
中学生 1.000円
小学生 900円

* 海地獄
* 鬼石坊主地獄
* 山地獄
* かまど地獄
* 鬼山地獄
* 白池地獄
* 血の池地獄
* 龍巻地獄

それ以外にも、

* 坊主地獄
* 金龍地獄 等がある。



地獄 観光解説


海地獄

コバルトブルーの美しい色をしており、泉温は98度と高温である。地獄でゆでた温泉卵が名物。別府地獄の中では最も大きい地獄である。


鬼石坊主地獄

灰色の熱泥が噴出している。その様子が坊主頭に似ている事から「鬼石坊主地獄」と呼ばれる様になった。組合未加入の「坊主地獄」と区別して「新坊主」と言ったりもする。「坊主地獄」よりも色が白みがかっており、熱泥のたぎり方もやや弱い。


山地獄

山の至るところからモウモウと噴気が上がっていることからこの名前がついた。温泉熱を利用したミニ動物園が併設されており、カバやサル、フラミンゴ、アフリカゾウなど約20種の動物達が飼育されている。
・動物への餌やり時間・ ・カバ 13時~ ・サル 13時~ ・ゾウ 16時30分~
※天候や諸条件で時間が変わることがあります

かまど地獄

古来より氏神の竈門(かまど)八幡宮の大祭に、地獄の噴気で御供飯を炊いていたことがその名の由来。かまど地獄は1丁目~6丁目までさまざまな湯の池がある。


鬼山地獄

別名ワニ地獄とも呼ばれる。大正12年に日本で初めて温泉熱を利用し、ワニ飼育を開始した。現在、クロコダイル、アリゲーターなど世界のワニ 約100頭を飼育している。世界一長寿(71歳)だったワニの剥製も展示してある。
・ワニの餌付け時間・
毎週 水曜日 10:00~
毎週 土・日曜日 10:00~ ・14:30~


白池地獄

噴出する熱湯は無色透明だが、外気に触れ温度が下がると青白く色が変化する。温泉熱を利用した熱帯魚館があり、アマゾンに生息する人食魚ピラニア等、様々な熱帯魚を見ることができる。


血の池地獄

日本で一番古い天然の地獄で、その名の通り「赤い熱泥の池」である。
地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし生じた酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まっている。
湯の沈殿物を利用した皮膚病薬「血ノ池軟膏」や入浴剤等、オリジナルの土産物も販売されている。


竜巻地獄

別府市の天然記念物にも指定される間欠泉で、20~40分間隔で噴出している。豪快に噴き出した熱水(温度は105度)は、屋根で止められているが50mほど噴き出す力がある。


坊主地獄(共通観覧券使用不可)
古くから別府の三大地獄の中でも、この天然坊主地獄は伝説と景勝と共に随一の名勝と讃えられている。昔、此の地には延内寺という立派な寺があったが、1498年の日向地震で、延内寺の床下から大爆発して寺院は一瞬の間に吹き上げられ、その後地底深く姿を消してしまったという。
園内20数ヶ所より絶え間なく噴き上がる熱泥が坊主頭に似ているのでいつの頃からか「坊主地獄」と言われるようになった。鬼石坊主地獄と区別するために本坊主と呼び、熱泥色が黒ずんでいる。
* 入園料:400円



金龍地獄(共通観覧券使用不可)
湧出量は別府の地獄中で最も多い900キロリットル/日を湧出。11カ所の市営温泉の供給源となっている。その湯気が朝日に照らされた姿が黄金の竜を連想させることからこの名が付いた。園内には多数の仏像などが並んでおりエキゾチックな雰囲気がある。植物園もありバナナが売られている。
* 入園料:200円


地獄地図








鉄輪温泉地区には、秘宝館もあった。
地獄とは対照的な天国といった感じであろうか。
よく全国各地の温泉にある怪しげな感じはなく、建物も近代的で明るい雰囲気である。
観光客が来るとおじさんが呼び込みにやって来て割引券をくれる。
過去の情報を調べると入場料が1,000円となっているが、確かこの時は割引券を使って600円だったと思う。他の秘宝館と比べると格安だろう。(他は行った事ないが)




その後、温泉組との集合時間になりホテルに戻り合流する。
温泉組は、別府美人との出会いがあったらしく名残惜しそうにしているが、次の目的地、高崎山に向かった。

つづく


別府旅行 4 (夜の街編)

2009-03-12 22:07:36 | 
我々が宿泊先のホテルに着いたのが6時前。
チェックイン後すぐに別府の街に繰り出した。
僕は仕事の出張で何度も別府の街を訪れているので、雰囲気がどんな物か心得ているのだが、やはり日頃の近代的な町並みとは違うレトロな雰囲気を漂わせる街並みは心躍ってしまう。
僕の小さな頃は、まだまだ昭和の良き時代が残っており、別府の街を歩いていると母親に手を引かれて歩いていた幼い日々が思い出されるようで懐かしく切ない思いになったりもした。
しかし、今回はメンバーがメンバーだけに余韻に浸っている余裕も無く、酒の宴におぼれて行くのであった。

僕がここで言うレトロな街というのは、別府駅から竹瓦温泉辺りの繁華街や商店街を指している。
この周辺は、昔ながらのアーケード街や無数の入り組んだ路地が見られる。
その路地ひとつひとつに味があり、面白いものを発見できたりする。



別府を訪れる時は、この別府駅付近に宿を取って、まだ明るいうちから探検しに行く事をお勧めしたい。
別府駅正面の海に面したあたりは、温泉宿が沢山あるのでホテル探索サイトなんかで探すと良い。


夜の竹瓦温泉。

竹瓦温泉は、明治12年に創設され、最初は屋根が竹で葺かれていたため竹瓦温泉の名称がついたと伝えられている。現在の建物は昭和13年に建設されたもので正面は唐破風造の珍しい温泉である。その歴史的な堂々とした外観から別府のシンボル的な存在となっています。
別府にはいくつもの市営の温泉が点在しており格安もしくは無料で入る事が出来る。
竹瓦温泉もその一つで、入浴料は普通湯が100円。
そしてなんと砂湯まであるのだが、入浴料が1,000円となっている。
【住所】 別府市元町16-23

別府は、まさに温泉天国。
市内はどこにいっても温泉があります。
高速道路を走っていても別府に入ると温泉のにおいが漂ってくるんですよ。
温泉天国で、ついでに地獄めぐりも出来る。すばらしい。


繁華街をさまよう面々。
その後、朝4時過ぎまで5件はしごしたらしい。
そして、翌日は元気に観光しているのだから君達元気良すぎ。
僕は、3軒目でホテルに帰らせていただきました。




懐かしい昭和の感じがする映画館の前でポーズを取る若者。




別府旅行 3 (明礬温泉)

2009-03-11 22:43:14 | 
小国方面から湯布院経由で別府までやってきた。
別府には様々な温泉があるが、今回は普通と違う温泉に入ろうという事で明礬温泉を選んだ。
その明礬温泉の中の別府温泉保養センターという古めかしいネーミングの立寄り湯に入浴。



別府温泉保養センターの駐車場に着くと、そこらじゅうから蒸気が立ち上がり硫黄のにおいが充満していた。





建物は古めかしく近代的では無い。
入り口の受付で、一人1,050円を支払い奥へ進む。
長い渡り廊下を渡りきるとお座敷があり休憩が出来るようになっている。
お座敷の壁には有名人の写真などが飾られており、色あせたジャッキー・チェンの写真なんかもあった。
お座敷には売店があり、そこに先ほど支払いを済ませた際もらったチケットを渡してようやく脱衣所にたどり着いた。



脱衣所からは扉も無くいきなり白濁した湯の浴槽が見えてくる。

この最初の浴槽はコロイド湯となっており結構熱めのお湯でした。
さらに奥の浴場に進むと屋内の泥湯になる。



浴槽内には手すりと柱が数本立ててあり少々異様な景観だ。
奥の壁際では、ボコッボコッと泥湯が噴出している。
浴槽に足を入れるとヌルリと足にまとわり付く感触が気持ち悪いかも。

さらに進むと大露天風呂。
テレビなんかで芸能人がよく入っている景色がここだ。
この露天風呂は泥がさらにきめ細かくヌメヌメとなる。
よく泥を顔に塗ったりしている映像を見かけるが、ここの但し書きには顔には塗るな、とあった。
結構刺激が強いらしく、肌が弱い人は入浴そのものも控えた方がいいかもしれない。





他にも蒸し湯や滝湯などもあり多彩なお湯を楽しめる。
泥湯の特有の感触が人によって評価の分かれるところだろうが、僕はこんな奇妙な温泉を経験出来た事に大変満足できました。


別府旅行 2(鍋ヶ滝編)

2009-03-10 23:17:28 | 
別府旅行の初日。
集合する前から酒を飲んでいる者もいて騒々しく楽しい道中となった。
別府までは小国、湯布院経由。
小国の道の駅で昼食を取り、少し戻る感じになるが鍋ヶ滝に行く事にした。

場所は、小国道の駅から387号を中津江方面へ3キロほど行き、以前このブログでも紹介した「鉾納社」の前を曲がりしばらく行くと駐車場がある。
駐車場からは、急な坂を200M程下りていくと見えてくる。

滝の落差は10数メートル程だが幅が広く繊細な感じのする女滝である。
驚いた事に滝の裏側にも行く事ができ、水のカーテン越しの不思議な光景も見る事が出来る。
ここは松嶋菜々子の出演したキリン「生茶」や中谷美紀の出演の伊藤園の「お~いお茶」のCMで使われている。
おーいお茶のCM動画はこちらで。
http://www.itoen.co.jp/oiocha/cm/mv19_01.html リンク切れ


当初の予定に無い訪問であったが、仲間達も感動しており寄り道して大変良かった。
ゴールデンウィークにはライトアップされるようです。
このあたりは他にも沢山の滝があるそうで、今度ゆっくり回ってみようと思う。


美しく神秘的な風景。
スローシャッターで撮りたかった。



裏見の滝。
滝の裏は洞窟のようになっている。
しぶきがかかるので逃げるように向こう側へ抜けた。


別府旅行 1

2009-03-08 23:12:26 | 


別府に1泊の温泉旅行に行ってきました。
野郎ばっかりの7人で、仲間と思われるのが辛いかなり危ない連中と行ってきました。

でも別府はいい街だね。
温泉はもちろん、街がすごく魅力的。
竹瓦温泉付近のアーケード通りや路地が昭和のいい雰囲気です。
今回入った温泉は、明礬温泉とホテル内の温泉でした。

飲んで騒いで温泉や観光まで中身の濃い旅となり、疲れたけれど楽しい旅でした。
詳しい報告は追ってボチボチ報告させていただきます。

今回訪問した場所。
鍋ヶ滝
明礬温泉
竹瓦温泉
別府の街
地獄
高崎山
九重夢大吊橋



明礬温泉の泥湯。
別府八湯といって、別府には様々な温泉があります。
その中でもここの温泉は超個性的。
仲間内でも評価が分かれたが、一度は入ってみる価値はありです。


B級スポット訪問(大仏編)

2009-02-22 23:22:43 | 
ある山中に崩壊著しい謎の石仏があると聞き、最近B級スポットの探求に目覚めた私は早速情報収集に取り掛かった。
しかし、場所の特定はおろか全く情報が取れない。
友人のつてを辿って地元民数人にも取材を試みるが、誰も存在を知るものは現れなかった。
はたして地元民すら知らない場所に巨大な大仏が存在する事なんてあり得るのだろうか。
この謎のスポットにいっそう興味をそそられると同時に、都市伝説化された噂が一人歩きをしているだけかもしれないと疑心暗鬼になるのであった。
この時点で得ていた情報は、小岱山という山の中腹にあり、そこに至るまで道なき道を進む事、そして巨大な大仏が崩壊しつつあると言う事だけである。

いづれにしても石仏に到達するまでには困難が予想されたので、私はその道のスペシャリストを集めたプロジェクトチームを結成し万全を期することにした。
メンバーは4名。紹介すると、
ホーリーは、医療のスペシャリスト。山中で怪我をしても安心だ。
フルハウスは、ボディビルダーで甘いマスクの怪力で、道を阻む物があれば排除してくれるだろう。
シバは、一見真面目そうだが、実は爆破及びスナイパーとして敵の攻撃を防いでくれるだろう。
そして、私は隊長として登山ルートを作成し、安全を確保しつつ全体を統率する任を受け持つ事となった。


それから明確な情報が得られないまま2週間が経過し焦りと落胆が我々を支配しそうになっていたその時、ホーリーの携帯が鳴った。
それは石仏のある場所に関する貴重な情報をもたらしてくれた。
位置がある程度特定できれば、無駄に動き回らなくて済むので計画に弾みがついた。
早速、翌日にプロジェクトを決行する事にした。

と、ここまで大げさに書いてみたが、実際は目標地点到達はかなりあっけないものとなった。
事前の情報では非常に難易度が高いものと思われていたが、進入地点が判明すれば登山道を辿るだけで難なく発見する事が出来た。

登山道も石仏周辺も最近手入れが入った形跡があり、宗教施設としても参拝者が多少なりともいる事を窺わせていた。

小岱山の南側を走る農道を走っていると、よほど注意していないと見落としてしまいそうな看板がある。
看板には「大釈迦坐像」とあった。
駐車できる場所は無く、田んぼのあぜ道に止めて徒歩で移動する事にした。
道中、急坂も足場が悪いところも無く、上り始めて10分ほどで到達してしまった。



入り口には不動明王が現れ、そこから目的の大仏までは涅槃像などの石仏が並ぶ中を歩いた。



ついに幻の巨大石仏に対面。


案内板によると、全長38.5Mで世界最大とある。本当だろうか。
胴体部分は、山の斜面を利用し作られたようだ。
崩落が見られ草が生え自然と一体化しつつある。



ご尊顔は綺麗で、やさしい表情をしている。


石仏の肩付近から見た風景。

少年の心を忘れない大人たちのちょっとした冒険でした。



B級スポット訪問(珍寺編)

2009-02-17 23:20:35 | 
先日のブログで書いた東京第二陸軍造兵廠荒尾製造所の近くにはこんなパラダイスもあります。

お寺のようですが、写真に見えている石像以外にも七福神など多数の巨大石像が林立しております。

訪れる人も少ないようで、屋根が崩壊しつつあったりして、この寂れ感が何とも不思議な空気を漂わせていました。

お近くのB級スポットファンや珍寺マニアの方は必見かも。




歴史遺構訪問(軍施設編)

2009-02-15 23:32:26 | 
ある場所に向かう為、友人の車の先導で後を付いていっていた時の事。
山の斜面にコンクリートの建造物があるのを見つけた。
重厚で迫力ある建造物である為、旧軍の遺構ではないかと思い後日訪問して見た。

この建造物は柵で囲われており、建物に関する説明などは一切無くただ国有地である表札のみであった。
そこで更に調べてみたら、結構すごい施設があったことが分かった。




写真の施設は、東京第二陸軍造兵廠荒尾製造所の一部で変電施設があったとの事。
この一帯は戦中、陸軍の火薬工場で種類によっては全国生産量の3割の生産を担っていた。
100万坪近くの広大な敷地を有しており、国鉄の荒尾駅より工場の中まで専用の引込み線まで敷設していた。



英字の表記が見える。戦後、米軍に接収された時に書かれている。



間近で見ると異様な迫力がある。

このあたりは、貴重な近代遺構が結構あるようなので、時間があるときに調べてみたいと思う。



サッポロビール 工場見学

2008-12-01 22:47:21 | 
サッポロビール 新九州工場

8年程前に出来た新しい工場です。通りすがりでしたが工場見学してきました。




 

エントランス

 受付をすませ16時からの最終見学です。
 まず映像でのサッポロビールの概略を見て、工場内の見学。製造工程を見る事が出来ます。
 
 そして最後にメインイベントの試飲。
 昔、キリンビールの工場見学で出来たてビールを飲んで以来、このうまさが病みつきになっている。
 なんで工場出来たてビールの味がこんなにうまいの!! って言う位、うまい。
 そして今回も頂きました。
 無料で飲ませていただけるなんて本当に有難いです。
 時間は約20分弱だったかな。時間以外の制限は無かったので、飲もうと思えば5杯位は飲めたけれど大人のたしなみとして2杯で止めときました。
 モットノミタカッタヨ。


恵比寿ビールでした。おいしかった。
本当はクラシックが飲みたかったけれど、ここでは製造してないからしょうがないね。

ところでラッキーエビスって知っていますか?
通常、ラベルの恵比寿さんは鯛を1尾抱えていますが、瓶ビールの数百本に一本の割合でもう一尾後ろにある魚篭から鯛のしっぽが覗いているらしい。


中にはレトロタウンなんかもあります。


サッポロビールキャラメル。
買ってもらえませんでした。 (´_`。)

豆知識

国別一人当たりビール消費量
1位  チェコ 156.9リットル
32位 日本 51.3リットル

都道府県別酒類消費量(成人一人当たり

ビール 1位東京 2位大阪 3位高知 4位京都 5位石川 
発泡酒 1位沖縄 2位大阪 3位高知 4位北海 道 5位青森 
清酒 1位新潟 2位秋田 3位石川 4位富山 5位島根
焼酎 1位鹿児島 2位宮崎 3位大分 4位沖縄 5位熊本

酒類トータル  1位、東京 119リットル 2位、大阪110リットル 3位、高知106リットル 4 位、新潟105リットル 5位、秋田104リットル


高塚愛宕地蔵尊

2008-11-30 17:18:10 | 
 大分県の日田地区に行ってきました。

 本当は九重夢大吊橋に行きたかったのだが、道中時間がかかってしまい手前の高塚地蔵尊とサッポロビール工場へ行きました。

高塚愛宕地蔵尊 

 高塚愛宕地蔵尊とは、大分県日田市天瀬町にあり今から約1200余年前、行基により開基されたと言われている。神仏混淆の信仰形態をそのまま残している珍しい地蔵尊で「諸願成就の御利益あり」と評判で多くの参拝客を集めている。

 祈願の仕方も独特で(北部九州ではよくあるらしいが)、祈願文を年の数だけ奉納し、成就した暁にはお礼文をこれまた年の数だけ奉納するとの事。柔道の田村選手もシドニーオリンピックの前に祈願に訪れ、見事金メダルを勝ち取り願いが叶ったことでお礼にお地蔵様を奉納している。


 駐車場から土産物店が立ち並ぶ参道を通り、線香の煙がもうもうと立ち込める境内へ。
 線香とローソクがセットで50円で売られており、殆どの参拝客が買い求めていた。

 境内にはみずかけ地蔵やお抱え地蔵など様々なお地蔵様が並んでいました。


釣鐘を突くのに行列ができている。


祈りの火


田村選手のお地蔵様



神仏混淆という事で拝殿でお参りをどのようにしたらよいのか困ってしまった。
神社形式の建物で鈴もあるけれどご本尊は地蔵菩薩かもしれないので、拍手を打ってよいのか黙って手を合わせればよいのか、通りすがりのにわか信者には分かりませんでした。



サッポロビール編は後日